【2023年2月】eSIM(デュアルSIM)に対応しているドコモのスマホ全機種!

【4】eSIM・デュアルSIM

au版はコチラ。ソフトバンク版はコチラ。※au版・SB版は2022年12月の記事になります。

この記事は、ドコモ公式サイトに掲載のあるスマホで、eSIM(デュアルSIM)に対応している全ての機種が一覧で判ります。

eSIMが使える機種を選んでおくと、1台で2電話番号やサブ回線の契約が手軽にできるのでとても便利です。

なので、これからスマホを新しくしようと考えている場合やデュアルSIM運用を検討している方に、役立つ情報です。

eSIM(デュアルSIM)を使う際の注意点も併せて掲載しています。

この記事は、2023年2月14日時点の情報です。
※一覧表に、iPhoneを追加。
※端末ラインナップで、2022年12月から変更があったのは1台だけです。

mineo(マイネオ)

【ドコモ】eSIM(デュアルSIM)対応一覧

下表にドコモ公式サイトに掲載されているスマホ全41機種をまとめています。

「SIM種別」で「nano SIM/eSIM」「nano SIM/eSIM×2」の記載があるものが、「eSIM(デュアルSIM)」対象機種です。

「nano SIM」のみの記載は、シングルSIMでeSIM(デュアルSIM)未対応の機種になります。

表の並び順は「CPUの性能順」です。
ドコモの公式サイトでは、どの機種がどのくらいの性能なのか判別しにくいので、CPUスペックも一緒に確認いただけます。

性能機種名SIM発売日
U高性能iPhone 14 Pro MaxnanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 14 PronanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 13 Pro MaxnanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 14nanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 13 PronanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 14 PlusnanoSIM/eSIM×220221007
U高性能iPhone 13nanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 13 mininanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone SE(第3世代)nanoSIM/eSIM×220220318
U高性能iPhone 12 Pro MaxnanoSIM/eSIM20201113
U高性能Galaxy Z Flip4 SC-54CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能Galaxy Z Fold4 SC-55CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能iPhone 12 PronanoSIM/eSIM20201023
S高性能iPhone 12nanoSIM/eSIM20201023
S高性能iPhone 12 mininanoSIM/eSIM20201113
S高性能AQUOS R7 SH-52CnanoSIM/eSIM20220715
S高性能Galaxy Z Fold3 5G SC-55Bnano SIM20211006
S高性能Galaxy Z Flip3 5G SC-54Bnano SIM20211006
S高性能Xperia 5 III SO-53Bnano SIM20211112
S高性能Galaxy S21 5G SC-51Bnano SIM20210422
S高性能AQUOS R6 SH-51Bnano SIM20210625
S高性能Xperia 1 III SO-51Bnano SIM20210709
S高性能Galaxy S22 Ultra SC-52CnanoSIM20220421
S高性能Galaxy S22 SC-51CnanoSIM20220421
S高性能Xperia 5 IV  SO-54CnanoSIM/eSIM20221021
S高性能Xperia 1 IV SO-51CnanoSIM/eSIM20220603
S高性能Xperia 5 II SO-52Anano SIM20201112
S高性能Xperia 1 II SO-51Anano SIM20200618
S高性能arrows 5G F-51Anano SIM20200618
B高性能NEW!!
arrows N F-51C
nano SIM/eSIM20230210
B高性能Galaxy A52 5G SC-53Bnano SIM20210603
B高性能AQUOS sense7 SH-53Cnano SIM/eSIM20221111
B高性能arrows NX9 F-52Anano SIM20201218
B高性能Xperia 10 IV SO-52Cnano SIM20220708
B高性能Galaxy A53 5G SC-53Cnano SIM20220527
B高性能AQUOS sense6 SH-54Bnano SIM20211111
B高性能AQUOS wish2 SH-51Cnano SIM/eSIM20220624
C普通Galaxy A22 5G SC-56BnanoSIM/eSIM20221202
C普通Xperia Ace III SO-53Cnano SIM20220610
C普通arrows We F-51Bnano SIM20211203
C普通Galaxy A23 5G SC-56CnanoSIM/eSIM20221027
2023年2月の変更点

2022年12月→2023年1月と機種の追加・変更はありませんでしたが、2月は1台だけ「arrows N F-51C」が追加になりました。

CPUは、「AQUOS sense7 SH-53C」と同じ「Snapdragon 695 5G」で、「B高性能(ミドルレンジの中間)」の機種です。

eSIM(デュアルSIM)対応ですが、「周波数縛り」が入っているので、本記事の主旨としてはおススメしない機種になります。
※「周波数縛り」については後述します。

上表の「発売日」を見てもらうと判りますが、iPhone以外のAndroid端末で、eSIM(デュアルSIM)対応となっている機種は、全て2022年になってから発売されています。

これは、日本の大手キャリアが2021年にeSIM対応を完了させた為で、2022年に発売された端末からは、eSIM(デュアルSIM)対応が大幅に増えました。

ドコモで販売されているAndroid端末は、28機種中、1/3の10機種しかeSIM(デュアルSIM)対応しておらず、大手3キャリアの中で一番少ない対応数です。

これは、ドコモが大手キャリアの中で一番最後の2021年9月にeSIMに対応した為で、端末の発売が一番遅れています。

iPhoneは日本仕様ではあるものの、ベースは世界各国で販売する為の機能が盛り込まれており、2018年発売のXS、XS Max、XRから既に「nano SIM + eSIM」のデュアルSIMに対応しています。

iPhone13シリーズ以降は、「nano SIM/eSIM×2」となり、「×2」はeSIMが2つ使える意味です。

「nano SIM + eSIM」あるいは「eSIM + eSIM」で、デュアルSIM運用が可能です。

SIMは3つありますが、「nano SIM + eSIM + eSIM」のトリプルでは運用出来ません。

同時にアクティブにできるのは、2つのSIM迄となります。

デュアルSIMが使える機種だけ抜き出したのが、下表になります。

性能機種名SIM発売日
U高性能iPhone 14 Pro MaxnanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 14 PronanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 13 Pro MaxnanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 14nanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 13 PronanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 14 PlusnanoSIM/eSIM×220221007
U高性能iPhone 13nanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 13 mininanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone SE(第3世代)nanoSIM/eSIM×220220318
U高性能iPhone 12 Pro MaxnanoSIM/eSIM20201113
U高性能Galaxy Z Flip4 SC-54CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能Galaxy Z Fold4 SC-55CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能iPhone 12 PronanoSIM/eSIM20201023
S高性能iPhone 12nanoSIM/eSIM20201023
S高性能iPhone 12 mininanoSIM/eSIM20201113
S高性能AQUOS R7 SH-52CnanoSIM/eSIM20220715
S高性能Xperia 5 IV  SO-54CnanoSIM/eSIM20221021
S高性能Xperia 1 IV SO-51CnanoSIM/eSIM20220603
A高性能arrows N F-51CnanoSIM/eSIM20230210
B高性能AQUOS sense7 SH-53CnanoSIM/eSIM20221111
B高性能AQUOS wish2 SH-51CnanoSIM/eSIM20220624
C普通Galaxy A22 5G SC-56BnanoSIM/eSIM20221202
C普通Galaxy A23 5G SC-56CnanoSIM/eSIM20221027

iPhoneで13機種、Androidで10機種になります。

デュアルSIM運用は、「2つの電話番号を分けて使いたい」「通信障害が起きた時のバックアップ回線」「格安SIMでデータ通信を安く使いたい」といった用途が考えられます。

