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【デュアルSIM(複数SIM)】iPhone の注意点!APN構成プロファイル は2つ使えない!?

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この記事では、iPhoneをデュアルSIMで使う前に知っておきたい「APN構成プロファイル」の注意点とその対処方法がわかります。

iPhone は、APN構成プロファイル が1つしか使えない点に注意

iPhoneでAPN設定を行うには「APN構成プロファイル」というデータをダウンロードして、インストールする必要があります。

ところが、iPhoneは、このAPN構成プロファイルを1つしか入れる事ができない仕様になっています。

これが、iPhoneのデュアルSIM運用を妨げる要因になります。

以下は、例として格安SIMの中でもメジャーなmineo(マイネオ)の公式サイトに記載されている注意文です。

画像引用:mineo公式サイト https://mineo.jp/service/data/esim/

4つある注意文の最後に記載されているので、あまり目立ちません。

画像だと見にくいと思いますので、注意文を転記しました。↓

「iPhoneでmineo eSIMをご利用いただく場合、APN構成プロファイルを必要とする他回線との組み合わせ(複数SIM運用)ではご利用いただけません。」

一回読んだだけでは、意味が理解できず再度読み返しました。

iPhoneで、デュアルSIM(複数SIM)運用をする場合、2つ目のSIMはeSIMになるケースが多いと思います。

最後の一文、「(複数SIM運用)ではご利用いただけません。」と書かれていると、iPhoneでのデュアルSIMは出来ないと思ってしまう方も多いでしょう。

私も最初にパッと見た時は、「アレっ?デュアルSIMで使えない?」と思ってしまいました。

ゆっくり読み直したら、「APN構成プロファイルを必要とする他回線との組み合わせ」の場合のみ使えない、という事で理解できました。

ですが、これはiPhoneの仕様を知っている人でないと意味を理解するのは難しいのではないかと思います。

この注意事項は、mineoのeSIM特有の注意点ではなくて、iPhoneに起因する注意事項です。

このiPhoneの仕様を理解すれば、何がOKで何がNGなのか、分かりますので、次項でご説明していきます。

iPhoneのAPN構成プロファイルの仕様について

今回の注意事項は、iPhoneの仕様で「APN構成プロファイル」が1つしか入れられない事が原因です。

この仕様を知らないと注意文の言っている意味が理解できませんので、分かりやすく説明します。

まず、格安SIMを使うには、「APN設定」が必要になります。

APN設定とは?

「APN設定」とは、格安SIMのケータイネットワークから、他のネットワーク(主にインターネット)に接続する為の「アクセスポイント(出入口)」をスマホに設定してあげるものです。

iPhoneの場合、この「APN設定」を行うには、「APN構成プロファイル」というデータをダウンロードして、インストールする必要があります。

冒頭にも書いていますが、この「APN構成プロファイル」は、iPhoneには1つしか入れる事ができません。

なので例としては、「過去に格安SIM系サービスを使っていた」もしくは「今現在格安SIM系サービスを使っている」場合に、既に「APN構成プロファイル」がインストールされていたら、2つ目の「APN構成プロファイル」は入れられないという事になります。

なので、今現在「APN構成プロファイル」が既にインストールされているiPhoneは、これから新しくeSIMで契約しようとしていた格安SIMサービスは使えないという事です。

この事を、mineoのページで注意点として伝えています。

次項で、現在お使いのiPhoneに「APN構成プロファイル」がインストールされているかの確認方法をご説明します。

iPhoneのeSIMでデュアルSIM運用する場合の対処方法

iPhoneの「APN構成プロファイル」の仕様が判った所で、何をどうすれば良いのかについて説明します。

今回の問題点は、iPhoneは「APN構成プロファイル」が1つしか入れられないという内容なので、逆にいうと1つなら問題ないという事です。

それと、「APN構成プロファイル」は、一般的に格安SIM系サービスでインストールが必要になる場合が多いです。

対して、大手キャリアを利用中の方は、「APN構成プロファイル」がインストールされていない事が殆んどです。

この点を判ったうえで、現在お使いのiPhoneに「APN構成プロファイル」がインストールされているかを確認します。

以下の手順で確認できます。

①iPhoneホーム画面→②設定(歯車アイコン)→③一般→④VPNとデバイス管理
※iOSのバージョンによっては、④は「プロファイル」になっている場合があります。

iPhoneの画面表示例 ②設定(歯車アイコン)の中にある③一般
iPhoneの画面表示例 ③一般の中にある④VPNとデバイス管理
iPhoneの画面表示例 ④VPNとデバイス管理の中にある「APN構成プロファイル」データ

上記の場所に「APN構成プロファイル」が表示されていない場合は、今回は問題無しで、eSIMを入れてのデュアルSIM運用が可能です。

前述の通り、大手通信キャリアを利用している場合は、無い場合が多いです。これは、SIMに「APN構成プロファイル」が組み込まれている為です。

「APN構成プロファイル」がある場合

「APN構成プロファイル」が既に入っている場合は、現在使っているものなのか?を確認しましょう。
過去にインストールして使っていたが、現在は使っていないのであれば削除してOKです。

