信じられないくらい簡単?【リモートデスクトップ設定方法】無料のChromeリモートデスクトップを使うメリット・設定・使い方を図解入りで判りやすく解説!

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<この記事について>

外出先など、とにかく自宅以外の場所から自宅のパソコンの中にあるデータを見れたら、知りたい事が解決するのに!といった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか❗

そんな皆さまに送る、誰でも「こんなに簡単に出来てよいのぉ~」と叫びたくなる「Chromeリモートデスクトップ」の設定方法をご説明します?️

この記事は特に注釈がない限り、2022年2月26日の情報です。

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「Chromeリモートデスクトップ」のメリット

今回ご紹介するのは、Google様の「Google Chrome」を使って無料「リモートデスクトップ」をするというものです。

「Chromeリモートデスクトップ」は、リモートアクセスした自宅のパソコンのデスクトップを、外出先のパソコンやスマホに、そのまま表示できます。

そして、自宅のパソコンのデスクトップが表示されているという事は、外出先のパソコンで自宅のパソコンを自宅と同じように操作できます?

以下に「Chromeリモートデスクトップ」のメリットをご紹介します。

【1】外出先から自宅パソコンのスペックが使える

「リモートデスクトップ」の素敵な所は、リモートで操作している自宅のパソコンの性能で動かす事ができる点です!
もし、モバイルパソコンのスペックが非力な場合でも、リモートデスクトップを使うと自宅パソコンのスペックをモバイルパソコンで使う事ができます(`・ω・´)b

※快適に操作できるかは通信速度環境に依存します

【2】自宅パソコンのデータやソフトが使える

自宅パソコンのハードディスク(SSD)にもアクセスできますし、アプリケーションも使えます。
例えば、モバイル用のパソコンには、必要最低限のソフトやアプリしか入れていない時に「あ~自宅のパソコンのMicrosoft accessが使いたい」とか「画像編集ソフトAdobe フォトショップ」が使いた~い」といった場合に、chromeリモートデスクトップで自宅のパソコンにアクセスすれば「あら不思議!」、使う事ができちゃいます?

もちろん、外出先のパソコンにあるデータも自宅パソコンに移動させて作業できます?

【3】おうち内ネットワークにもアクセスできる

リモートアクセスした自宅のパソコンだけが操作対象ではなく、自宅のパソコンでアクセスできる、おうちのネットワークにもアクセス可能です?
なので、NASを設置しているのならば、NASにもアクセスできますし、意味があるかは判りませんが、自宅パソコンからインターネットにも出られます。

【4】導入が簡単!しかも無料!
ちょっと信じられないくらい簡単に、NAT越えを可能にします

一般的に、「リモートデスクトップ」を使うには、パソコンの設定だけでなく、インターネット側からのアクセスを許可するルーターの設定といった作業が必要になります。
ところが、「Chromeリモートデスクトップ」は、基本的には、ルーターといったネットワーク機器の設定変更は不要で利用する事ができます(⋈◍>◡<◍)。✧♡
実際に、今回友人宅で設定をしましたが、ルーターの設定変更等はなく「Chromeリモートデスクトップ」の設定のみで、簡単に使えるようになりました!
素晴らしい?

※ルーターやセキュリティソフトの設定にもよりますが、変更作業が必要な場合もありますので、ご留意ください。


上述の通り、「Chromeリモートデスクトップ」のメリットはいっぱいありますが、私的には【4】の無料で導入が簡単な点がイチオシです。

今回「リモートデスクトップ」を調べ始めたいきさつは、旦那さまの単身赴任が決まった友人がいて、友人はパソコンが苦手で印刷もままならないレベル。

旦那さまがいないと、パソコンが必要な作業が殆どできなくなって困るという話しから始まりました。

それで何か良い方法はないか調べた結果、導入や使い方が簡単な「Chromeリモートデスクトップ」に行き着きました。

「Google Chrome」ってブラウザでしょ?

「???」と、なっている方もいらっしゃると思いますが「Google Chrome」は、単なるブラウザではなく「機能拡張」を使う事で、今回のような「リモートデスクトップ」が使えるツールにもなります?

