公式サイトの「LINE ID(アカウント)引継ぎ」は、古い記載が混ざっていたり、リンクが多すぎて分かりにくいのが難点です。
そこで、この記事では順番通りに読み進めるだけで「事前準備」から「ID(アカウント)引継ぎ」「トーク履歴引継ぎ」まで一気通貫でできるように記載しています。
最近はキャリアショップで各種データの移し替えをすると料金がかかるようになりました(-_-;)
アプリの設定までお願いすると、すぐ5,000円くらいかかってしまいますので、LINEのID引継ぎを自分で簡単に出来るように、図解入りで注意点も含めてご説明します♥️
新旧スマホが手元にある場合で、電話番号の変更なし、AndroidからAndroidへのID引継ぎを説明しています。
この記事は2023年1月16日に作成し更新して掲載している情報です。
金額表記は、特に注釈がない場合「税込」です。
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LINE ID(アカウント)引継ぎの流れ
LINEのID引継ぎの注意点は、先に「元のスマホ」での「引継ぎ処理」が必要となる点です。
引継ぎの流れは以下のようになります。
QRコードで引継ぎを行う前の準備
Android OSとLINEのバージョン確認やLINEアカウントの登録情報確認などを行います。
新しいスマホに回線切り替え前
新しいスマホに回線を切り替える前に「元のスマホ」で「LINE ID」引継ぎ処理を行います。
「LINE ID」の引継ぎは36時間有効です。
新しいスマホに回線切り替え後
「新しいスマホ」にLINEアプリをダウンロードし、最初の立ち上げ時に「かんたん引継ぎQRコード」を選択して、引継ぎを行います。
「元のスマホ」のケータイ回線は使えない状態になっていますので、「元のスマホ」をWi-Fi等に接続しインターネットを使える状態にする必要があります。
「元のスマホ」にQRコードを表示させて「新しいスマホ」で読み取るとかんたんに引継ぎ出来ます。
Wi-Fiがない場合は、友人宅やフリーWi-Fiが使える場所に移動するか、家族のスマホにテザリングするという手もあります。
元のスマホがインターネットに接続できる環境(Wi-Fiなど)を準備しておきましょう!
元のスマホがない場合
元のスマホが壊れて使えない、紛失などで手元に「元のスマホ」がない状態の場合は、LINEのアカウント設定状態によって、出来る場合と出来ない場合があります。
これは、説明が長くなるので、別記事でご案内する予定です。
それでは、「元のスマホ」がある状態での「LINE ID」を引継ぐため準備作業に進みます。
Android OSのバージョン確認
最初にAndroid OSのバージョンを確認します。
QRコードでのカンタン引継ぎは、Android OSが、7以上である必要があります。できる限り最新バージョンを使う事をオススメします。
現在のバージョンの確認方法
[待ち受け画面]>[設定(歯車マーク)]>[端末情報]>[ソフトウェア情報]>[Android情報]
※Androidは、機種やOSのバージョンによって表示内容や項目名が異なります。「設定(歯車マーク)」を開いた後に該当の項目がない場合は、似ている項目名を開いてAndroidOSバージョンの記載を探して下さい。
見つからない時は、Googleアシスタントを起動して、「Androidバージョンを教えて?」とスマホに話しかけるのが最もカンタンな解決方法です。Googleアシスタントは、通常は待ち受け画面にある「Google検索窓」の「マイクのマーク」を押すと起動出来ます。Googleアシスタントは、質問の答えをスマホの画面に表示してくれます。
Android OSのバージョンが、7未満の場合、「ソフトウェアの更新」通知がある場合は更新を行います。OSのバージョンアップは、時間がかかりますので時間の余裕がある時に行いましょう。
古いスマホの場合、Android OS バージョン 7に対応していない(バージョンアップ出来ない)場合があります。
この場合は、「かんたん引継ぎQRコード」は使えませんので、従来の「電話番号」などを使った引継ぎ処理になります。
この記事は、「QRコードでの引継ぎ」に特化していますので、「電話番号」などでの引継ぎ方法は別記事でご案内する予定です。
LINEのバージョン確認
Android OSが、7以上の場合は、LINEのバージョンを確認します。これは、「かんたん引継ぎQRコード」が使えるバージョンかを確認する為です。