現在使っているかいないかの確認は、通常は「APN構成プロファイル」の名前で判断できます。

mineoとか、HIS MOBILEといった通信サービス名が付いているのが一般的です。

その通信サービスを現在使っていないのであれば削除して構いません。

使っている場合は、新しくeSIMで通信サービスを利用する事はできません。

eSIMでなく、物理的なSIMカードならば良いのではないかと考える方もいらっしゃるとおいますが、SIMカードでも結論は同じです。

「APN構成プロファイル」をインストールする必要のある通信事業者(殆んどの格安SIMサービス)を使う場合、SIMカードでもeSIMでも2つ目のAPN構成プロファイルはインストールできませんので、デュアルSIM運用を行う事はできません。

iPhone13以降は、eSIMが2つ使えるようになっていて、eSIMだけでデュアルSIM運用ができる仕様ですが、今回の「APN構成プロファイル」が、2つ入れられない点は同じです。

つまり、1つの契約は「大手キャリア」であれば、「APN構成プロファイル」はインストールされていないので、もう1つの契約は「APN構成プロファイル」を使う通信事業者(殆んどの格安SIMサービス)でも、デュアルSIM運用が可能です。

2つの契約とも、「APN構成プロファイル」を使う場合は、eSIMでも物理的なSIMカードでもデュアルSIM運用はできません。

残念ですが、これはiPhoneの仕様なので、今現在はどうする事もできません。

まとめ

大手キャリアなど、「APN構成プロファイル」が不要(iOSに組み込まれている為)な事業者を、以下にまとめてみました。

〈APN構成プロファイル不要の事業者〉
【1】
docomo
ahamo(サブブランド)

【2】
au
UQmobile(サブブランド)
povo2.0

【3】
SoftBank
Y!mobile(サブブランド)
LINEMO

【4】
楽天モバイル

【5】
IIJmio *データ通信のみ(音声SIMは不可)

【6】
OCNモバイルONE ※2023年7月で新規受付は終了

総括すると、iPhoneのeSIMで格安SIMを使ってデュアルSIM運用をするには、一般的には、以下のような組み合わせになります。

OKの組み合わせ

①大手キャリア+格安SIM

②大手キャリアオンラインブランド+格安SIM

③大手キャリアサブブランド+格安SIM

①の大手キャリアは、ドコモ・au・ソフトバンクです。

楽天モバイルは、APN構成プロファイルが、ある場合とない場合が混在します。

iPhoneのeSIMを使って格安SIMを追加する時は、本記事でご説明した「APN構成プロファイル」の有無確認が必要です。「APN構成プロファイル」が無い場合は、問題ありません。

②の大手キャリアオンラインブランドは、ahamo・povo2.0です。

LINEMOは、APN構成プロファイルが、必要になっています。この場合、殆んどの格安SIMは、「APN構成プロファイル」が必要なので、LINEMOとはデュアルSIM運用できません。

③の大手キャリアサブブランドは、UQモバイルとワイモバイルです。

NGの組み合わせ

①一部、楽天モバイル+格安SIM

②LINEMO+格安SIM

③殆んどの格安SIM+格安SIM

NG理由

上記の組み合わせがNGの理由は、iPhoneの仕様で、「APN構成プロファイル」が1つしかインストールできない為です。

大手キャリア系サービスは、iOSにAPN構成プロファイルが、組み込まれているので、インストールが必要ありません。

その為、iPhoneの仕様に引っかかること無く、デュアルSIM運用ができます。

格安SIM系サービスは、「APN構成プロファイル」を個別に準備してインストールする必要があるので、本記事でご説明した注意事項が発生します。

eSIMは、お店に行かずに家にいながらにして契約ができるのでとても便利ですが、気を付けるべき点もありますので、手続きの際には注意文もよく読む事をおすすめします。

そして、理解できない文言があった時は、迷わずググったりして調べましょう!

大抵の事は、誰かが記事にしてくれています。

もし、検索しても答えが出ない時は、契約先に質問しましょう。

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↓デュアルSIMを使う前に必ず知っておくべきバンド(周波数)について説明している記事です↓

デュアルSIMにおすすめのサブ回線

もし、デュアルSIMのサブ回線をお探しであれば、筆者おすすめのサービスを以下に記載していますので、ご一読下さい。

必要なければスルーしてね(*・ω・)

本記事でご説明した「APN構成プロファイル」をインストールして使えるのであれば、サブ回線は「マルチキャリア」に対応している「格安SIM」をおすすめします。

理由は、メイン回線と違うキャリアを自由に選べるので、通信障害時のバックアップがとれる事が最大の利点です(^o^)

おすすめNo.1は、mineo(マイネオ)です。

mineo(マイネオ)は、関西電力グループのオプテージが運営している格安SIMサービスですが、もちろん日本全国で使えます。

格安SIMの中では老舗の部類で、お客様満足度調査でも1位をとっている安心しておすすめできるサービスです。

特徴は、トリプルキャリアに対応している為、「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」から好きな回線が選べます。

メイン回線とは違うキャリア回線を選ぶと通信障害時のバックアップが取れて安心ですよ!

人気のプランは、250円/月(税込)で使える電話専用の「マイそくスーパーライト」990円/月(税込)でデータ使い放題の「マイそくスタンダード」です。


・「eSIM」「LINEの年齢認証」にも対応

(注意)↓メイン回線と違うキャリアでサブ回線を使う前に必ず確認すべきバンド(周波数)について説明しています。ご一読をおすすめします↓

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この記事は以上です。

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