これなら、単身赴任先の旦那さまが、まるで奥さまの隣でパソコンを教えているかのような素敵?な環境が作れます。

ちなみに、旦那さまが自宅パソコンにリモートでログインして操作していても、奥さまも一緒にパソコン操作は可能です?

旦那さまが自宅パソコンを乗っ取っている訳ではなく、共有している状態なので、二人ともパソコンを操作できます?

ただし、マウスポインタは一個しかなくて共用なので一緒に動かすと、あっちこっちいきますので、その点はご注意下さい。

でも、これが無料とは思えない使いやすさで超GOODです?️

「リモートデスクトップ」は難しいというイメージが強いので、よほど必要に迫られないと、わざわざ試してみる方は少ないと思います。

でも、この記事でご紹介する方法なら、ネットワークの知識があまりない方でも、お手軽にチャレンジできます?

では、「Chromeリモートデスクトップ」を使う際の「準備」からご説明します。

「Chromeリモートデスクトップ」はMacやスマホでも使えます。
今回は、友人宅で行った「Windowsパソコン」での設定が対象ですが、インストールの流れや設定方法については参考にして頂けます。

Chromeリモートデスクトップを使う際の「準備」について

Chromeリモートデスクトップを使うにあたって、事前に「準備するもの」についてお伝えします。

〈準備が必要なもの〉

【1】「Google Chrome」

【2】「Googleのアカウント」

【3】「常時接続のインターネット回線に繋がった自宅のパソコン」と「外出先のパソコン」

以上、3点が準備が必要なものです。

もう、3点揃っている方でも、伝えたい情報があるので軽くで良いので目を通して、次項のインストール手順に進んで下さいませ。

【1】「Google Chrome」という、ブラウザが必要になります。

使っていない方は、自宅パソコンにも、外出先で使うパソコンにも両方ともインストールする必要があります。

無料です。以下のURLから、OSを選んでインストールできます。

Google Chrome をダウンロードしてインストールする - パソコン - Google Chrome ヘルプ
Google Chrome は無料の高速ウェブブラウザです。ダウンロードの前に、お使いのオペレーティング システムに Chrome が対応しているかどうかと、その他すべてのシステム要件が満たされている...

【2】「Googleのアカウント」が必要です。

Googleアカウントをお持ちでない方は、Chromeをインストールした後に「アカウント」を作りましょう。

「Chromeリモートデスクトップ」を使う時は、自宅のパソコンも外出先のパソコンも同じ「Googleアカウント」で「Chromeブラウザ」にログインしている必要があります。

その為、
①普段使っているアカウントが使いやすいか?
②リモートデスクトップ専用のアカウントを作った方が良いか?
を、皆さんのご利用環境にあわせて判断する事になります。

今回のように、自宅に誰かいる場合は、専用のアカウントに、都度切り替えて使う事ができます。

自宅に誰もいなければ、外出する前に専用アカウントで自宅パソコンの「Chrome」にログインしておかないと、外出先からアクセスできません。

自宅に誰もいない場合に使うのであれば、普段使っているアカウントの方がいちいちアカウントの切り替えをしなくて良いので、いざ使おうとした時に使えなかったといった失敗を少なくできると思います。

「Googleアカウント」は以下のURLから「作成」できます。作成方法も書いてあります。

ステップ1の「自分用」か「ビジネス管理用」の青いボタンのどちらかを選べば、アカウント作成に進めます。

「自分用」で問題なく使えます。

Google アカウントの作成 - Google アカウント ヘルプ
Google アカウントは、多くの Google サービスへのアクセスに使用できます。Google アカウントを使用すると、次のようなことができます。 Gmail でメールを送受信する YouTube...