折角、デュアルSIM運用を行うのであれば、万一の通信障害でバックアップが取れるように、キャリアを分けて使いたい所です。

キャリアを分ける際に、ドコモのAndroid端末には注意点がありますので、次項でご説明します。

ドコモ端末のデュアルSIM運用 注意点

キャリアを分けて使う際に注意したいのが、大手キャリアが使っている「ケータイ電波の周波数に違いがある」という点です。

「利用するスマホの周波数」と「契約する通信サービスの周波数」が合っていないと、通信に支障がでます。速度が出ない、電波の入りが悪い、最悪は通信できないと言ったケースが起こります。

具体例として、前出の表にある「Xperia 5 IV SO-54C」や「Galaxy A22 5G SC-56B」は、「nano SIM/eSIM」のデュアルSIMに対応していますが、4G回線で使う周波数がドコモにしか対応していません

これがいわゆる「バンド縛り」と呼ばれるものです。

現在のケータイ電波のメインは4G回線(第4世代)なので、これが対応していないとデュアルSIMでキャリアを分けて使う事は出来ません。

この周波数の事を知らないで、他キャリアの回線を使っているサービスを契約してしまうと、「使えなくて困ったぁ~(涙)」という状態が起こります。

そこで下表は、「eSIM(デュアルSIM)」で「大手4キャリアの周波数に対応」した端末だけを抜き出しました。

■4G/5G(ミリ波含む)の主要周波数に対応している機種

性能機種名SIM発売日
U高性能Galaxy Z Flip4 SC-54CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能Galaxy Z Fold4 SC-55CnanoSIM/eSIM20220929
S高性能AQUOS R7 SH-52CnanoSIM/eSIM20220715

↑Androidの3機種だけに絞られました。iPhoneは、「5Gのミリ波」という5Gの真価を発揮する周波数だけには、まだ対応していない事がわかります。

■4G/5G(ミリ波未対応も含む)の主要周波数に対応している機種

3機種では、あまりにも寂しいので、スタンダードな5G回線(sub6)と4G回線の主要周波数に対応した機種を下表に抜き出しました。

これから、eSIM(デュアルSIM)を使いたいと考えている場合は、下表の18機種の中から機種選定する事をオススメします。

「eSIM(デュアルSIM)」対応、且つ「周波数が大手4キャリアの主要周波数」に対応している機種になります。

性能機種名SIM発売日
U高性能iPhone 14 Pro MaxnanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 14 PronanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 13 Pro MaxnanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 14nanoSIM/eSIM×220220916
U高性能iPhone 13 PronanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 14 PlusnanoSIM/eSIM×220221007
U高性能iPhone 13nanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone 13 mininanoSIM/eSIM×220210924
U高性能iPhone SE(第3世代)nanoSIM/eSIM×220220318
U高性能iPhone 12 Pro MaxnanoSIM/eSIM20201113
U高性能Galaxy Z Flip4 SC-54CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能Galaxy Z Fold4 SC-55CnanoSIM/eSIM20220929
U高性能iPhone 12 PronanoSIM/eSIM20201023
S高性能iPhone 12nanoSIM/eSIM20201023
S高性能iPhone 12 mininanoSIM/eSIM20201113
S高性能AQUOS R7 SH-52CnanoSIM/eSIM20220715
B高性能AQUOS sense7 SH-53CnanoSIM/eSIM20221111
C普通Galaxy A23 5G SC-56CnanoSIM/eSIM20221027

↑5Gのミリ波は、まだエリアが主要都市部の限られた場所でしか使えない為、よほど高速通信を必要とするコンテンツを使いたい場合でなければ、対応していなくても特に支障はありません。

5Gミリ波対応を除けば、上表の18機種が「大手4キャリアの主要周波数」に対応していて、且つ「eSIM(デュアルSIM)」対応で、使えるドコモの機種という事になります。

デュアルSIM運用を予定していて、これから機種変更を予定している場合は、上表の端末の中から機種を選定する事をオススメします。

デュアルSIMオススメ機種

機種選定は、各自の好みがあると思いますので、好きな機種を選ぶのが1番ですが、もし何を選んで良いか分からない方の為に、軽くおススメ機種をご案内します。

「S高性能」iPhone13以降

まず、S高性能以上の機種はどれを選んでもスペック的に困らないので、予算が許すのであれば、S高性能以上の機種をおすすめします。

更に言うと、「nanoSIM/eSIM×2」に対応している「iPhone13」シリーズ以降をおススメします。

理由ですが、もし長く同じ機種を使いたい場合は、今後eSIMの移動が簡単にできるようになる可能性があります。

現在のeSIMは、違う機種に載せ替える際に再発行費用が発生します。300円〜400円なので、そこまで気にする金額ではないですが(^^;

これが、あと数年すればeSIMで自由に端末を移動できる見込みが高いです。そうなると、便利さがさらに増します。

機種を2年毎に変える使い方ならば、iPhone13以降にこだわる必要はありません。

↓IIJmioは、「eSIM(デュアルSIM)」且つ「大手4キャリアの主要周波数」対応機種が揃っていてオススメです!