現在のバージョンの確認方法
アクセス方法 [ホームタブ]>[設定(歯車マーク)]>
[LINEについて(通常一番下にあります)]を開くと「現在のバージョン」を確認出来ます。
- 画像内のバージョンは掲載時点での最新バージョンです
QRコードでのカンタン引継ぎは、LINEバージョン12.10.0以上である必要があります。
12.10.0以上の場合は、次項の「LINEアカウント(登録情報)確認」に進んで下さい。
12.10.0未満の場合は、最新のバージョンにアップデートします。
アップデートは、「Playストア」から行います。
「Playストア」アプリを開いて「LINEアプリ」を表示すると「アップデート」のボタンが出ますので、タップしてアップデートを行います。
アップデートが終わるとボタンが、「アップデート」から「開く」に変わりますので、タップすると最新バージョンになったLINEが立ち上がります。
LINEアカウント(登録情報)確認
「元のスマホ」で「LINEアカウント」の情報が正しく登録されているか確認する作業です。
これは、「LINE ID引継ぎ」の大事なポイントなので、必ず確認しましょう。
「LINEアカウント」とは具体的には、「メールアドレス」「パスワード」「電話番号」の3つの情報になります。
上記3つの「アカウント情報」の設定をしておくと、仮にスマホを紛失してしまった時やかんたんQRコード引継ぎが出来ない時などでも、新しいスマホに「LINE ID」を引き継ぐことができるケースが増えますので、万一の時にとても助かります。
(注)上記のアカウント設定を正しく設定しても、元のスマホが手元にない時は、トーク履歴や写真・動画はバックアップをとっていなければ、復元できません。
トーク履歴は、スマホ本体に保存されている為です。
後述しますが、バックアップはAndroidの場合、「Googleドライブ」でカンタンに出来ます。
「Googleドライブ」は、Gmailを持っている方は、誰でも無料で使えるようになっているインターネット上のストレージサービスです。
LINEの引継ぎ画面通りに進めれば、使えます。
LINEアカウント確認方法
「元のスマホ」でLINEを立ち上げます。
【アカウントが確認できる場所】 [ホーム]タブ > 歯車マーク[設定] > [アカウント]
(注)歯車マークは、右上の場合もあります。
もし、3つの「アカウント情報」で、設定していない項目があったら全部設定しましょう!
変更も可能です。新しい情報にしたい場合は、上書きしましょう!
LINE トーク履歴のバックアップ
アカウントの確認ができたら「トーク履歴のバックアップ」をします。
(注)トーク内の画像やスタンプはバックアップや復元ができません。必要な画像はアルバムやKeepへの保存が必要となりますので、ご注意下さい。
トーク履歴の引継ぎが必要ない場合は、読み飛ばしてもらって大丈夫です!
次項の「元のスマホで行うLINE ID引継ぎ処理」まで進みましょう!
トーク履歴のバックアップの種類
Androidは、Googleドライブを使ってトーク内容のバックアップができます。
バックアップの設定には、自分でバックアップを行う「手動設定」と、設定した頻度で自動的にバックアップを行う「自動設定」の2つの方法があります。
万一のスマホの故障・紛失に備える場合は「自動バックアップ」がおすすめです。
LINEトーク履歴のバックアップ設定方法
① [ホーム]>[]>[トークのバックアップ]をタップします。
② 初めてトークのバックアップを取る場合は、画面下の[今すぐバックアップ]をタップします。
③ 「バックアップ用のPINコード」の設定
初めてバックアップする場合は、次の画面で「バックアップ用のPINコード」を設定する画面になりますので、「6桁の数字」を決めて入力します。
「バックアップ用のPINコード」は、トーク履歴を復元する時に使いますので、忘れないようにしましょう!
「PINコード」の入力が終わると、バックアップが行われます。
※LINEバージョン12.13.0以上の場合、スマホが故障・紛失してしまった場合でも、スムーズにトーク履歴が復元できる「バックアップ用のPINコード」が登録できるようになっています。
バックアップが終わったら、完了です。
自動バックアップを行う場合は、以下に進みます。
自動バックアップの設定をしない場合は、次項の「元のスマホで行うLINE ID引継ぎ処理」まで進みましょう!
