<この記事で分かること>
TP-LINKのメッシュWi-Fiシステム「Decoシリーズ」のおすすめ機種と、なぜ売れ筋ランキングで上位を独占するのか?その理由を全7機種を比較して「スペック」や「価格」、「皆さんにあった機種の選び方」等と共に解説します。
- おすすめはWi-Fi6対応機種
- ネットワーク機器を購入する際の注意点
- メッシュWi-Fi売れ筋ランキングの比較
- メッシュWi-Fi システム 【TP-link Decoシリーズ】 全7機種をご紹介
- TP-Link Deco X90 価格ドットコム売れ筋ランキングNo2!
- TP-Link Deco X60 価格ドットコム売れ筋ランキングNo3 !& Amazon No2!
- TP-Link Deco X20 価格ドットコム売れ筋ランキングNo1 !& Amazon No4!
- TP-Link Deco M9 Plus 価格ドットコム売れ筋ランキング No8! & Amazon No4!
- TP-Link Deco M5 価格ドットコム売れ筋ランキング No5! & Amazon No5!
- TP-Link Deco M4 Amazon売れ筋ランキングNo1!
- TP-Link Deco M3 売れ筋ランキング ランク外
- TP-linkについて
- スペック(間取り・Wi-Fiカバー範囲)比較
- TP-Link Decoシリーズ 全7機種のWi-Fi性能と価格目安
- 1台と2台・3台セット販売価格(目安)の比較
- スペック(ワイヤレス)比較1/3
- スペック(ワイヤレス)比較2/3
- スペック(ワイヤレス)比較3/3
- スペック(ハード面)比較
- スペック(ルーター機能)比較
- スペック(セキュリティ関連)比較
- Deco voice X20について
- まとめ
おすすめはWi-Fi6対応機種
まず、おすすめ機種の結論から申し上げます!
総じて「Wi-Fi6」に対応している「X90」「X60」「X20」のどれかをお勧めします!
1機種に無理に絞るとすると一般的なネットの使い方(ネット検索・Youtube等の動画閲覧・SNS利用・zoom等のオンライン会議利用など)であれば、「X60」が一番「安定した通信品質」「Wi-Fi範囲の広さ」と「価格」のバランスが優れているとこの記事を書きながら、再認識しました!
「X60」が対応する間取りの目安は2台セットで3LDK~5LDK、3台セットなら4LDK~7LDK、1台あたりの最大カバー範囲はとても広く230㎡です。
間取りやカバー範囲は目安です。皆さんのおうちの環境によって変化します。この点については記事本文でご説明しています。
「X60」を基準にして「2台セット」にするか「3台セット」にするか?もしくは高性能を求めるならば「X90」にランクアップするか?「X20」で事足りるのかを考えてみるのが良いかと思います。
予算もあると思いますので、Wi-Fiを使う部屋の用途に応じてスペックを変えた違う機種のDecoを混在させて使うことができるのもDecoシリーズの特徴です。Decoシリーズはすべての機種とつなげることができます♡
もちろん、購入する皆さんには個々のニーズがあるので、それぞれにあった機種を選ぶのが一番です!
それでは、皆さんの個々のニーズにあった機種はどれなのか?