人気のある機種はすぐ売り切れてしまうので、是非checkしてみて下さい↓

「B高性能」AQUOS sense7 SH-53C

価格を安く抑えたい場合は、「B高性能」の「AQUOS sense7 SH-53C」が対象になります。そこまで性能を求めない場合で、AQUOSという見慣れた機種である点、価格面から、売れ筋の機種です。

問題は価格です。54,280円(税込み)が高いか安いかというと、「B高性能」としてはあまり安くはありません。「B高性能」であれば、同じCPU「Snapdragon 695 5G」を搭載している「OPPO Reno 7A」は「IIJmio」で、一括39,800円(税込み)で販売されています。

「2022年ケータイof the year」のトップ10にランキングした機種なので、満足度は高い製品と思って良いです。

「OPPO Reno 7A」は「nano SIM×2/eSIM」の仕様で、周波数も大手4キャリアの主要周波数に対応しています。この機種も5Gのミリ波だけは未対応です。

「nano SIM×2/eSIM」で3つSIMがありますが、同時にアクティブにして使えるのは、2つまでです。「nano SIM×2」あるいは「nano SIMとeSIM」という構成での使い方になります。

↓IIJmioで、「OPPO Reno 7A」の価格をcheck!

「C普通性能」の「Galaxy A23 5G SC-56C」は個人的にはあまりおススメしませんが、スマホにスペックを求めないのであれば、33,440円(税込み)は今回の対象機種の中では最安です。

デュアルSIM運用の観点からのオススメ機種です。実際には、カメラ性能とかディスプレイサイズとか、皆さんがお好みのスペックで選ぶのが一番です!

上表のeSIM(デュアルSIM)対応端末を既にお持ちの場合、もしくはこれから、購入予定の場合は、サブ回線にeSIMを使う事で、手軽にデュアルSIM運用ができます。

↓IIJmioで、「eSIM(デュアルSIM)」対応機種をcheck!

端末だけでも販売しています!

ドコモ&他キャリアで、eSIMが使える格安SIM(スマホ)サービス

「eSIM(デュアルSIM)」と「大手4キャリアの周波数に対応」した端末を絞り込みましたので、次はドコモと組合わせる「他キャリアの回線」を使っている格安SIM(スマホ)サービスについて説明します。

まず、eSIMが使える格安SIM(スマホ)事業者の一覧表になります。

サービス名
(事業者名)
eSIMeSIM
対応キャリア
IIJmio
(IIJ)
ドコモ
au
mineo
(オプテージ)
ドコモ
au
HISモバイル
(HIS)
ドコモ
LinksMate
(LogicLinks)
ドコモ
日本通信SIM
(日本通信)
ドコモ

格安SIM(スマホ)サービスで、eSIMに対応しているのは、5社と非常に少ない状況です。

そして、殆んどの格安SIM(スマホ)サービスは、ドコモ回線には対応していますが、ドコモ回線以外に対応している「マルチキャリア」方式は更に少なく2社になります。

上表の「IIJmio」は「ドコモとau」、「mineo」は「ドコモ/au/ソフトバンク」を選ぶ事ができる希少なサービスです。

ただし、eSIMに関しては両社とも「ドコモ/au」からの選択で、「ソフトバンク」はeSIM対応はありませんのでご注意ください。

(注)IIJmioのeSIMは、「ドコモ回線」は「データ専用SIM」で、「au回線」は「音声+SMS+データSIM」です。
mineoのeSIMは、「au回線」で「データ専用SIM」と「音声+SMS+データSIM」を選べます。「ドコモ回線」は、2023年2月22日から対応予定です。

「マルチキャリア対応」だけが理由ではありませんが、上記2社は、2022年の格安SIMサービスで、「顧客満足度No.1」を同率で獲得しています。

折角「デュアルSIM運用」をするのであれば、万一の通信障害を考えた時に、メイン回線とサわブ回線のキャリアは違う会社で分けたい所です。

メイン回線をドコモとして、サブ回線を「ドコモ回線以外」にするのであれば、eSIMで利用できる格安SIM(スマホ)サービスは、「IIJmio」か「mineo」の2社に絞られます。

2社だと寂しいので、格安SIM(スマホ)ではありませんが、低廉な料金で人気のある「楽天モバイル」も選択肢に入れて、3社をご紹介していきます。

格安SIM(スマホ)サービスの説明が、不要な場合は、以下のバナーから各社の公式サイトをご覧頂けます。

↓IIJmioの公式サイトです↓

↓mineoの公式サイトです↓

mineo(マイネオ)

↓楽天モバイルの公式サイトです↓

サブ回線で利用する、格安SIM(スマホ)サービスの説明を続けます!

通常、メイン回線のドコモは「nano SIM」で使われているケースが殆んどだと思いますので、サブ回線に格安SIM(スマホ)のeSIMを使う場合を想定して記載します。

「IIJmio」も「mineo」も「楽天モバイル」もeSIMが使えるので、家に居ながらにしてサブ回線の契約手続きが出来てしまいます。

それでは、どのサービスが皆さんに適しているかを、サブ回線の利用シーン別に、ご案内します。

電話番号を2つ使いたい場合

サブ回線が、2つ目の電話番号を利用したい用途の場合、「データ量の少ないプラン」を選んで料金を抑える事に加えて、「オプション」サービスの有無も確認しましょう。

特に2つ目の電話を仕事で使う場合などは、「留守番電話」が大事という声が多いです。

格安SIM(スマホ)のサービス内容は、各社が独自に決めていますので違いがあります。大手キャリアに当たり前にあるオプションサービスが無い場合もありますので、「通話オプション」についても順番に見ていきます。

まず、最初はサブ回線をデータ通信はあまり使わず「電話利用メイン」で使う場合の、基本料金プランです。「音声(電話番号)+SMS+データ」が使えるSIMで、最安のプランを比較していきます。

サービス名基本料金プランデータ容量
(最小容量)
月額料金
(税込)
IIJmioギガプラン2GB850円
mineo(注1)マイそく スーパーライトー(注2)250円
楽天モバイルRakuten UN-LIMIT VII3GB以下1,078円

(注1)「マイそくスーパーライト」は、2023年2月22日サービス開始
(注2)データ通信に決められた容量はありませんが、速度が32Kbpsに制限されているプランです

基本料金だけで見た場合、mineoが250円(税込み)/月で一番安く使えます。
その代わり、データ通信は32Kbpsと非常に遅い速度に制限されていますので、電話利用がメインの料金プランになります。

データ通信は、メイン回線のドコモでこれまで通り使う想定なので、問題ない認識です。

↓「mineo」の公式サイトは、以下のバナーからご覧いただけます↓

mineo(マイネオ)

次に、日本国内「通話料」の比較になります。「電話専用アプリの有無」で、数パターンあります。

サービス名通話料
(税込)
電話専用
アプリ
備考
IIJmio11円/30秒なし 
IIJmio8.8円/30秒なし同一mioID内の
日本国内通話
IIJmio11円/30秒有り 
mineo22円/30秒なし 
mineo10円/30秒有り 
楽天モバイル22円/30秒なし 
楽天モバイル国内通話無料
SMS無料
有り 