「Googleアカウント」の作成は、画面の指示に従って必要項目を入力していくだけです。もちろん無料です。

【3】「常時接続のインターネット回線に繋がった自宅のパソコン」と「外出先のパソコン」あるいは「外出先のスマホやタブレット」について

「自宅パソコン」のインターネットは、常時接続である必要があります。

外出の先のパソコン・スマホ・タブレットは、常時接続である必要はありませんが、「Chromeリモートデスクトップ」をする時は、インターネットが使える状態である必要があります。

固定回線である必要はありません。

外出先パソコンやタブレットのインターネット回線は、スマホのテザリングやWi-FiとかでもOKです。

スマホも同様で、ケータイ電波を使ったインターネット接続でも、Wi-Fiを使った接続でも問題ありません。

ただし、速度がある程度ないと利用する際に支障がありますので、ご注意ください。

準備事項とは関係ありませんが、デメリットというか使いにくい所が1点だけありますので、先にお伝えしておきます。

それは、「Chromeリモートデスクトップ」は「自宅パソコン(リモートアクセスされる側)」の電源が入ってパソコンが立ち上がっている状態でないと「リモートアクセス」できないという点です。

スリープモードでも駄目です。自宅パソコンは起きていないといけません。

今回の友人のように、自宅に誰かいる状態であれば何の問題もありませんが、自宅に誰もいない状態であれば「リモートアクセス」したい時は、自宅のパソコンを立ち上げておく必要があります。

電源が入っていないパソコンを立ち上げるには「Wake On Lan」を使えばできる可能性がありますが、今回の友人のケースには必要ないので未検証です。

「Wake On Lan」については、また別の機会に取り上げたいと思いますので、ご了承ください。

それでは次項で、「Chromeリモートデスクトップ」のインストールを行います。

「Chromeリモートデスクトップ」のインストール(機能拡張)

準備ができましたら、いよいよ「Chromeリモートデスクトップ」を「Google Chromeブラウザ」にインストール(機能拡張)します。

インストールは「Google Chromeブラウザ」に「Googleアカウント」で「ログイン」している状態で進めます。

自宅パソコンでの「インストール~設定」

まずは、自宅パソコンの「Google Chromeブラウザ」に「Google Chromeリモートデスクトップ」のインストール(機能拡張)」を行います。

以下のURL(Chromeリモートデスクトップの公式サイト)で作業します。
「Googleアカウント」に「ログイン」している「Google Chromeブラウザ」でアクセスしてください。

Chrome Remote Desktop

作業内容を以下に図解でご説明します。

↓「Chromeリモートデスクトップ」のトップページが表示されている所。
「パソコンにアクセス」をクリックします。

上記のページを表示した時に、McAfee等のウィルスソフトが、「このWebサイトでは、他のユーザーがあなたのPCを制御することができます」といった注意喚起の表示がでる場合があります。

これは、このサイトが悪い訳ではなく「リモートデスクトップ」をする事はセキュリティに気を付ける必要がある事への注意喚起です。

「リモートデスクトップ」を使う上で注意が必要なセキュリティに関しては後述しますので、気にされなくて大丈夫です。

↓自宅パソコンの「chromeブラウザ」に「リモートデスクトップ」をインストールする為の設定ファイルをダウンロードします。
クリックするだけです。

↓画面が「chromeウェブストア」に遷移するので「Chromeに追加」を追加をクリックします。※無料です。

↓確認が入るのでクリックします。

↓以下のポップアップ表示がでる場合があります。
私はクリックしようと思ったのですが、このブログ用に画面コピーして作業して戻ったらポップアップが消えていてクリックできずに、次のインストール画面に進んでしまいました?
細かい設定は後から変更できるので、あまり気にしなく良いです。
ポップアップが出た場合は、指示通り「クリック」して良いです。

このポップアップは出ない場合もあります。

↓「Chromeリモートデスクトップ」の「同意してインストール」を押します。
以下のポップアップがでた場合は「実行」をクリックします。
この表示はでない場合もあります。

この表示はでない場合もあります。

↓インストールしている間は少し待ちます。インストールが完了すると以下の画面になるので、「はい」をクリックします。

↓確認メッセージがでた場合は「OK」を押します。この表示はでない場合もあります。

この表示はでない場合もあります。

↓「chromeリモートデスクトップ」を使う時に使う「パソコンの名前」を決めます。
あらかじめ「PC名」が入っていますので、そのまま使っても良いですし、分かりやすいものに変えても良いです。
「自宅PC」と「外出先PC」の区別がつけば良いです。