それは記事を読んで頂ければ分かるようにするのが、この記事の目的でもあるのですが、Wi-Fiはそれぞれのお宅の形状や環境に大きく左右されるので、なかなか「こうだ!」と言い切れない点が多々あり説明が難しいです、、
でも「諦めたらそこで試合終了だよ(←また出た!別の記事でも書いた!)」という安西先生のお言葉が私を突き動かすので「なんとかして皆さんの最適解を導けるように工夫して書いた」つもりですが実際にお役に立つ記事になっているかは読んでもらっての皆さんのご判断にお任せするという事で❤
(注)全7機種とは2021年8月時点で販売している機種になります。
ネットワーク機器を購入する際の注意点
この記事は、もともとは自分の購入検討のために調べていた時に、全機種をまとめたサイトがなくてどの機種がどれくらいのスペックなのか分かりにくくて苦労したのが書くきっかけです。
そんなこんなで、ネットワーク機器の購入に際しての前置きです。
(必要ない方は飛ばして次項にお進みくださいね)
ネットワーク機器は見た目は同じでも性能が違う製品がいっぱいあります。
ある程度、着目する情報を頭に入れておかないと、どの製品もメリットしか書いてないので(例えそれが古い製品でも)、全部よく見えてしまいます。
特に古い規格で安くなっている製品が「お得に見えます」ので買ったあとに失敗した~とかなります。
古い規格でも自分ちのネットスペックにあっていれば大丈夫です◎
ネットスペックとは、通信速度だけを考えればインターネット回線のスピードが目安になります。どんなに速いWi-Fiを買ったところでネットの速度はインターネット回線に依存するので、ネット回線スペック以上の速度はでるはずもありません!
もし、インターネット回線があまり速くないのであれば、
【1】Wi-Fiもそれに合わせた機種にするか?
【2】ネットの契約を見直すか?
【3】ネット見直しは後からするので、Wi-Fiだけ先にスペックアップしておくか?
という判断をする事になります。
でもネット回線を変えなくても、今使っているWi-Fiルーターのスペックが低くてボトルネックになっている場合は、「高性能なDeco」をいれる事で多少の速度改善は図れると思います。
また、お子様のビデオ等の大容量ファイルを保存する為にNAS(ネットワークアクセスサーバ)を設置して動画ファイルなどをガシガシ放り込むといった使い方をされている場合は、インターネット回線は関係ありませんので、家庭内LANの速度アップをはかるべく高スペックのWi-Fiをいれて一瞬で大容量の動画ファイルを保存するといった使い方もあります。
このようにWi-Fiネットワークは個々の使い方で何が必要なのかが変わってきます。
自分の使い方にあった機種選定をする為の必要なスペックの機種はどれか?知らないで買って期待した性能と違うと落ち込む?⤵️ので、ECサイトを見る前にある程度、必要なスペックと機種を絞り込んでおいた方が失敗が少ないです。
メッシュWi-Fi売れ筋ランキングの比較
まずはTP-Link Decoシリーズ全7機種の、実際にはどの機種が売れているのかECサイトのランキングで比較します。
参考にするランキングは「価格ドットコム」と「Amazon」でのメッシュWi-Fiシステムに絞った(手作業)売れ筋ランキングです。
「価格ドットコム」は直近の売れ筋機種が分かります。「Amazon」は集計期間を書いていませんが累計かそれに近い結構長い期間での集計となっています。その為、過去によく売れているベストセラー製品が上位にランクする傾向がでます。
同じランキングでも集計期間が違うと結果がかなり変わってきますのでランキングの見方は要注意です。
機種名 | 価格.COM (直近の売れ筋) 8月→10月 |
amazon (累計の売れ筋) 8月→10月 |
1台の価格(目安) |
Deco X90 | 1位→2位 | 10位→8位 | 24,000円前後 |
Deco X60 | 2位→3位 | 2位→2位 | 15,000円前後 |
Deco X20 | 3位→1位 | 5位→4位 | 11,000円前後 |
Deco M9 Plus | 5位→8位 | 18位→6位 | 12,000円前後 |
Deco M5 | 7位→5位 | 3位→5位 | 8,000円前後 |
Deco M4 | 9位→10位 | 1位→1位 | 6,500円前後 |
Deco M3 | ランク外→26位 | ランク外→23位 | 10,000円前後 (2台セットのみ) |
(注)メッシュWi-Fi売れ筋ランキングというカテゴリはないので、上表はWi-Fiルーターの売れ筋ランキングの中からメッシュWi-Fiシステム(ルーターと中継器のセットではない)の機種だけを手作業で抜き出したものです。
価格ドットコムは 2021/10/10 ~ 2021/10/16の集計結果、Amazonは集計期間掲載なし(恐らくある程度長期間の累積結果)
<ランキング総評>
在宅テレワークが浸透してきた昨今、高品質なWi-Fi環境を望むニーズが高まっている背景があります。
最近のランキング上位を見ていると「Wi-Fi6」対応のルーターに主役が移った感があります。
メーカー(売り手側)が新しい規格として「Wi-Fi6」のメリットを前面に打ち出して訴求しているというのもあると思います。
確かに「Wi-Fi6」は「Wi-Fi5」に比べ「通信速度の向上(理論値上は1.4倍、電波の届きにくい場所の実測値では2.5倍)」だけでなく「低遅延」「複数デバイス同時接続」といった性能が進化しています。