電話専用アプリを使わない場合は、「IIJmio」が最安です。スマホの標準電話アプリで電話を使う事ができます。

電話専用アプリを使う場合は、「楽天モバイル」が最安になります。最安というか「日本国内通話無料」なので、最強と言ったほうが良いかもしれません。

(注)(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、記載の通話料や無料通話の対象外となりますので注意しましょう。

あとは、電話(通話料)をどれだけ使うか?基本料金との兼ね合いで最安は変わります。

発信はあまりしない場合で、「電話専用アプリ」を使いたくない場合は「IIJmio」が最安です。

「電話専用アプリ」を使っても良い場合は、「楽天モバイル」が最安です。

では逆に、電話を多くかける場合の「通話定額プラン」の料金を比較します。

サービス名IIJmiomineo楽天
モバイル
10分
通話パック
110円
5分以内
かけ放題
500円

90円(CP1)
10分以内
かけ放題
700円

290円(CP1)
550円
15分以内
かけ放題
1,100(※1)

0円(CP2)
かけ放題1,400円

990円(CP1)
1,210円無料(※2)

(CP1)3ヶ月間410円割引キャンペーン(2023年2月28日まで)
(CP2)3ヵ月無料キャンペーン(終了日未定)
(※1)電話専用アプリではなく、OS標準アプリで通話・SMSを使う場合
(※2)電話専用アプリ「Rakuten Linkアプリ」を使う場合

1ヶ月の通話時間が10分で足りるのであれば、mineoの「10分通話パック」(月額110円)と「マイそくスーパーライト250円」を合わせて「月額360円」で最安になります。

同様にmineoの「10分かけ放題」(月額550円)でも基本料金合計で「月額800円」で最安です。

mineoの「無制限かけ放題」(月額1,210円)は、「マイそくスーパーライト250円」と合わせて1,460円となり、これも安いですが、料金だけ見ると、ここで、楽天モバイルが1,078円(データ通信3GB以下の場合)で、最安となります。

ただし、楽天モバイルは「電話専用アプリ」の利用が必須なので、着信にかけ直す時に「アプリ」を使うのを忘れると、通話料が高くつく事もありますので、十分ご注意下さい。

電話専用アプリを使いたくない場合は、mineoのかけ放題が最安になります。

mineo(マイネオ)

(注)(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話については、かけ放題の対象外となりますので注意しましょう。

更に「留守番電話」等の、主な音声電話系のオプションサービスについても比較します。

サービス名IIJmiomineo楽天
モバイル
留守番
電話
330円319円無料
割込み
電話
220円220円(注1)無料
転送電話無料無料無料
迷惑電話
撃退
110円110円
三者通話220円
非通知拒否無料(注2)
選べる電話番号(下4桁)1,100円

(注1)Sプラン(ソフトバンク回線)のみ対応。
(注2)Sプラン(ソフトバンク回線)は、110円/月がかかります
※表中の価格は税込み

金額だけでみれば、楽天モバイルは留守番電話などのオプションサービスが無料となっており最安です。

しかしながら、楽天モバイルにない「迷惑電話撃退」サービスなども使いたい場合は、「IIJmio」か「mineo」を選択する事になります。

mineo(マイネオ)

初期費用の比較(eSIMの場合)も最初だけとはいえ、ばかになりませんので、比較します。

サービス名IIJmiomineo楽天
モバイル
契約事務
手数料
3,300円

2,200円(CP)
3,300円無料
SIMカード
発行手数料
SIMプロ
ファイル
発行手数料
220円440円無料
合計3,520円

2,520円(CP)
3,740円0円

※表中の金額は税込み
(CP)IIJmioは初期費用1,100円割引キャンペーン実施中(2023年2月28日まで)

初期費用でも、「楽天モバイル」が無料となっており、最安です。
月額料金が最低1,078円(データ量3GB以下の場合)はかかりますが、初期費用はかかりません。

とりあえずデュアルSIMがどのようなものか?楽天モバイルの電波の入り具合はどうか?といった試しで使ってみたい場合でも、費用を最小限に抑えて試す事ができます。

ちなみにですが、「契約期間の2年縛り」や「解約にかかる費用」は殆どの通信事業者で、2022年に廃止されました。

もし試しで使ってみて、思っていたサービス内容(品質)と違う場合は、「契約解除料やMNP転出手数料」など一切かかる事なく、いつでも他社乗り換えや解約をする事ができるようになっていますので、安心して利用できます。

月額料金は、サービス開始月は日割り計算の場合が多いですが、解約月は満額請求なので、気に入らずにすぐ辞めても1ヶ月分の月額料金は、かかりますので、ご注意下さい。

まとめると、サブ回線で「2つ目の電話利用メイン」で考えると、料金面でのオススメは、「mineo」か「楽天モバイル」になります。

長い目でみた場合、ランニングコストで考えると、mineoは初期費用は3,740円かかりますが、「マイそくスーパーライト」が250円なので、5ヵ月以上使えば楽天モバイルより安くなります。

mineoの「10分以内かけ放題」を選択した場合は「360円」となりますので、初期費用合計で6ヵ月以上使うと、楽天モバイルより安く使えます。

完全かけ放題が必要な場合は、「電話専用アプリ」の利用が必要なものの、楽天モバイルが「1,078円」で最安となります。

料金は安いに越したことはありません。ただし、皆さんが必要としているサービスがある場合は、料金よりもそちらを選びましょう!

↓mineoの公式サイトは、下記バナーからリンクしています↓
料金については十分注意して記載していますが、必ずご自身でご確認をお願いいたします。

mineo(マイネオ)



↓楽天モバイルの公式サイトは、下記バナーからご確認頂けます↓



↓IIJmioの公式サイトは、下記バナーからリンクしています↓

サブ回線で、データ通信を安く使いたい場合

メイン回線のドコモの契約はそのままに、料金プランだけ小さくして、サブ回線でデータ通信を安く使えるのかどうかを、比較します。

【1】現在のドコモ料金プランが「ギガホプレミア」の場合

この使い方は、結論からいうと、現在ドコモの料金プランが「最大割引」が適用されている場合は、「料金プランがギガホプレミア」で「データ利用量が3GB以上20GB以下」であれば、「お得」になります。

データ利用量が20GBを超えている場合は、多少の条件付きを許容できれば「お得」になります。

ドコモの「ギガホプレミア」で割引適用がない場合は、データ量の大小に関わらず「お得」になります。

【2】現在のドコモ料金プランが「ギガライト」の場合

料金プランが「ギガライト」で「最大割引」が適用されている場合は、「データ利用量が5GB以上」なら「お得」になります。

割引適用がない場合は、「データ利用量1GB以下」で同等、「1GB超」で「お得」になります。

最大割引とは?

