この記事は、私が実際にmineoのeSIMで「デュアルSIM運用」する際に、メイン回線は大手キャリア(au)の契約を残したまま、サブ回線にmineoを入れる使い方で比較検討した結果のレポートになります。
mineoのeSIMをデュアルSIM運用する際の使い方や、どのプランやオプションを使うとお得になるのか、皆さんの使い方にあった「メリット」や「注意点」を具体例を使って分かりやすく説明します。
私が、mineoを使う理由は最初は「料金の安さ」でしたが、それ以外にも「eSIM」が使えて「マルチキャリア」に対応しているため「デュアルSIM」に最適だった為です。
「マルチキャリア」で使えるという事は、スマホが対応している「周波数」に合わせて「キャリア回線」を選択できますので、大変重宝します。
知らない方も多いと思いますが、スマホは対応している「周波数」が、機種によって異なります。
知らないで契約すると、後から使えなかった(涙)という事が起こります。
スマホの周波数については、この記事の最後に関連記事で掲載していますので、読み終わった後にご一読下さい。
「eSIM」が使えて「マルチキャリア」に対応している格安SIMは、mineo以外では「IIJmio」しかありません。
また、この2社は「LINEの年齢確認」にも対応しているので、大変貴重です。※IIJmioとの比較は後述します。
mineoの料金プランは、「マイピタプラン」と「マイそくプラン」の2種類があります。この基本料金プランにオプションの組み合わせも含めて、mineoのeSIMで「デュアルSIM運用」する場合に適しているプランを早速ご紹介します。
この記事は2023年3月26日に作成し更新して掲載している情報です。
金額表記は、特に注釈がない場合「税込」です。
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【結論】料金なら「マイそく」、速度なら「マイピタ」
「デュアルSIM」で私が使っている、メイン回線に大手キャリアを残したまま、サブ回線にmineoを使って少しでも安く使う場合で説明します。もちろん、メイン回線も格安SIMにして更に安くする事も可能です。
料金重視
【1】
とにかく安く、万一の「バックアップ回線」として使いたい場合は、「マイそくスーパーライト」です。
月額250円(税込)で2つ目の電話番号を持つ事ができます。これは、格安SIMでは最安の月額料金です。
これまで最安は、月額290円(税込)の日本通信SIMでした。
【2】
「データ使い放題」を安く使いたい場合は、「マイそくスタンダード」です。月額990円(税込)でデータ使い放題が利用できます。
最大通信速度に制限(最大1.5Mbps)をかけて料金を安くしていますので、「通信速度」をそこまで求めない使い方であれば「データ使い放題」としては最安です。
「マイそくスタンダード」プランの詳細は、以下の公式サイトでも確認できます↓↓↓速度重視
【3】
1.5Mbps以上の「高速データ通信」も必要という場合は、「マイピタプラン」になります。
「マイピタプラン」のオススメの使い方は、使い放題オプション「パケット放題 Plus」の併用です。「1.5Mbpsのデータ使い放題」と「高速データ通信」の両方が利用できます。
↓「マイぴたプラン」の詳細説明は以下の公式サイトでも確認できます↓ 【4】
逆に「マイそく」プランで1.5Mbps以上の高速通信を使いたい場合は、「24時間データ使い放題」オプションを使います。
月額330円(税込)でしたが、2023年3月23日に値下げされ、月額198円(税込)で利用できるようになりましたので、大変お得です。
「マイそくプラン」+「24時間データ使い放題」の詳細は、以下の公式サイトでも確認できます↓↓↓mineoのeSIM(デュアルSIM)の特徴
最初に軽くmineoサービスの特徴をご説明します。
基本的な部分を理解しておくと、後からの説明が理解しやすくなります。
mineoはトリプルキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク回線)に対応している数少ない格安SIM(スマホ)サービスです。
しかしながら、「eSIM」に対応しているのは「ドコモ」と「au」回線の2社になります。ソフトバンク回線は「eSIM」では使えませんのでご注意ください。
ソフトバンクは今のところ、SIMカードのみでの対応になります。
メジャーな格安SIMサービスで、「eSIM(デュアルSIM)」に対応していて、更には「マルチキャリア」にも対応しているのは「mineo」と「IIJmio」の2社しかありません。
この2社を比較すると、mineoは「Dタイプ(ドコモ回線)」でも「Aタイプ(au回線)」に対応していて、更に「音声+SMS+データ通信SIM」にも「データ専用SIM」にも対応しています。
一方、IIJmioのeSIMは、ドコモ回線とau回線に対応していますが、「音声+SMS+データ通信SIM」は「au回線」だけの対応になります。「データ通信専用SIM」は「ドコモ回線」のみの対応となり、サービス選択の自由度が少し落ちます。