高品質なWi-Fiを求めるニーズに乗ってWi-Fi6に対応した「X90」「X60」「X20」が1位~3位を独占するのは当然の流れだと思います。
「X90」と「X60・X20」の大きな違いはトライバンドかデュアルバンド対応かという点です。「メッシュWi-Fiシステム」はユニット同士の連携が一番の売りなので、その連携データもWi-Fiの帯域を使います。
トライバンドはWi-Fi帯域を多く使えますので、その分実際のデータ転送に割り当てる帯域も多くする事ができ且つユニット間の連携もよりスムーズにできるという利点があります。
高品質を求めるとここ(トライバンド)に行きつきます?
この項目での着目点は、
Decoシリーズは複数台での連携(チームプレー)が得意な「メッシュWi-Fiシステム」という「単体のWi-Fiルーター」とはちょっと違う製品という点です。
また、お手軽にできるWi-Fiルーターと中継器のセットで作るメッシュWi-Fiよりワンランク上の使い心地の良さが特徴です。
Deco M5を除いてAmazonのランキングでDecoシリーズの順位が上がっている事からもメッシュWi-Fiの使いやすさが少しずつ認識されている傾向がでています。
Deco X60の「現在の価格」はコチラからcheck!
Deco X20の「現在の価格」はコチラからcheck!
次に、Decoシリーズでは何台セットが売れているかの順位です。
順位 | 機種名 | 価格(目安) | Wi-Fi性能 |
1 | Deco X20 2台セット | 18,000円前後 | Wi-Fi6 高(High) |
2 | Deco X90 2台セット | 42,000円前後 | Wi-Fi6 最上(Very High) |
3 | Deco X60 2台セット | 26,500円前後 | Wi-Fi6 高(High) |
4 | Deco M5(V2) 3台セット | 17,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
5 | Deco M9 Plus 2台セット | 12,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
6 | Deco X90 1台 | 26,000円前後 | Wi-Fi6 最上(Very High) |
7 | Deco M4 2台セット | 11,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
8 | Deco X60 3台セット | 40,000円前後 | Wi-Fi6 高(High) |
9 | Deco X60 1台 | 14,500円前後 | Wi-Fi6 高(High) |
10 | Deco X20 3台セット | 31,000円前後 | Wi-Fi6 高(High) |
11 | Deco X20 1台 | 11,500円前後 | Wi-Fi6 高(High) |
12 | Deco M9 Plus 3台セット | 27,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
13 | Deco M5(V2) 1台 | 8,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
14 | Deco M5(V2) 2台セット | 15,500円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
15 | Deco M4 1台 | 6,500円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
16 | Deco M3 2台セット | 8,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
17 | Deco M9 Plus 1台 | 11,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
18 | Deco M5(V2) 3台セット | 21,000円前後 | Wi-Fi5 標準(Medium) |
やはり2台セットがメインで売れています。驚きはX90が2位という事です。大体ランキングは安い機種が上位にくる事が多いのでX20→X60→X90というイメージだったので。
あと意外に3台セットの需要もあります。広いおうちに住んでいる方か、鉄筋コンクリートで電波が届きにくいか、離れがあるなど特殊な形状の場合に重宝されていると思われます。単体ルーター&中継器では味わえないソリューション(お困りごと解決)が提供できているんだと思います。
1台のみは単独利用か追加購入かはランキングからはわかりませんが、部屋の広さが足りているのであれば1台での単独利用もありです。
1台で使ってみてWi-Fiが弱い所があれば、簡単に1台追加してメッシュWi-Fiを構築できるからです?️
さて、このランキングの流れに乗って、全7機種をご紹介していきたいと思います❤
メッシュWi-Fi システム 【TP-link Decoシリーズ】 全7機種をご紹介
まずは簡単な内容と外観のデザインを見ながら、全7機種をスペックの高い順にご紹介いたします。価格目安は1台の場合で2021年8月時点の情報です。
TP-Link Deco X90 価格ドットコム売れ筋ランキングNo2!