①家族割3回線以上:▲1,100円(税込)
②ドコモ光セット割:▲1,100円(税込)
③dカードお支払い割:▲187円(税込)

①~③合計:▲2,387円(税込)の割引が適用されている場合を指しています。


それでは、まず【1】の「ギガホプレミア」で、データの利用量が「5GB」「10GB」「20GB」「20GB超」のケースで、どれ位安くなるか見ています。

前提条件

デュアルSIMとの料金比較は、現在ドコモで以下の内容で使っているケースで行います。

①料金プラン:ギガホプレミア
②データ利用量:3GB超
③料金:4,928円(税込み)※最大割引適用後

条件が合わない部分は、ご自身の内容に読み替えて頂ければ、参考にして頂けます。

データ利用量が5GB前後の場合

項目①現在②IIJmio併用
eSIM(au回線)
SIM種別:
音声+SMS+データ
③mineo併用
eSIM(au回線)
SIM種別:
データ専用
サービス名ドコモIIJmio
+
ドコモ
mineo
+
ドコモ
基本料金
プラン
ギガホ
プレミア
3GB超
ギガプラン
8GB
+
ギガライト
1GB以下
マイぴた
5GB
+
ギガライト
1GB以下
データ
利用量
5GB前後5GB前後
+
1GB以下
5GB以下
+
1GB以下
月額料金
(税込)
4,928円
最大割引
適用時
3,678円
(内訳)
IIJ:1,500円
d:2,178円
3,443円
(内訳)
mi:1,265円
d:2,178円
差額
①ー②
①ー③
▲1,250円/月▲1,485円/月

上表は、データ通信量を「5GB前後」使っている場合で、現状が「ギガホプレミア」で「4,928円」かかっている場合の比較です。

データ通信は「IIJmioあるいはmineo」を優先的に使う設定にして安くします。その為、現在ドコモで使っている料金プランは「ギガホプレミア」である必要がなくなりますので、料金の安い「ギガライト」にプラン変更をします。

サブ回線に「IIJmioあるいはmineo」を入れてデュアルSIM運用すると、安く利用できます。

メイン回線のドコモは、「電話とSMS」を今まで通り「デフォルト回線」として利用し、「データ通信」は「IIJmioあるいはmineo」を「デフォルト回線」に設定して利用します。

この設定をする事で、データ通信は「ドコモ回線」を殆ど使わなくなりますので、従量課金の「ギガライト」に変えても、一番低い1GB以下料金「2,178円(税込)」に抑える事ができます。

このデュアルSIM運用で利用すると、「IIJmio/mineo」の5GB料金は「1,500円/1,265円」なので、「ドコモ ギガライト」と合計で「3,678円/3,443円」となり、「ギガホプレミア」単体で使うよりも月額料金は「▲1,250円/▲1,485円」安くなってデュアルSIMを使えます。

もし家族4人利用で、同じ条件であれば「▲5,000円/▲5,940円」の差額となります。

IIJmioの方がmineoより少し高いですが、データ容量が8GB使えるプランなので、5GBで足りない時がある時は「IIJmio」、5GBあれば十分な場合は「mineo」を選択すると良いかと思います。

ちなみに、IIJmioもmineoも余ったデータは「翌月に繰り越し」されますので、余った月の翌月は料金プランのデータ容量より多く使えます。繰り越しされるのは「翌月」までとなります。

また、「データの分け合い」も2社とも対応していますので、家族で使う場合などは無駄なくデータを消化できます。

補足

IIJmioは「音声+SMS+データ」が使えるeSIMの料金です。「データ専用」SIMの方が安いのですが、キャリアが「ドコモ回線」しか対応していない為、「au回線」利用を優先して「音声+SMS+データ」SIM料金で比較しています。

もし「ドコモ回線」で良い場合は、eSIMの「データ専用」SIMで「1,100円(税込)」で使えるので、「▲1,650円(税込)」お得になります。

逆に、mineoは最安となる「データ専用」のSIM料金です。mineoは「データ専用」でも「音声+SMS+データ」対応eSIMでも「au回線」を選べます。「音声+SMS+データ」対応eSIMで使う時は「1,518円(税込)」になり、お得額は、「▲1,232円」です。

僅かな差ですが、「音声+SMS+データ」対応eSIMで使う場合は、「IIJmio」で使った方が安くなります。

楽天モバイルは、データ利用量が「10GB前後」の場合は安くなりませんので、比較していません。

↓以下のバナーから「IIJmioの公式サイト」をご覧いただけます↓

↓以下のバナーから「mineoの公式サイト」をご覧いただけます↓

mineo(マイネオ)

↓以下のバナーから「楽天モバイルの公式サイト」をご覧いただけます↓

データ利用量が10GB前後の場合

項目①現在②IIJmio併用③mineo併用
サービス名ドコモIIJmio
+
ドコモ
mineo
+
ドコモ
基本料金
プラン
ギガホ
プレミア
3GB超
ギガプラン
15GB
+
ギガライト
1GB以下
マイぴた
10GB
+
ギガライト
1GB以下
データ
利用量
10GB前後10GB前後
+
1GB以下
10GB以下
+
1GB以下
月額料金
(税込)
4,928円
最大割引
適用時
3,978円
(内訳)
IIJ:1,800円
d:2,178円
3,883円
(内訳)
mi:1,705円
d:2,178円
差額
①ー②
①ー③
▲950円/月▲1,045円/月

データ通信量が10GB前後の場合も5GB前後の場合と同様の考え方です。

現在のドコモをプラン変更(ギガホプレミアからギガライト)して、サブ回線に「IIJmioあるいはmineo」を入れてデュアルSIM運用すると、安く利用できます。

メイン回線のドコモは、「電話とSMS」を今まで通り利用し、「データ通信」を「IIJmioあるいはmineo」を優先的に使う設定にして利用します。

この設定をする事で、データ通信は「ドコモ回線」を殆ど使わなくなりますので、従量課金の「ギガライト」に変えても、一番低い1GB以下料金「2,178円(税込)」に抑える事ができます。

このデュアルSIM運用で利用すると、「IIJmio/mineo」の10GB料金は「1,800円/1,705円」なので、「ドコモ ギガライト」と合計で「3,978円/3,883円」となり、「ギガホプレミア」単体の「4,928円」で使うよりも月額料金は「▲950円/▲1,045円」安くなります。