入力が終わったら、「次へ」ボタンを押します。

↓次に「PINの入力」です。パスワードと思って頂いて良いです。
「数字のみ」です。6桁以上を入力します。

入力が終わったら「起動」ボタンを押します。

↓「パスワードを保存しますか?」と出ますので、セキュリティの観点からは、「使用しない」を私は推奨します。

↓「オンにする」ボタンを押してリモートアクセスを許可してください。

↓「Chromeリモートデスクトップ」が起動した状態です。
まだ、「自宅パソコン1台のみ」が「オンライン」状態になっている事が表示されています。

これで「自宅パソコン」の「インストール~設定」は完了です。

外出先パソコンでの「インストール~設定」

次に外出先で使うパソコンにも「chrome リモートデスクトップ」をインストールします。

自宅パソコンと同じ「Googleアカウント」で「Google Chromeブラウザ」にログインした状態で、以下のURLにアクセスします。

Sign in - Google Accounts

↓上記の「Chromeリモートデスクトップ」のURLにアクセスすると以下のページが表示されます。
説明が多くなりすぎて、見にくくなってしまいました?
自宅パソコンと同じ事の繰り返しなので、⑤をクリックして、インストールファイルをダウンロードしてください。

自宅パソコンと同じなので、画像は割愛しますが、流れだけ書きます。
外出先パソコンは「Windows11」で、自宅パソコンよりもポップアップが少なく、スムーズにインストールできました。

1.上記の「ダウンロードボタン」を押す。
2.「Chromeウェブストア」に画面遷移するので、「Chromeに追加」ボタンを押す。
3.「Chromeリモートデスクトップを追加しますか?」と出るので、「機能拡張を追加」ボタンをクリック。
4.「インストールの準備完了」に画面が変わるので、「同意してインスートル」ボタンを押す。
5.ポップアップで、「ダウンロードしたファイルを開く」と出るので、「はい」を押す。
6.外出先パソコンの「名前を入力」する。
7.「PINの入力」。
8.ポップアップで、「パスワードを保存しますか?」と出るので「使用しない」を選択(推奨)。

設定が完了すると、以下のように「リモートのデバイス(自宅パソコン)」と「このデバイス(外出先パソコン)」の2つが表示されます。

これで、「Chromeリモートデスクトップ」のインストールと設定は完了です!

お疲れ様でした?

「Chromeリモートデスクトップ」で自宅のパソコンにアクセス

それでは、早速「外出先パソコン」から「自宅パソコン」に「リモートアクセス」してみましょう!

↓下図の「リモートのデバイス」の赤枠部分をクリックします。

↓すると、「自宅パソコン」のリモートアクセスが始まり、「PIN」の入力画面になります。

「PIN(パスワード)」を入力して青丸「→」をクリックします。

※このデバイスにPINを保存しますのチェックはしない事を推奨します。

↓「Chromeリモートデスクトップ」がうまく接続され、「外出先パソコン」に「自宅パソコン」のデスクトップ画面が表示されました。

自宅パソコンの方が画面解像度が低いので、デスクトップの表示範囲が狭くなっています。

↓「Chromeブラウザ」内での「リモートデスクトップ」なので、ブラウザの大きさを変えれば、奥さまの様子を見ながら、別のEXCEL作業とかもできちゃいます?

↓「リモートデスクトップ」を終わらせたい時の切り方です。
「Chromeブラウザ」内の一番右に小さい矢印のようなものがありますので、これをクリックします。

↓すると、メニュー画面が開きます。
一番上にある「切断」ボタンをクリックすると、「リモートデスクトップ」を終了する事ができます。

↓「全画面表示」にチェックを入れると、ブラウザのアドレスバー等がなくなって、広い画面で「リモートデスクトップ」を使う事ができます。

↓ファイルを「自宅パソコン」から「外出先パソコン」に持ち出したり、「外出先パソコン」から「自宅パソコン」に転送するには、「ファイルのアップロード」「ファイルのダウンロード」をクリックします。