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco X90 | 最上(Very High) | Wi-Fi6 | 2021.6.24 | 24,000円前後 |
X90は、ここ最近ぐんぐんランクをあげています!
おうちのWi-Fi環境に質を求めるニーズが高くなっている事が一番の要因ですが、併せて価格が下がってきた事で拍車がかかっていると想定されます。
この機種は現時点(2021年10月)でDecoシリーズの最上位機種です。
Wi-Fi性能も凄いですが、価格もなかなかです❤
でもこの性能でこの価格は実は安くて驚きなんです!
最初の表の価格ドットコムランキングの4位はASUS ZenWiFi AX (XT8) なんですが2台セットで66,500円前後(2021年10月時点)です。
X90と同じくAiメッシュ搭載、トライバンド対応で5GHz帯通信速度はアンテナ数4×4の6600Mbps(理論値)、Wi-Fiのカバー範囲もほぼ同等のスペックですが、X90は、1台で24,000円前後、2台セットで46,000円前後です。これがTPLINK Decoシリーズが高コスパと言われる所以です。
価格を抑えて高性能!!
前述の通りメッシュWi-Fiシステムの本領を発揮させる「トライバンド」対応と「Aiメッシュ」はDecoシリーズで唯一対応しています。
Deco X90の「現在の価格」はコチラからcheck!TP-Link Deco X60 価格ドットコム売れ筋ランキングNo3 !& Amazon No2!
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco X60 | 高(High) | Wi-Fi6 | 2020.11.26 | 15,000円前後 |
「X60」は直近ランキングで3位(価格ドットコム)も凄いですが、発売から約1年半で累計のAmazonでも2位という順位は目を見張ります。
1台15,000円前後、2台セットで28,000円前後というのは単体ルーターと比べると少し高く感じるもしれませんが、単体ルーターにはメッシュWi-Fiシステムの機能はついていないのでその差です。
※補足追記※最近(2021年10月時点)は単体ルーター&中継器でもメッシュWi-Fiに対応している機種が増えてきていますが「アクセスポイント(ブリッジ)モード」では使えない等、色々使い勝手の面で支障があったりします。
また、中継器にはルーティング機能はないのでメッシュWi-Fiシステムとは本質的には別ものです。
でも既にルーターを持っている場合は、中継器を追加するだけで低コスト且つ手軽にメッシュWi-Fiを構築できるのは良い点です!
(注)ルーターも中継器も同一メーカーでメッシュWi-Fi機能に対応している必要があります。最近規格を統一してメーカーが違ってもメッシュWi-Fiが使えるようにする動きがあるのはありますので今後は異なるメーカーでもメッシュWi-Fiが使えるようになりそうです。
X60に話しを戻すと高性能なメッシュWi-Fiルーターが2台で28,000円前後。これは高いのか安いのか?
製品の値段はその製品の性能や機能が使う人にとっての価値で決まりますので私が判断してもあまり意味はないですが、「Wi-Fiカバー範囲の広さ」「6ストリームの高速通信」「メッシュWi-Fiシステム」の完成度とネットワーク性能の安定性からは十分妥当な価格だと私は思います。
まぁそうでないとオススメする意味もないですが?