もし家族4人利用で、同じ条件であれば「▲3,800円/▲4,180円」の差額となります。

IIJmioの方がmineoより少し高いですが、データ容量が15GB使えるプランなので、10GBで足りない場合がある時は「IIJmio」、10GBあれば十分な場合は「mineo」を選択すると良いかと思います。

ちなみに、IIJmioもmineoも余ったデータは「翌月に繰り越し」されますので、余った月の翌月は料金プランのデータ容量より多く使えます。繰り越しされるのは「翌月」までとなります。

また、「データの分け合い」も2社とも対応していますので、家族で使う場合などは無駄なくデータを消化できます。

補足

IIJmioは「音声+SMS+データ」が使えるeSIMの料金です。「データ専用」SIMの方が安いのですが、キャリアが「ドコモ回線」しか対応していない為、「au回線」利用を優先して「音声+SMS+データ」SIM料金で比較しています。

もし「ドコモ回線」で良い場合は、eSIMの「データ専用」SIMで「1,430円(税込)」で使えるので、「▲1,320円(税込)」お得になります。

逆に、mineoは最安となる「データ専用」のSIM料金です。mineoは「データ専用」でも「音声+SMS+データ」対応eSIMでも「au回線」を選べます。「音声+SMS+データ」対応eSIMで使う時は「1,958円(税込)」になり、お得額は、「▲792円」です。

僅かな差ですが、「音声+SMS+データ」対応eSIMで使う場合は、「IIJmio」で使った方が安くなります。

楽天モバイルは、データ利用量が「5GB前後」の場合は安くなりませんので、比較していません。

↓以下のバナーから「IIJmioの公式サイト」をご覧いただけます↓

↓以下のバナーから「mineoの公式サイト」をご覧いただけます↓

mineo(マイネオ)

↓以下のバナーから「楽天モバイルの公式サイト」をご覧いただけます↓

データ利用量が20GB前後の場合

項目①現在②IIJmio併用
eSIM(au回線)
SIM種別:
音声+SMS+データ
③mineo併用
eSIM(au回線)
SIM種別:
データ専用
サービス名ドコモIIJmio
+
ドコモ
mineo
+
ドコモ
基本料金
プラン
ギガホ
プレミア
3GB超
ギガプラン
20GB
+
ギガライト
1GB以下
マイぴた
20GB
+
ギガライト
1GB以下
データ
利用量
20GB前後20GB以下
+
1GB以下
20GB以下
+
1GB以下
月額料金
(税込)
4,928円
最大割引
適用時
4,246円
(内訳)
IIJ:2,068円
d:2,178円
4,103円
(内訳)
mi:1,925円
d:2,178円
差額
①ー②
▲682円▲825円

データ通信量が20GB前後の場合も5GB・10GB前後の場合と同様の考え方です。

現在のドコモをプラン変更(ギガホプレミアからギガライト)して、サブ回線に「IIJmioあるいはmineo」を入れてデュアルSIM運用すると、安く利用できます。

メイン回線のドコモは、「電話とSMS」を今まで通り利用し、「データ通信」を「IIJmioあるいはmineo」を優先的に使う設定にして利用します。

この設定をする事で、データ通信は「ドコモ回線」を殆ど使わなくなりますので、従量課金の「ギガライト」に変えても、一番低い1GB以下料金「2,178円(税込)」に抑える事ができます。

このデュアルSIM運用で利用すると、「IIJmio/mineo」の20GB料金は「2,068円/1,925円」なので、「ドコモ ギガライト」と合計で「4,246円/4,103円」となり、「ギガホプレミア」単体の「4,928円」で使うよりも月額料金は「▲682円/▲825円」安くなります。

もし家族4人利用で、同じ条件であれば「▲2,728円/▲3,300円」の差額となります。

IIJmioもmineoも、データ容量が20GBまでしかありませんので、20GBで足りない場合がある時は「データ追加」が必要です。「IIJmio」はデータ追加料金が最安で「220円/1GB」で追加できます。「mineo」は「550円/1GB」なので、20GBを超える場合は「IIJmio」、20GBあれば十分な場合は「mineo」を選択すると良いかと思います。

(注)IIJmioでデータ追加する場合、3GBまでなら、「ギガホプレミア」より安くなります。4GBの追加になると「ギガホプレミア」の方が安くなります。

ちなみに、IIJmioもmineoも余ったデータは「翌月に繰り越し」されますので、余った月の翌月は料金プランのデータ容量より多く使えます。繰り越しされるのは「翌月」までとなります。

また、「データの分け合い」も2社とも対応していますので、家族で使う場合などは無駄なくデータを消化できます。

補足

IIJmioは「音声+SMS+データ」が使えるeSIMの料金です。「データ専用」SIMの方が安いのですが、キャリアが「ドコモ回線」しか対応していない為、「au回線」利用を優先して「音声+SMS+データ」SIM料金で比較しています。

もし「ドコモ回線」で良い場合は、eSIMの「データ専用」SIMで「1,650円(税込)」で使えるので、「▲1,100円(税込)」お得になります。

逆に、mineoは最安となる「データ専用」のSIM料金です。mineoは「データ専用」でも「音声+SMS+データ」対応eSIMでも「au回線」を選べます。「音声+SMS+データ」対応eSIMで使う時は「2,178円(税込)」になり、お得額は、「▲572円」です。

僅かな差ですが、「音声+SMS+データ」対応eSIMで使う場合は、「IIJmio」で使った方が安くなります。

楽天モバイルは、データ利用量が「20GB前後」の場合は安くなりませんので、比較していません。

↓以下のバナーから「IIJmioの公式サイト」をご覧いただけます↓

↓以下のバナーから「mineoの公式サイト」をご覧いただけます↓

mineo(マイネオ)

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データ利用量が20GB超の場合

IIJmioもmineoも、20GBを超える料金プランがありません。その為、データ利用量が20GBを超える場合は、ドコモの「ギガホプレミア」で使うのが一番おススメです。

そして万一のバックアップ回線として、「mineo」の「マイそく スーパーライト:250円(税込)」を入れておくと、「音声+SMS+データ通信」がいざという時に使えます。

ただし、データ通信はそのままだと「32Kbps」しか出ないので、テキスト系のサービスを使うのがやっとです。

その為、万一の時は、「330円(税込)で24時間使い放題」のオプションを適用して使うと十分バックアップとして成り立ちます。

20GB以上のデータ量を使う場合でも、なんとか料金を安くしたい場合に、速度制限ありですが、mineoにはデータ無制限のプランがあります。

速度制限があっても、料金が安くなる方が良い方は検討してみてください。

項目①現在②mineo併用
eSIM(au回線)
SIM種別:
音声+SMS+データ
サービス名ドコモmineo
+
ドコモ
基本料金
プラン
ギガホ
プレミア
3GB超
マイそく
スタンダード
+
ギガライト
データ
利用量
20GB超無制限(注1)
+
1GB以下
月額料金
(税込)
4,928円
最大割引
適用時
3,168円
(内訳)
mi:990円
d:2,178円
差額
①ー②
▲1,760円