↓「ファイルのダウンロード(アップロード)」をクリックすると、以下のように「ファイルを選択」できるようになりますので、好きなファイルを選んで開くだけで転送されます。
とても使い易いです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

「ファイルのアップロード」も同じ要領なので、簡単です。

転送されたファイルは、「Chromeブラウザ」の下の部分に表示されますので、そこからファイルを取り出せます。

「Chromeリモートデスクトップ」をお気に入りに登録する

うまく、「Chromeリモートデスクトップ」が使えたら、最後に以下のURLを「Chromeブラウザ」に「お気に入り登録」をしておきましょう。

そうする事でいつでも好きな時に呼び出して、リモートアクセスが可能になります。

Sign in - Google Accounts

あとは、実際に色々さわって動かしてみると、とても簡単で使い勝手が良い事を実感して頂けると思います。

この記事は、私が友人のお宅で実際に「Chromeリモートデスクトップ」を設定して、その内容をレポートする為に自宅のPCで再現して作成しています。

記事の内容には十分注意して作成していますが、インストール手順等はまったく同じ画面が再現されない場合があります。

うまく接続できない場合や、不具合が起こった場合でも当ブログとしては一切責任は持てませんので、必ず自己責任でお試し下さいますようお願いいたします。

特に、以下に記載するセキュリティリスクは「リモートデスクトップ」を使うにあたって必ず気をつける必要がある事を認識したうえで運用しましょう?

注意点:リモートデスクトップを使う際のセキュリティについて

さて、この項では「Chromeリモートデスクトップ」のセキュリティ面について書いていきたいと思います。

「Chromeリモートデスクトップ」のセキュリティについて

「Chromeリモートデスクトップ」自体のセキュリティについては、以下の「公式サイト」で、しっかり「安全」が謳われています。

Chrome Remote Desktop

ですが、この項で一番お伝えしたいのは、リモートアクセスを使ううえで注意すべきは、「Chromeリモートデスクトップ」自体のセキュリティではなく、私たち自身の運用面でのセキュリティという事です。

以降で、ご説明していきます。

「Chromeリモートデスクトップ」は「パソコン名(ID)」「PIN(パスワード)」の2つで認証していますので、この2つを盗み見られるだけで、リモートアクセスされ放題になります。

そして前述の通り、リモートアクセスされると「自宅パソコン」だけでなく、「家中のネットワーク全て」にアクセス可能となりますので大変危険です。

自身の情報がとられるのも困りますが、「自宅パソコン」が踏み台にされてセキュリティ事件に悪用される可能性もゼロではありません。

<注意したい使い方>

ネットワークセキュリティは目に見えず発見が遅れて被害が大きくなりがちです。

「パソコン名(ID)」と「PIN(パスワード)」は、特にカフェなど不特定多数のいる場所では見えないように十分注意しましょう!

「パソコン名(ID)」と「PIN(パスワード)」を忘れないように、パソコンに貼って見えるようにしておくといった行為は間違ってもしてはいけません。

また、外出先から「自宅パソコン」へ「Chromeリモートデスクトップ」を行っている時に、「自宅パソコン」の画面は表示されています。

もしリモートアクセス先が自宅ではなく、不特定多数のいる「会社パソコン」だった場合、モニターを見られると操作している画面がそのまま見られてしまいます。

各種システムに入る場合の「パスワード」等をメモしているファイルを開いている時に、モニターを見られるとパスワードが丸見えになっています。

悪意のある第三者に見られた場合は、悪用される可能性があります!

このような運用上のセキュリティの方が危険でありセキュリティリスクが高い事を十分理解して、利用する必要があります。

あと、確率論では低いかもしれませんが、公衆無線LANはセキュリティが甘いので、「パソコン名(ID)」と「PIN(パスワード)」を盗聴される可能性があります。
できれば、公衆無線LANでは使用しない方が安全です。

これは念のためですが、会社のパソコンに無断で「Chromeリモートデスクトップ」をインストールするのはやめましょう。
会社は、独自のセキュリティポリシーがあるかもしれませんので、必ずネットワーク管理者等に確認のうえ進めるようにしましょう!