あと、ルーター単体で比較すると、もっと性能が良くて安い機種はあります。
でもDecoシリーズは複数台で連携させるメッシュWi-Fiシステムが売りなので、単体のスペック比較は無意味です。
また、同じ性能のメッシュWi-Fiシステム製品を他社で買おうとするとほとんど3万円を超えてきますので、28,000円前後(2台セット)でもX90と同様にコスパは高いです。
Deco X60の「現在の価格」はコチラからcheck!TP-Link Deco X20 価格ドットコム売れ筋ランキングNo1 !& Amazon No4!
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco X20 | 高(High) | Wi-Fi6 | 2020.6.25 | 11,000円前後 |
X20はX60より少しスペックは落ちますが、なるべくお安く広範囲にWi-Fiを広げたい場合は有効です。
3台セットでもX60と同じ3万円を切る価格で購入できます。速度もそこそこ欲しいけど、それよりも価格重視という場合はX20の3台セットという選択肢もありです。
ちなみにX60とX20の筐体サイズは同じです。でも中身の性能が若干違いますので間違えないように注意しましょう!
1台で11,000円前後、2台セットで20,000円前後です。
Deco X20の「現在の価格」はコチラからcheck!TP-Link Deco M9 Plus 価格ドットコム売れ筋ランキング No8! & Amazon No4!
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco M9 Plus | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2018.11.15 | 12,000円前後 |
M9 Plus は、X90と同じトライバンド搭載のWi-Fi5では最高スペックの機種です。
「トータルの通信速度」「Wi-Fiカバー範囲」のスペックは高く「メッシュWi-Fiシステム」としては、X20より高い性能です。
X20と価格が同じくらいなので、どちらを買うか悩むところです。
5GHz帯の速度は「X20」の方が速いので速度重視の場合は「X20」を選んだ方が良いと思います。
半年前ならM9をおススメしていたと思いますが、これから数年間使うことを考えると、やはり「Wi-Fi6」対応のX20を私はおススメします。
予算が許すのであれば、ワンランク上の「X60」を選ぶことで「 M9 Plus 」よりスペックが高いので迷う必要がありません。
「X20」は 1台で12,000円前後、2台セットで19,000円前後です。
Deco M9 Plus の現在の価格はコチラからcheck!TP-Link Deco M5 価格ドットコム売れ筋ランキング No5! & Amazon No5!
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco M5 | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2017.6.22 | 8,000円前後 |
Amazonで相変わらず高いランキングを維持しているのは凄いです。
Wi-Fi6にこだわらないという方には、2台セットで10,000円台という価格が大いに支持されていると思います。
自分のおうちにどの機種を買えば良いのか?
必要なスペックについては次項で説明致しますが、「価格重視」であればお手頃ではないでしょうか?
1台で8,000円前後、2台セットで13,000円前後です。
Deco M5 の現在の価格はコチラからcheck!TP-Link Deco M4 Amazon売れ筋ランキングNo1!