「マイそく」は速度制限をして、低料金で使える使い放題サービスです。「マイそく スタンダード」は最大速度が1.5Mbpsに制限されていますが「990円(税込)」という驚異的な料金です。

1.5Mbpsがどの程度使えるかが気になる所だと思います。高品質の動画視聴とビデオ会議系を使うのは、ちょっと厳しいですが、それ以外はなんとか使えるレベルです。

下表は、mineoの公式サイトに掲載されている利用可能なコンテンツ一覧です。

項目<マイそく
ライト>
32Kbpsで
できる事
<マイそく
スタンダード>
1.5Mbpsで
できる事
<マイそく
プレミアム>
3Mbpsで
できる事
テキストベースの
メール/メッセージ
LINE通話などの
IP電話
×
QR決済/バーコード
決済
×
音楽ストリーミング×
テキストサイト/SNS×
画像サイト/SNS
(Instagram)
×
動画視聴
(低画質144p)
×
動画視聴
(標準画質360p)
×
動画視聴
(標準画質720p)
××
ビデオ会議×
FeliCa決済
音声通話

(注)もう1点速度制限があります。平日(月曜~金曜)の12時台は最大32kbpsの速度制限が入ります。これが、特に支障がなければ、一度試してみても良いかもしれません。

デュアルSIMでデータ通信を安くする使い方については、「楽天モバイル」は安くならないので、比較していません。

「楽天モバイル」は、電話メインのサブ回線利用で検討されるのが良いかと思います。

↓以下のバナーから「IIJmioの公式サイト」をご覧いただけます↓

↓以下のバナーから「mineoの公式サイト」をご覧いただけます↓

mineo(マイネオ)

↓以下のバナーから「楽天モバイルの公式サイト」をご覧いただけます↓

もしものバックアップ回線として、使いたい場合

もしものバックアップ回線として使いたい場合は、前述していますが、ドコモの料金プランはそのままに、「mineo」の「マイそく スーパーライト」が「eSIM(au回線)」で「250円(税込)」で使えます。

ドコモが万一の通信障害になった時、「音声通話」や「QRコード決済系」は問題なく使えますが、「データ通信」が「32Kbps」しか出ないので、そのままでは支障があります。

万一の時だけ、330円(税込)の24時間使い放題を適用して使えば、十分バックアップ回線として活用できます。

eSIM(デュアルSIM)で使える「格安SIM(スマホ)」の説明が異常に長くなってしまいました。

eSIM(デュアルSIM)で使える端末で、もし、ドコモの機種で使いたいと思う機種がない場合は、ドコモ回線が使えるSIMフリー端末も多くありますので、次項でご紹介します。

Google Pixel 6a

Google Pixel 6a

まず一番のおススメは「A高性能」に分類される「Google Pixel 6a」です。

ドコモで販売されていない機種ですが、「nano SIM/eSIM」のデュアルSIMに対応しており、周波数は、大手4キャリア全ての主要周波数に対応しています。

ドコモで販売されている機種に、お手頃な「A高性能」がないのと、2022年の「ケータイ of the year (キャリア端末)」第1位を獲得した端末なので、ピックアップしました。

2022年7月に発売された機種で、カメラの「消しゴムマジック(写りこんだ不要な人物や背景を消せる機能)」や精度の高い「文字起こし機能(早口言葉でも対応)」は、さすがGoogleと言いたくなります。

性能もコスパも最高!

現在のandroidスマホの中で、一般的な性能の分類はハイスペックとミドルレンジの中間ですが、その性能に対して価格が非常に安く、いわゆるコスパ最高といえます。

「S高性能(例えばXperia 5 IV SO-54C)」だと、すぐに10万円を超えてきますが、Google Pixel 6aだと、どの販売先でも5万円台の価格ですので大変お手頃です。
各サイトを覗きにいくとGoogleストアを除いて、割引が入って4万円台になっていました。

そして、昨年12月に入り、格安SIMの「IIJmio」でも取り扱いが始まりました。

「通常価格」で「一括49,800円(税込)」で、「MNP限定特価」だと「一括39,800円(税込)」です。

前述のドコモの「B高性能」の機種「AQUOS sense7 SH-53C」は、 54,230円(税込)です。
性能的には「Google Pixel 6a」が上まわるのに、価格は安いので、本記事ではイチオシでおススメします。

IIJmioでは「未使用 新古品(開封されているが、付属品も箱も有り)」の扱いなので、定期的に仕入れがある訳ではないと想定されます。気になる方は早めに↓要Check↓です。

↓IIJmioの公式サイトは、以下のバナーからチェック

「Google Pixel 6a」は、端末スペックの分類としては、ミドルレンジになりますが、CPUのベンチマークスコアは、以前のハイスペック機種だったiPhone XS Max(Apple Bionic12)やGalaxy S10(Snapdragon855)より上です。

現在はミドルレンジと言っても、上位機種の性能はとても上がりました!

という事で、この記事でおすすめを書いていたら欲しくなって、つい買ってしまいました!

Google Pixel 6a

実際に触って確かめた感触としては、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなのですが、画面の動きはスムーズでなめらかで好印象です。

ミドルレンジでWi-Fi6に対応

またもや、個人的なオタク系のこだわりになりますが、家のWi-FiをWi-Fi6にしているので、スマホもWi-Fi6に対応しているものが機種選定の一つの条件になっています。

周波数と同じであまりスマホのWi-Fiスペックにこだわる方は少ないと思いますが、私個人としては家でWi-Fi接続が多いので、外出先での通信速度よりもWi-Fiの通信速度は大事です。

せっかくルーターをWi-Fi6にしているので、クライアント(PCやスマホなど)もWi-Fi6にしないと宝の持ち腐れです。

でも、Wi-Fi6対応のスマホはハイスペック機種しかないので、普通は10万円を超えます。Google Pixel 6aは、4~5万円台で買える唯一のWi-Fi6対応Androidスマホです。

勝手に私が名付けたCPU性能分類の「A高性能」の機種になりますので、よほどの高性能を求めないのであれば、イチオシです!

ちなみに「A高性能」の「Pixel 6a」は、3Dを使うスマホゲーム「うま娘」も通常モードで楽しめるCPU性能です!

