この記事を読むと、ソフトバンクユーザーが格安SIMに「乗り換える前」に「注意すべき周波数」の事が判ります。
前提として、今使っているスマホはそのままに、「SIMのみ契約」して乗り換える場合を想定しています。
「格安SIMのスマホ端末セット購入」で乗り換える場合は余程の事がない限り大丈夫なので、読む必要はありませんが、知識としては持っていた方が良いかもしれせん。
androidスマホを使っている方は、対象になる可能性が高いので、是非ご一読ください(対象にならない場合もあります)。
「iPhone(主に6s以降)」を使っているユーザーは対象外です。問題がないので読む必要がないという意味です。
SIMフリー端末は、大丈夫な場合が多いですが、絶対ではないので読んだ方が良いです。
この記事は、2022年11月6日時点の情報です。
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結論:ケータイ電波の周波数とスマホの周波数の不一致が起こるから
結論からお伝えしますと、ソフトバンクで購入したandroidスマホは、ソフトバンクが使っているケータイ電波(周波数・バンド)には対応していますが、他キャリア(ドコモ、au、楽天モバイル)が使っているケータイの電波(周波数・バンド)には、対応していない場合が多いです(対応している場合もあります)。
その為、「ドコモやauの回線を使っている格安SIM」や「楽天モバイル」に乗り換える場合に、androidスマホの周波数が対応していないと「速度が出ない」や「電波が入りにくい」といった支障が発生しやすくなります。
「ソフトバンク」→「格安SIM(スマホ)」に乗り換える際に、「ソフトバンク回線」を使っている「格安SIM(スマホ)」に乗り換える場合は周波数があっているので、支障は起こりません。
「大手キャリアが使っている電波(周波数・バンド)」と「自分のスマホの対応周波数」が何かを知っている方は少ないと思います。
なので、安くなるからという理由だけで「動作確認済み端末」をよく確認せずに、格安SIMに乗り換えると周波数が合っていない場合に、データ通信が「激オソ」で使いものにならないという事が起こります。
TwitterなどのSINSで「0.1Mbpsも速度が出ない」「〇〇会社は使わない方がよい!」といった投稿が散見されますが、「〇〇会社が悪いのではなく、androidスマホの周波数が合っていない事が原因」の場合もあるかもしれません。
あるいは、本当に「〇〇会社」が遅い場合もあるとは思います。
また、ケータイ電波が届きにくい場所で使っているのであれば、「格安SIM」であろうが「大手キャリア」であろうがデータ通信速度は「激オソ」になります。
いずれにしても、「大手キャリアの使っている周波数」と「androidスマホの周波数」が合っていないと、通信に支障がでやすくなりますので、通信会社を乗り換える際に「端末を購入したキャリアと違う回線」を使っている会社に乗り換える場合は「必ず動作確認済み端末を確認する」必要があります。
上記から、対象者を正確に表現すると、ソフトバンクユーザーではなく、「ソフトバンクあるいはワイモバイルで購入したandroidスマホを使っている方」が正しい表現になります。
本記事では「ソフトバンクユーザー」と表現しますので、頭の中で読み替えていただけると助かります。
現在、ソフトバンク(ワイモバイル)ユーザーであったとしても、使っているandroidスマホが「ドコモやauで購入」したものであれば、ドコモやauの回線を使っている格安SIMに乗り換えた方が周波数の問題はクリアしやすくなります。
本記事で、なぜ「ソフトバンクユーザー」向けに書いているかというと、「ソフトバンク回線」を使っている格安SIMの会社が非常に少ない為です。
その為、ソフトバンクユーザーは周波数の事を知らずに格安SIMに乗り換えを行うと、通信に支障がでる確率が高くなります。
では他社はどうかというと、ドコモ回線を使っている格安SIMが一番多いので、ドコモユーザーは周波数の事を知らなくても格安SIMに乗り換えて通信に支障がでる確率は少ないと考えられます。
もちろん、ドコモユーザーがau回線を使っている格安SIMに乗り換えれば、同様の問題は起こります。
そういう意味では、ドコモとauユーザーに向けた記事も書いた方が良いかもしれません。
(時間があったら書きます)
では、ソフトバンクユーザーが格安SIMに乗り換える場合に、気をつけたい点と対処法についてご案内します。