このmineoとIIJmioのマルチキャリア対応の違いは、通信障害などの緊急時のバックアップ回線として利用する場合に差が出ます。
私の具体例では、メイン回線に「au」を使っています。理由は、家のauの電波がすこぶる良い為です。
そして、「デュアルSIM運用」のサブ回線は昨年のauの大規模障害の経験から、バックアップがとれるように絶対異なるキャリアを使いたいと考えていました。
そして、エリア的にも安定稼働的にもドコモ回線を使いたかったのですが、前述の通りIIJmioの「eSIM」でドコモ回線は、「データ専用SIM」しか対応していません。
緊急時の対応として電話番号は欲しかったので、IIJmioは諦めて、別の格安SIMを探していた所、mineoがeSIM対応になり、2023年2月にドコモ回線にも対応したので、早速契約して、この記事になっています。
上記の実例から、mineoの「eSIM」は、選択の自由度が高く、「デュアルSIM」に適していると言えます。
mineoの「マイピタ」プランでeSIM(デュアルSIM)を使う時のおすすめプラン
マイピタプランは、あらかじめ使うデータ量を決めて使うことができるので、データの使いすぎを防ぐことができるプランです。
現在「デュアルタイプ」は、キャンペーンで2023年5月31日まで最大4ヶ月間▲1,188円になります。
一番小さいデータ容量1GBは、月額110円(税込)になりますので、「デュアルSIM」がどのように使えるのか?mineoサービスがどんなものか、試してみるのに最適なプランとなっています。
「マイピタプラン」は、以下の4つのデータ量から選べます。
「デュアルタイプ」は「音声+SMS+データ通信」が使えるSIMタイプの事です。
「シングル」は「データ専用」のSIMタイプの事です。
データが足りなくなると、200Kbpsの速度制限がかかりますが、55円(税込)/100MBでデータ追加できます。1GBだと550円。
もしくは、「パケット放題 Plus」というオプションを追加すると、月額385円(税込)で、最大1.5Mbpsのデータ使い放題にする事ができます。
「パケット放題 Plus」は、mineoアプリやマイページから「mineoスイッチをオンオフ」する事で、いつでも切り替えが可能です。
「デュアルSIM」での便利な使い方としては、日常使いで高速通信をそこまで必要としない方は、一番小さいデータ容量1GBを契約します。
「デュアルSIM」としては、データ通信の「デフォルト回線」に「mineo」を設定します。
そして「mineoスイッチをON」にして「パケット放題 Plus」で「データ使い放題」で利用します。
高速通信が必要な時は、「mineoスイッチをOFF」にして「マイピタ1GB」で利用します。
もし、「マイピタ1GB」で足りなくなった時は、「メイン回線」にデータ容量がある場合は、データ通信の「デフォルト回線」をメイン回線に切り替えて使います。
この「パケット放題 Plus」は、マイページからオプション追加で、月の途中でもいつでも申し込みできます。そして、申し込みの約10分後には、すぐ使えるようになります。
解約もいつでもできます。最終日に解約すれば、翌月は元の「マイピタ」プラン基本料金だけで利用できます。
「パケット放題 Plus」は日割り計算されますので、月末近くにデータが足りなくなった時は追加して、最終日に解約すれば日割り分だけの請求になりますので、とてもお得です。
翌月、データが足りなくなったら、また追加できます。
「パケット放題 Plus」の注意点を記載します。
- 解約した同月内は、再追加出来ません
- 10GBと20GBのコースは、「パケット放題 Plus」が、無料で付いています。ですが、利用するには、別途オプションサービスでの申込が必要です。
- 混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)があります。YouTubeの動画(標準画質)を3日間合計で20時間くらい見る事ができるデータ量です。
- シングルタイプの1GBコースだけは、申し込み対象外なので、利用する事が出来ません。
mineoの「マイそく」プランでeSIM(デュアルSIM)を使う時のおすすめプラン
マイそくプランは、最大通信速度を制限することで、安価に「データ使い放題」ができるプランです。
「デュアルSIM」での使い方としては、メイン回線のデータ容量を一番小さいものにして、mineoをサブ回線でデータ通信をデフォルト設定し、「データ使い放題」を満喫するといった使い方になります。
「マイそく」は、以下の4つの速度から選べます。
私の場合を例に取ると、eSIM(デュアルSIM)で、バックアップ回線として使っているのは、「マイそくスーパーライト」です。
月額250円で2つ目の電話番号が持てるのは、現時点で最安です。
これまでは、日本通信SIMの290円が最安でしたが、マルチキャリア対応しておらずドコモ回線しかありません。デュアルSIMでキャリアを変えて使いたい時は、ドコモユーザーは使えません。
私の場合は、万一のバックアップ回線なので、運用コストが安いのが一番です!