■売り切れていないか、IIJmioの公式サイトを↓Check

IIJmio(みおふぉん)

OPPO Reno 7A / OPPO Reno 5A

画像引用:IIJmio公式サイト https://www.iijmio.jp/

「OPPO Reno 7A」は、前述していますが、「OPPO Reno 5A」との比較で、もう少し詳しく説明します。

ドコモで取り扱いがない端末ですが、どちらも「nanoSIM・eSIM」のデュアルSIMに対応していて、周波数も大手4キャリアに対応しています。

ドコモの「B高性能」で、eSIMと大手3キャリアの周波数に対応していて、人気のある機種は「AQUOS sense7 SH-53C」がありますが、49,000円(税込)前後します。

IIJmioのMNP特価でも、32,800円(税込)です。

一方、「OPPO Reno 7A」と「OPPO Reno 5A」は、CPUスペックもROM128GB/RAM6GBスペックも同等です。

「OPPO Reno 7A」は、一括価格で39,800円(税込)で1万円安く、MNP特価なら一括24,800円(税込)になります。

「OPPO Reno 5A」は、一括価格で31,400円(税込)、MNP特価で一括19,800円(税込)と2万円を切る価格です。

画像引用:IIJmio公式サイト https://www.iijmio.jp/

基本性能の比較なので、最終的には、カメラやディスプレイ、バッテリー性能など、皆さんのお好みで決めるのが一番満足感が高くなって宜しいかと思います。

この記事は比較検討する機種の参考として見て頂ければ良いかと。

「B高性能」の機種は、3Dを多用していないオンラインゲームやzoomのオンライン会議など動画と音声を一緒に扱うアプリケーションでも、そこそここなせます。

ディスプレイのリフレッシュレートはAQUOS sense7は60Hzですが、OPPOはどちらも、90Hzで非常になめらかです。

画面サイズは、「AQUOS sense7:6.1インチ」、「Reno 7A:6.4インチ」「Reno 5A:6.5インチ」とやや大きめで見やすいです。

あと、OPPOの主な違いは、サイズが「Reno 7A」の方が薄くて軽くなっています。バッテリーの容量も「Reno 7A」の方が大きいです。「Reno 7A:4500mAh」「Reno 5A:4000mAh」。あとは指紋認証が「Reno 7A」はディスプレイ内でできるのに対し、「Reno 5A」は背面にあるので慣れが必要かもしれません。

IIJmioの公式サイトは↓以下のバナーからご覧いただけます。
↓売り切れていないかCheck

IIJmio(みおふぉん)

まとめ

ドコモの公式サイトに掲載されているスマホで、eSIM(デュアルSIM)に対応している全機種をご紹介しました。

また、eSIM(デュアルSIM)を使ううえで周波数に気をつける注意点がある為、eSIMと周波数に対応しているおススメ機種もご紹介しました。

本来、おすすめ機種は利用用途で人それぞれですが、経験上、スマホに触れている時間が長い方は、ある程度スペックが高い端末を買う事をオススメします。

これは使い比べて体感しないと判りませんが、LINEやzoomのビデオ通話やオンラインゲーム等、以前よりスマホの処理能力が必要なアプリやサービスが増えていて、スマホも多少スペックを上げないと固まったり通信速度が遅くてストレスがかかります。

できれば「B高性能」以上のスマホを選ぶ事でストレスを軽減する事ができますし、スマホが固まって無駄にする時間も減ります。

これは、いわゆる「QoL」が上がる事になり、充実した日常を送る為の大切な判断になります。※QoL(クオリティ オブ ライフ)

多少値段が高くても、サクサク動くスマホを触る度に、これ買って良かったなと1日に何回も幸せな気分に浸れます。

一方でスマホは連絡用に持っていて、あまり触らない方は低スペックでも構わないと思います。

でも何かの都合で、急にスマホをハードに使う必要が起こるかも知れませんので、スペックは高いに越した事はありません。

あと周波数についてですが、キャリア端末は気を付けないといけません

Androidのキャリア端末は、周波数がキャリア専用にカスタマイズされているものが多く、自社の周波数にしか対応していない端末も多くあります。

格安SIMを使う場合は、自分のスマホが対応している周波数の通信サービスを選びましょう!

そして、スマホの買い替えを検討しているのであれば、本記事に記載しているような「eSIM」「大手4キャリアの周波数に対応」したスマホを買うようにしましょう。

そうする事で、サービスの選択肢を広げることができ、ほぼ自由に好きなキャリアや格安SIMに乗り換える事ができます。

実際には、周波数が対応していれば、どこのサービスでも使える訳ではなく、不具合がでる端末はありますので完全ではありません。この点は、注意事項なので、必ず格安SIMサービスの公式サイトで「動作確認済み端末」を確認してから利用するようにしましょう。

最後に、ドコモのeSIM(デュアルSIM)対応機種で、且つ大手4キャリアの周波数に対応している一覧表に端末価格を入れて再掲しておきます。

性能機種名SIM参考価格
(税込)
U高性能iPhone 14 Pro MaxnanoSIM/eSIM×2289,300
U高性能iPhone 14 PronanoSIM/eSIM×2275,220
U高性能iPhone 13 Pro MaxnanoSIM/eSIM×2275,550
U高性能iPhone 14nanoSIM/eSIM×2201,740
U高性能iPhone 13 PronanoSIM/eSIM×2267,410
U高性能iPhone 14 PlusnanoSIM/eSIM×2220,330
U高性能iPhone 13nanoSIM/eSIM×2199,430
U高性能iPhone 13 mininanoSIM/eSIM×2176,660
U高性能iPhone SE(第3世代)nanoSIM/eSIM×2104,500
U高性能iPhone 12 Pro MaxnanoSIM/eSIM182,952
U高性能Galaxy Z Flip4 SC-54CnanoSIM/eSIM159,500
U高性能Galaxy Z Fold4 SC-55CnanoSIM/eSIM249,700
U高性能iPhone 12 PronanoSIM/eSIM169,488
S高性能iPhone 12nanoSIM/eSIM123,552
S高性能iPhone 12 mininanoSIM/eSIM110,088
S高性能AQUOS R7 SH-52CnanoSIM/eSIM198,000
B高性能AQUOS sense7 SH-53CnanoSIM/eSIM54,230
C普通Galaxy A23 5G SC-56CnanoSIM/eSIM33,440

通信端末としてのスマホ選びの一助になると嬉しいです。

IIJmio(みおふぉん)

mineo(マイネオ)

<合わせて読みたい>

mineo(マイネオ)

この記事は以上です。

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