④ 自動バックアップの設定
自動バックアップを設定するには、[]>[トーク履歴のバックアップ]内にある[バックアップ頻度]をタップして、自動でバックアップする頻度を選択すれば設定完了です。
↓お好みのバックアップ頻度を選択します。
これで、「トーク履歴のバックアップ」は完了です。
元のスマホで行うLINE ID引継ぎ処理
「アカウント情報確認」と「トーク履歴のバックアップ」が終わったので、事前準備は完了です。
この項目では「元のスマホ」で「LINE IDの引継ぎ処理」を行います。
「元のスマホ」で、LINEを立ち上げ「ホーム」→「設定(歯車マーク)」→「アカウント引継ぎ」の順に開きます。
開いた画面で「アカウントを引き継ぐ」を「ON」にします。
この設定を行ってから、36時間以内に新しいスマホでの引継ぎ設定をする必要があります。
もし36時間を超えてしまったら、もう一度「元のスマホ」で設定をONにすれば、問題ありません。
新しいスマホでのLINE ID設定
機種変更の場合は、「元のスマホ」から「新しいスマホ」にSIMを入れ替えて「新しいスマホ」を立ち上げると各種初期設定が始まりますので、端末の画面の指示に従って初期設定を完了させましょう。
初期設定が終わり、「新しいスマホ」が使える状態になったら、「LINEアプリ」を「PLAYストア」からダウンロードしましょう。
ダウンロードが完了したら「LINE ID」の引継ぎを行います。
「LINE ID」の引継ぎは、QRコードを利用して行うのが、最も簡単です。
QRコードの場合は、前述のバックアップ用「PINコード」を設定していれば、異なるOS間でも、トーク履歴をバックアップしていなくても、直近14日間のトーク履歴を復元できます。
直近14日間以上のトーク履歴も必要な場合は、同じOS間であれば、「トーク履歴のバックアップ」をすれば、全てのトーク履歴を復元する事ができます。
QRコードを使ったLINE ID引継ぎ
1.新しい端末でLINEを起動し、[ログイン]をタップ
2.[QRコードでログイン]を選択します。
[画面下のQRコードをスキャン]をタップします。
3.「元のスマホ」でQRコードを表示
元のスマホでLINEを起動し、[ホーム]>[設定(歯車アイコン)]>[かんたん引き継ぎQRコード]を選択します。
QRコードを表示します。
※この時点でトーク履歴のバックアップを行っていない場合で、直近14日間以上のトーク履歴を引き継ぐ時は、ここで必ずバックアップを行ってください。
バックアップをせずに、次に進むと直近14日間以上のトーク履歴は引き継ぐ事ができなくなります。
4.「新しいスマホ」でQRコードをスキャンする
利用していた端末で表示させた「かんたん引き継ぎQRコード」を新しい端末でスキャンします。
5.「元のスマホ」で本人認証を行う
QRコードをスキャンしたあと、利用していた端末では「新しい端末でこのQRコードをスキャンしましたか?」と表示されるので、[次へ]をタップしてください。
次の画面で、元のスマホのロックを解除することで、所有者であることが確認され引継ぎができます。
LINE「トーク履歴」の復元
「新しいスマホ」に戻り、「トーク履歴の復元」を行います。
異なるOS間(iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneなど)の引き継ぎの場合と、直近14日間以上のトーク履歴が必要ない場合は、[スキップ]をタップすると、直近14日間のトーク履歴が復元されます。
これで、「LINE ID」「トーク履歴」の引継ぎは完了です。
お疲れ様でした!
「かんたん引き継ぎQRコード」でのアカウント引き継ぎができない方は、従来の電話番号、Apple ID、Facebook IDによる認証を行い、引き継ぎをしてください。
<参考>引継ぎできないもの
同じOS間でも引継ぎできないもの
・通知音の設定
・トークルームごとの通知設定(通知ON・OFF)
異なるOS間で引き継げないもの
・通知音の設定
・購入済みのLINEコイン残高
・LINE Outのチャージ済みコールクレジット
・トークルームごとの通知設定(通知ON/OFF)
・15日以上前のトーク履歴
LINE ID(アカウント)引継ぎのまとめ
iPhoneからiPhoneへの「LINE ID(アカウント)」引継ぎの手順を一気通貫で、ご説明しました。
このページの順番通りに手続きすれば、引継ぎが簡単に終わるようなページ構成にしました。
iPhoneも多少画面構成は違うものの、「Googleドライブ」のところが「iCloud」に変わるだけなので、参考にしていただけます。
いずれにしても、キャリアショップでのデータやアプリの移し替えが有料サービスになってしまい、1,000円~5,000円程度の料金がかかります。
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【おまけ】通信コスト削減のススメ
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この記事は以上です。
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