ただし、「マイそくスーパーライト」は、データ使い放題のプランですが、通信速度が32Kbpsしか出ないので、ほぼデータ通信は使い物になりません。
電話専用のコースと思って下さい。
では、万一の時にデータ通信を使う時はどうすれば良いか?
前述の「24時間データ使い放題」のオプションがありますので、これを利用します。このオプションは、通信速度の制限はありませんので、快適に利用できます。
いつでも申込めて、数分あれば使えるようになります。
この「24時間データ使い放題」のオプションは、月額330円(税込)でしたが、2023年3月23日から198円(税込)に値下げになりましたので、大変お得になりました。
下図は、値下げ前の金額なので、お間違いのないようにご注意下さい。
mineoでのデュアルSIM運用メリット
mineoでeSIMを使ってデュアルSIMで使う際のメリットを整理します。
電話番号を2つ使い分けられる
前述していますが、デュアルSIMを活用するとスマホ1台で「電話番号を2つ」使い分ける事ができます。
mineoは、音声利用メインであれば「マイそくスーパーライト」で月額250円(税込)で利用することができます。
かけ放題オプションも充実しています。
具体例としては、大手キャリア(ドコモ)の「5分通話無料オプション」は770円(税込)/月、「かけ放題オプション」は1,870円(税込)/月かかります。
mineoでは、オプションサービスでも安く使うことができます。
デュアルSIMの使い方は、通常、発信に使う電話番号をデフォルト設定にして使いますが、発信の都度どちらの電話番号を使うか選択できる機種もあります。
以下は、「通話」と「SMS」のデフォルト設定をY!mobileにしている状態です。
この場合、電話を架けるときは、Y!mobileの電話番号を優先して発信します。
↓以下のように、「毎回確認」を選ぶと、発信をする都度どちらの電話番号でかけるか選択して架けることができます↓
上記は、Google Pixel 6aの設定画面です。
機種が違うと設定画面や、設定できる内容が異なる場合があります。ご利用の機種のデュアルSIM設定を説明しているサイトを探して確認しましょう。
デュアルSIMでの電話番号の使い分けは、プライベートと仕事用といった使い方が一般的ですが、取引先で電話番号を変えたり、注文用とサポート用に分けたりと活用法は色々です!