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco M4 | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2018.12.6 | 6,500円前後 |
Amazonのランキングは今なおNo1❤
思い返せばこの「Deco M4」が家庭でのメッシュWi-Fiの知名度をあげたような気がします。
当時先進機能満載なのに低価格でユーザーのハートを鷲つかみにしました。
予算に限りのある場合で、現在のおうちのWi-Fiに不満がある方はM4でも十分改善する可能性はあります。
もしくは、仮にX90とかX60を2台セットで購入したとします。
おうちが広くて、頻繁にはつかわないけどWi-Fiが繋がらないと困る部屋があるという時などに、このM4を追加で購入するのも一つの手だと思います。
1台で6,500円前後、2台セットで10,000円前後です。
Deco M4 の現在の価格はコチラからcheck!TP-Link Deco M3 売れ筋ランキング ランク外
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格目安/台 |
Deco M3 | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2019.5.22 | 8,000円前後 |
M3はサテライトが中継器タイプになっています。
Wi-Fi電波の自動切替は可能です。
これからM3を買うのであれば、普通の中継器とルーターのセットでもよいような気がします。
TP-linkについて
まずはTP-LINKを知らない方のためにTP-LINKについてご説明致します。
(そんなの知ってるよ!という方は次項に進んでください)
家庭用のネットワーク製品は日本では「バッファロー」や「NEC」のような国内メーカーが人気で、「TP-link」のような海外メーカーはあまり知られていない為に敬遠されがちです。
でもそれは日本で知られていないだけです。
TP-Linkは1996年に設立されたネットワーク機器メーカーで、2011年に無線LAN機器の「世界シェアNo.1」を獲得。2020年度で「10年連続世界シェアNo.1」を達成しています。
最新技術を取り入れた先進的な製品作りと自社生産によるローコストを反映した価格が特徴です。
特にDecoシリーズは「メッシュWi-Fiシステム」として低価格であるのにも関わらず完成度が高く且つ設定の簡単さや使い心地の良さが特徴です。
これが売れ筋ランキングを上位独占する最大の理由です?
現在日本でも、その安定した通信品質が評価され少しづつ認知度は上がってきています。
スペック(間取り・Wi-Fiカバー範囲)比較
おそらくWi-Fi機器の選定で、自分のうちに必要なスペックの機種はどれかという点が一番分かりにくいと思います。
そこで、この項ではまず皆さんのおうちでWi-Fiが使えない所をカバーするにはどれ位のカバー範囲を持っている機種を選べばよいかを考えていきます。
おそらく、この記事でこの項目が一番の肝ではないかと思います。
この項目の着目ポイントはWi-Fi電波のカバー範囲です?
機種名 | 間取り(Wi-Fi目安) | カバー範囲 |
Deco X90 | 4~6LDK(2台) 5~8LDK(3台) | 最大280m2(1台) /560m2(2台)約169坪 |
Deco X60 | 3~5LDK(2台) 4~7LDK(3台) | 最大230m2(1台) /460m2(2台)約139坪 |
Deco X20 | 3~4LDK(2台) 4~6LDK(3台) | 最大165m2(1台) /370m2(2台)約112坪 |
Deco M9 Plus | 3~4LDK(2台) 4~6LDK(3台) | 最大420m2(2台) /600m2(3台) |
Deco M5 | 3~4LDK(2台) 4~5LDK(3台) | 最大350m2(2台) /510m2(3台) |
Deco M4 | 3~4LDK(2台) 3~5LDK(3台) | 最大260m2(2台) |
Deco M3(M4R) | 3~4LDK(2台) 3~5LDK(3台) | 最大220m2(2台) |
冒頭にも書きましたが、Wi-Fi電波のカバー範囲は皆さんのおうちの構造など環境に依存するので、どの機種ならこれ位の範囲をカバーできると言い切れないのが困ります。
そうはいっても目安となるものがないと購入を検討したい方からすると困ってしまいます。
この項目の「間取り」や「カバー範囲」は、お買い物を失敗したくない方には、とても重要な項目だと思います。
上表でみた通り、価格とWi-Fiのカバー範囲はほぼ正比例しています。
そんなに広い範囲のカバーを必要としない方は価格の高い、髙スペック機種を無理に選ぶ必要はありません。
ただし、速度にこだわる場合は、上位機種を選ぶ必要があります。上位機種になるほどカバー範囲は広くなるので、もし1台でカバーできる範囲であれば2台セットを買うよりもお安くなる可能性があります。
Wi-Fiのカバー範囲と自分のおうちの広さを見比べて最低限必要な機種が分かれば、あとは「お財布」と相談しながらランクアップするか、台数を増やすか決める事になります。
注意点としては鉄筋コンクリートのマンションと木造の戸建てでは電波の飛ぶ範囲は変わるという事です。
鉄筋コンクリートの壁や床は木造と比較してWi-Fi電波を強くさえぎります。同じ間取りでも鉄筋コンクリート造りの建物では木造よりもWi-Fi電波のカバー範囲が広い機種を選んだ方が良いでしょう。
「え~!で?結局どの機種を選べば良いのか分かりにくい❗」という方の為にもう少し具体的に間取り図を使って広さとWi-Fiカバー範囲について説明します。
<Wi-Fiのカバー範囲と間取りの関係>
マンションの場合、2LDKであれば大体44~60㎡(平米)くらいの広さです。
そして3LDKは60~90㎡(平米)くらい。
4LDKは80~130㎡(平米)くらい。
都心部にいく程、平均の平米数は小さくなり、地方にいく程大きくなります。
同じ間取りでも広さには幅がありますので4LDK対応と書いていてもそれを鵜呑みにするのは、あまり良くないです。
4LDKといった間取りや平米数はとりあえずの目安にしましょう!