ソフトバンクユーザーが「格安SIM」に乗り換える場合に注意する事
料金プランやネットの口コミなどを見て、使いたい格安SIMを検討中だったとします。
料金プランも大事ですが、「動作確認済み端末」のページも必ず一緒に見るようにしましょう。
時間をかけて料金プランやお得なキャンペーンをチェックしても、最終的にスマホが対応していなければ使えませんので、無駄な時間を費やす事になってしまうからです。
もし、動作確認済み端末に自分のandroidスマホがなかったり、×がある場合は、その格安SIMに乗り換えるのは基本的にやめた方が良いです。
この場合、選択肢は2つしかありません。
【1】自分のandroidスマホが「動作確認済み端末」に掲載のある格安SIM事業者を選ぶ。
【2】使いたい格安SIM事業者の「動作確認済み端末」に掲載のあるandroidスマホを購入する。
この場合は、格安SIM事業者がandroidスマホも販売していれば、SIMとセット購入するのが一番安心です。
自社サービスが使えるandroidスマホが販売されているからです。
セット販売でも注意点はあります。
マルチキャリア対応(例:ドコモとauの回線を選べる等)の格安SIMの場合、販売されているandroidスマホも必ずマルチキャリア対応になっているとは言えない事です。
自分で調べるのは面倒なので、念のため格安SIM事業者に問い合わせるのが一番ラクです。
とはいえ、スマホを買い替えるのは多少の出費になります。
もし、ランコスを下げようとして格安SIMを検討しているのであれば本末転倒です。
そういう意味では「ソフトバンク回線」を使っている格安SIMを選ぶ事で、スマホの周波数に関する注意点は考えなくて良くなります。
安心なのは、トリプルキャリア対応の格安SIM
上記の問題を全部解決できるのは、マルチキャリア対応で且つスマホ端末の販売もしている格安SIMです。
例えば、私のおススメは「NUROモバイル」になります。
NUROモバイルは、マルチキャリア対応の格安SIMの中でも珍しい「トリプルキャリア」対応です。
トリプルキャリア対応とは「ドコモ、au、ソフトバンク」の3社の回線に対応しているという意味です。
NUROモバイルは、端末販売もしており「動作確認済み端末」のページでどのキャリア回線で使えるかを「ドコモ、au、ソフトバンク別」に掲載してくれていて、とても分かりやすいです。
1例として現在販売されている「OPPO Reno 7(SIMフリー版)」は、ドコモ・au・ソフトバンク3社の動作が確認されています。
以下は、実際のNURO公式サイトの画像です。
その一つ前の機種「OPPO Reno 5(SIMフリー版)」を見てみると、同様に3社の動作確認がされていますが、「ソフトバンクのみテザリングが使えない」と記載されています。
もう一つ、SonyのXperia1が周波数対応の面で判り易い事例としてあります。
Xperia1は3キャリアとも販売していた機種です。
「メーカーも機種も同じ」なのに、販売されたキャリアの回線でしか使えないという結果になっています。
この場合の注意点は、同じメーカー・機種であっても販売されたキャリアで、使える回線(周波数)が違うという事です。
「Xperia1が動作確認済み端末に掲載されていた」=「OKではありません」
必ず、メーカーと機種名だけではなく、販売元(ドコモ、au(UQモバイル)、ソフトバンク(ワイモバイル)、SIMフリー)の製品名まで確認するようにしましょう。
androidスマホは、キャリア仕様になっている事が多く、自社ネットワークに最適化して販売しています。
この為、周波数対応も自社に必要なものだけに絞っている事が多く、他社の周波数には対応していない場合、Xperia1のように同じ機種でも他社では使えないという状況が起こります。
この面倒くさい問題を、一度に解決できるのが「NUROモバイル」のマルチキャリア対応です。
どのキャリアで購入したandroidスマホであっても、周波数的には対応可能です。
注意するのは、Xperia1の「au版」の場合のように「データ通信△」となっているような場合もあり、周波数が対応していても、格安SIMに乗り換えると使えない場合があるという点です。
動作確認のOSバージョンが「android10.0」なので、バージョンアップすれば解決する場合もありますが、これは自分で試してみるしかありません。
×であれば諦めないといけませんが、△は不具合の状態が自分にとって差し支えがあるのかどうかは使ってみないと分かりません。