<Chromeリモートデスクトップのセキュリティについて>

「WebRTC」など最新のオープンウェブテクノロジーを使用したセキュリティ対策で万全

引用:Chromeリモートデスクトップ https://remotedesktop.google.com/home

「WebRTC」とは「Web Real-Time Communication」の略称で、ブラウザやモバイルアプリでリアルタイム通信を実現しようとしているプロジェクトです。

もちろん、Googleも参加しています。

この「WebRTC」の特徴は、様々なサーバー等を組み合わせて利用します。
その中のひとつに「シグナリングサーバー」というものがあり、これはリモート先の判別やその他通信に必要な情報を収集しています。

この「シグナリングサーバー」以外にも「STUNサーバー」「TURNサーバー」等があり、「NAT(Network Address Translation)=IPアドレスの変換」によって変換されたIPアドレスをセキュアに関連づけながら「NAT超え」が必要かの判断やルーターの制限を回避します。

この仕組みがある為にルーター側での、外部パケットを通す設定が不要となり、導入がしやすくなっています。
※パケットフィルタリングやファイヤーウォール等の設定によっては、通信ができない場合はあります。

「Chromeリモートデスクトップ」自体のセキュリティは、今のところは安心して使ってよい認識です。

今後セキュリティ上の問題が発見されれば、対策が行われると思いますので、その時は、その情報に従って対処していきましょう。

接続がうまくいかない時は?

友人宅は、二重ルーター(二重NAT)状態でしたが、問題なく「Chromeリモートデスクトップ」が使えました。

ルーターにIPフィルタリングなどの設定をしていると、特定のプロトコルやポートを通す指定をしないとうまく接続できないケースがあるようです。

また、ファイヤーウォールやセキュリティソフトも、接続がうまくいかない原因になる場合があります。

友人宅では、ルーター等の設定をさわる事なく接続できてしまったので、今回はトラブル事象については申し訳ありませんが、ノータッチです。

もし、うまく接続できない時は、まずは落ち着きましょう。

トラブルシューティングの基本は落ち着く事です。
そして一つ一つ原因となりそうな所を切り分けて探して特定します。

例えば、
①「Google Chromeブラウザ」は最新バージョンを使っていますか?
もともと使っている古いバージョンのブラウザをそのまま使っていませんか?

②「Chromeリモートデスクトップ」のインストールや設定事項に間違いはありませんか?

「Chromeリモートデスクトップ」に自分のパソコン情報が表示されていますが、その右側にゴミ箱マークがあります。
一度、設定を消して再度設定をし直す事で、うまく接続できるかもしれません。

また、「Google Chromeブラウザ」を以前から使っている方は、一度削除してキレイな状態に再インストールする事で改善する場合もあります。

上記2点を見直しても接続できない場合は、「ルーター」か「ファイヤーウォール」か「セキュリティソフト」の設定の見直しが必要といった具合に進めていきます。

うまく接続できない時は、トラブル対処について書かれている記事も多くあります。
「chrome リモートデスクトップ 接続できない」といったワードで検索して出てきた記事を参考にしてみてください。

まとめ

今回は、「Chromeリモートデスクトップ」の導入について書いてみました。

大きく分けると、以下3点についてご説明しました。

◆「Chromeリモートデスクトップ」のメリット(できる事)

◆「Chromeリモートデスクトップ」のインストール方法と使い方

◆「Chromeリモートデスクトップ」のセキュリティの注意点

今回の友人のように、奥さまがパソコンが苦手で遠隔で旦那さまがパソコンのサポートをする分には、「Chromeリモートデスクトップ」は最適なツールです。

誰も自宅にいない場合に「Chromeリモートデスクトップ」を使うには、自宅パソコンを常時立ち上げておくか、使う時だけ立ち上げておかなければならない点だけは、使いにくい点でしょうか。

電源の落ちているパソコンを立ち上げるには「Wake On Lan」がありますが、「NAT超え」の問題や「有線LANケーブルを繋いでおく必要がある」点など、導入が簡単とは言えない部分が多いので、もし時間が取れれば記事にしたいと思います。

この記事は以上です。

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