Decoシリーズは一番低いスペックのM3でも2台で220㎡をカバーするとなっているので、この数値だけ見ると、どの機種を買っても対応可能に見えてしまいます。
でもこの数値には注意点がありますので、メインDecoの設置場所と建物の形でみていきます。
以下にマンションの間取り図を使ってイメージしやすくしてみます。
一番カバー範囲が狭いDeco M3(メーカー仕様では2台で220㎡をカバー)を例に、約100㎡のおうちに設置したら、どれくらいカバーできるかを説明します。
マンションによくある100㎡の長方形の間取りで見ていきます。
この長方形のおうちの一番隅っこがメインDecoの設置場所だった場合、どこまでがカバー範囲になるか?
メインDeco(Wi-Fi親機兼ルーター)はリビングのTVの横に設置されているとします。
Wi-Fi電波は同心円状に広がりますので100㎡の半径は半分の50㎡です。メインDecoがおうちの隅っこの設置になる場合、半分の50㎡しかカバーできません。
なぜ半分しかカバーできないのか、以下に間取りとWi-Fi電波のカバー範囲のイメージを作ってみました。
Wi-Fi電波は遮蔽物がない場合は20mくらいは届きます。届きますが段々電波は弱くなり比例して速度もでなくなります。
以下の図では濃いピンクの範囲は今回、110㎡がカバーできるDeco M3機器の許容範囲(イメージ)です。薄いピンクは 100㎡以上の範囲に届いていますが快適にはWi-Fiを利用できない範囲になります。
メインDecoは 110㎡ をカバーする性能ですが、おうちの端っこに設置となった場合はカバー範囲は半減します。上図のとおり家の中は実際に使える範囲のWi-Fi電波の1/4しか使えていません。
リビング横の部屋はリビングとの間の壁がコンクリートではなく石膏ボードであれば、おそらくWi-Fiは問題なく使えると思います。
もう一つ左横の部屋は濃いピンクの範囲に入ってますが、壁が2つ邪魔するのでおそらく速度的には2/3~半分程度になると想定されます(自宅でテストした実測値からの推測)。
そして一番左にある2部屋は、Wi-Fiは壊滅状態です。文明から遠ざかったお部屋です。「ここはジャングルか!なんとかして~」となります。
そこで、上図のおうちの場合、2台のDecoユニットがあれば丁度100㎡をカバーできると想定されます。
以下がそのイメージです。
メインDecoのWi-Fi電波が良好な範囲にサテライトDecoを設置する必要があるため、サテライトDecoはおそらく廊下に設置することになるかと思います。
この2台目のサテライトDecoを設置することで左2つのお部屋も文明開化します!おめでとうございます❤
もうお気づきでしょうか?