以前は、契約期間の縛りがあり、不満があっても高い違約金や契約解除料が発生する為、乗り換えは簡単ではありませんでした。
現在は、契約期間の縛りが無くなっていて、違約金も契約解除料もMNP転出手数料でさえ不要となっている会社が殆どです。
問題があれば即日解約が可能なので、ランコスメリットを考えると、試してみる価値はあると思います。
以下は、NUROモバイルを使うとどれ位安くなるのか?料金差額(ランコスメリット)の一例です。
もしソフトバンクの「メリハリ無制限」を使っていて、実際のデータ通信量が月間10GBの場合であれば、NUROモバイルの「バリュープラスVLプラン」に変えると▲3,448円/月安くなります。
■ソフトバンク「メリハリ無制限」
4,928円/月/データ量:無制限
■NUROモバイル「バリュープラスVLプラン」
1,480円/月/データ量:10GB
■月額差異
▲3,448円
※ソフトバンクは、最大割引後の税込み料金
「みんな家族割3回線以上」「おうち光セット」
※NUROモバイルは元から安いので割引なしの通常料金
※月額料金プランのみの比較。オプション料金等は含みません。
※解約は無料でできる会社が殆どですが、契約しなおす会社で、登録事務手数料3,300円がかかる場合が多いので、再乗り換えする際は費用がかかる可能性がある事をご認識ください。
ただし、上の例のように▲3,448円安くなるような場合であれば、1ヵ月ガマンできれば元は取れます。
いずれにしても、解約がいつでも出来る事は利用者にとってはメリットです。契約期間を気にすることなく通信サービスを試す事ができます。問題なければ、そのまま使ってお得になります。
ちなみに以下の記事は、私がNUROモバイルに乗り換える前に、事前に新規(MNPでない)で契約して、通信品質を試した記事です。このような記事を書いているのは、実際に試して使って自信をもっておススメできるサービスであると判断したからです。
自分が使っているandroidスマホが「動作確認済み端末」にない場合
自分が使っているandroidスマホが「動作確認済み端末」に掲載されていない場合があります。
これは、格安SIM事業者が全てのandroidスマホの確認をしきれていない為です。
前述したように、1機種でも販売キャリア別に確認が必要ですしOSバージョンの違いまで含めると、とても対応できる数ではない事は想像に難くないです。
では、動作確認済み端末にないandroidスマホは使えないのかというと、絶対そうとも言い切れません。
一番大事なのは、周波数が対応しているか?なので、まずは周波数を確認しましょう。
周波数が確認できた後に使って試すのは自己責任になりますので、ご注意ください。
そもそも「動作確認済み端末」にある場合でも、皆さんのスマホの動作を保証するものではないと、ほぼ全ての格安SIM事業者の公式サイトに書いてあります。
実際に試してみて、問題があれば「元に戻す」あるいは「違う通信事業者に乗り換える」のは、契約期間の縛りがないので自由です(前述してきた通りです)。
ただし、最低限スマホの対応周波数は調べておかないと、何が原因で悪いのかが判らなくなりますので確認する事をおススメします。
ただし、周波数の説明は長くなるので、興味のある方は以下の記事をご覧ください。
まとめ
記事本文で書いてきたように「動作確認済み端末」の情報を、事前に確認する事はとても大事です。
よく調べないで乗り換えをして後悔する事にならないように注意しましょう!
この記事で、一番お伝えしたい内容です!
特に、スマホは日常生活になくてはならないものになっていますので、利用に支障がでると本当に困ります。
今まではケータイショップに行って、スマホと通信回線はセットで契約するのが一般的だったので、スマホの周波数に関する問題は殆ど起こりませんでした。
もしスマホをケータイショップで購入せずに、自分の持っているスマホを持ち込みで「SIMのみの乗り換え」をしようとした場合でも、お店のスタッフの方が注意点を説明してくれていました。
問題は、最近はオンライン手続きが簡単にできるようになったので、注意点を知らないまま契約してしまって、通信速度がでないストレスを抱えながら、なぜ速度が遅いか理由は判らないし、「安いから仕方ない」とガマンして使っている人が増えているという事です。
これから、格安SIMに乗り換えようとしている皆様の注意事項として、お役に立つと嬉しいです。
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この記事は以上です。