ちなみに発信の際は、デフォルト設定ができますが、着信は「DSDV仕様」の機種の場合は、どちらの電話番号にかかってきても着信しますので、安心です。
DSDV仕様については、以下の記事の目次4で説明しています。
iPhoneでの説明ですが、androidスマホでも同じなので、参考にしていただけます。
ネットワークを切り替えて使える
デュアルSIMは設定によって、メイン回線とサブ回線を切り替えて使えます。
通常は、「通話」も「データ通信」もデフォルト設定をして使います。
例えば、メイン回線は大手キャリアで「音声通話」をデフォルト設定にし、「データ通信」はサブ回線のmineoにデフォルト設定するといったSIMで利用する回線を切り分けて使うことができます。
具体的には、mineoの「マイそく」を使う場合、「データ通信」のデフォルト設定をmineoにすれば、「データ使い放題」のmineo回線が優先して使えます。
高速通信が必要な場合は、デフォルト設定を切り替えて、メイン回線の大手キャリア回線を使う事もできます。
このように、デュアルSIMで使う場合は、メイン回線とサブ回線は、それぞれに特徴のあるサービスを選ぶと、状況に応じて切り替えて使い分けをすると便利です。
イメージしやすいように実際のスマホ画面の画像で説明します。使っているスマホはGoogle Pixel 6aです。
以下は、「メイン回線:UQ mobile」「サブ回線:Y!mobile」の例です。
メイン回線のUQ mobileに「音声通話」のデフォルト設定をして、サブ回線のY!mobileに「データ通信」と「SMS」をデフォルト設定をしている状態です。
↓UQ mobileのSIM表示をタップすると「通話」「SMS」「モバイルデータ」の設定項目があります。
「モバイルデータ」は、Y!mobileがデフォルト設定になっているため、UQ mobileのSIMではモバイルデータはOFFになっています。
このモバイルデータをONにすると以下の画像の表示になります。「UQ mobileを使用」をタップするとデフォルト設定が切り替わり、UQ mobileで「データ通信」が使えるようになります。
↓以下は、切替後の画像です。
UQ mobileのSIMに「モバイルデータ」と「通話」が、デフォルト設定され、Y!mobileは「SMS」だけがデフォルト設定に切り替わりました。
androidスマホは、画面の見え方が機種によって異なります。お使いの機種で「ネットワークとインターネット」といった項目を開くと、似たような設定画面を見つけることができますので、参考にしていただけます。
まとめ
デュアルSIMで一番嬉しいのは、スマホ2台を持ち歩かなくて済む事でしょうか。
デュアルSIMを使っていると「アンテナピクト」に2つの回線が表示されているので、なんとなくカッコ良いです。
ただし、デュアルSIMは、二つの電波を掴むので、シングルSIMよりはバッテリーを使います。
激しく消耗するわけでなく、いつもよりバッテリーの減りが少し早いかなぁ~と感じる程度ですが、一応念のためお伝えしておきます。
mineoのeSIM(デュアルSIM)メリットのまとめ
トリプルキャリア対応(eSIMはドコモとauの2社対応)で、メイン回線とサブ回線を異なるキャリアで使いたい時に選択することができます。
1.バックアップ回線として、持っておきたい場合は、「マイそくスーパーライト」が月額250円(税込)という最安の運用コストで使えます。
万一、データ通信の利用が必要になった際は、「24時間データ使い放題」オプション198円(税込)を追加すれば使えます。
2.「データ使い放題」を安く使いたい場合は、「マイそくスタンダード」が、月額990円(税込)で使えます。
メイン回線のプランを最小にすると殆どの場合、同額か安くなります。
通信速度は1.5Mbpsですが、YouTubeの標準画質であれば、なんとか見れる通信速度です。
お昼の時間帯は、32Kbpsの制限が入るので、メイン回線のデータ容量と併用がおススメです。
3.データ通信を普通の速度で使いたい場合は、「マイピタプラン」になります。
利用するデータ量に合わせて、1GB/5GB/10GB/20GBの4つのコースがあります。
「パケット放題 Plus」オプションをつけると、1.5Mbpsではありますが、mineoスイッチで切り替えて使い放題にすることもできます。
以上のような使い方をする場合、mineoのeSIMは、簡単に安くデュアルSIMを使うことができますので、大変おススメです。
格安SIMがどんなものか分からないので、利用を躊躇している方は、2023年5月31日まで「マイピタ」がキャンペーンで、月額▲1,188円割引になっています。
一番小さいデータ容量「マイピタ1GB」は、最大4ヵ月間、月額110円(税込)で利用できます。
もし気に入らない場合は即解約しても、解約費用は一切かかりません。いつでも解約できますので安心して試すことができます。
契約期間の縛り、解約費用、MNP転出手数料など、解約にかかる費用は一切ありませんが、mineoの契約時の初期費用は別途かかりますので、ご注意ください。
・契約事務手数料:3,300円(税込)
・eSIMプロファイル発行料:440円(税込)
合計:3,740円(税込)
以上が、mineoの「eSIM(デュアルSIM)」を最もお得に使えるプランやオプションのご説明になります。
皆さんが、mineoのeSIMを使って「デュアルSIM」運用を開始する際の参考になると幸いです。
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この記事は、以上です。