1台で110㎡カバーできるとなっているWi-Fiルーターでも、今回の間取りの例のようにおうちの端っこが設置場所になっている場合は、その半分しかカバーできない事になります。
そして今回の場合は、Decoを2台使って 100㎡ をカバーする事ができました!(スペックでは 1台で100㎡ がカバーできると思ってしまいます)
スペック表に載っているカバー範囲は同心円状の範囲になりますので、メインDeco(ルーター)の設置場所やおうちの形状によってカバーできる範囲は変わってきます。
ざっくりですが、メインDecoの設置場所が家の端っこにある場合は、記載してある平米数のおよそ半分で考えると良いかと思います。
また、マンションで鉄筋コンクリートの壁や床がある場合はWi-Fi電波が届きにくい場所がでてきます(この後でまたイメージ図で説明致します)。
自分のおうちの形状とWi-Fiカバー範囲を見比べながら、気になる時は「3台セット」を買うか、心配なら初めからワンランク上の機種を選んだほうが安心かもしれません。
もしくは「価格」の所で後述していますが、とりあえず「2台セット」を買って試してみて、足りない場合はもう一台追加するという考え方でも良いと思います。
次に「マンション」と「木造戸建て」の違いについても考えてみたいと思います。今、私は木造戸建てに住んでいますが、引越す前はマンションでした。たまたま同じ状況を比較するシチュエーションがありましたのでお伝えします。
<マンションの場合>
引越す前に住んでいたマンションはメゾネットタイプで2階がありました。
Wi-Fi(親機)ルーターは1階にあって、その真上が子供部屋です。なのでWi-Fiルーターと子供部屋のスマホまでは直線距離で4mくらいしかありません。
でもWi-Fiの電波はかろうじてアンテナが一本立つかどうかで使い物になりませんでした。ちなみに2.4GHzでそんな状態だったのでお手上げです。
引越後の木造戸建ても1階のWi-Fi(親機)ルーターの真上に2階の部屋があり全く同じ距離感ですが、Wi-Fi電波はほぼMAXで届いています。こちらは5GHzが十分届きます。
同じ距離でも鉄筋コンクリートの床と木造の床ではWi-Fi電波の到達距離が恐ろしいほど違います。
ただこの時私が使っていたWi-Fiルーターは、あまりスペックが高くない製品だったので顕著に違いが出たかもしれません。もっと性能のよいWi-Fiルーターだったらマンションでも少しはWi-Fi電波が届いていたと思います。
この時は引っ越しを既に考えていたので、お安く中継器で繋いでしのぎました。
鉄筋コンクリートの建物といっても全部がコンクリートではありません。床はほぼコンクリートと思いますが壁は石膏ボードの部分もあります。手で叩けば音で違いがわかります。
鉄筋コンクリート造りの場合、マンションでも一戸建てでも階段や廊下の空間がつかえればWi-Fi電波を繋ぐことができます。
メインDeco(Wi-Fi親機 兼 ルーター)の設置する場所とスマホやパソコンを使う場所の間にコンクリートの壁や床がある場合は、無理に直線上にサテライトDecoを置く必要はありません。
前述の階段や廊下の例のように、迂回する場所になっても構いませんので、できるだけコンクリートをよけて電波が通れる空間にサテライトDecoを設置した方が繋がりやすいです。
それでは、コンクリートの壁がある場合でまたもやDeco M3を設置した場合の例をご案内します。
今度は3LDKで約80平米のマンションです。
コンクリートの壁がある右隣の部屋のWi-Fi電波の届き方は以下のようなイメージです。
リビング右横の部屋は普通ならメインDecoのWi-Fiが届く範囲ですが、コンクリートの壁に遮られて電波が届かない可能性が高いです。
リビングの上の部屋は壁が石膏ボードと思われますので少し弱いかもしれませんが、おそらくWi-Fi電波は届きます。
サテライトDecoを置いた場合のWi-Fi電波のカバー範囲イメージも作ってみました。
もし上図の場所にサテライトDecoを設置できれば、リビングの隣の部屋だけでなく右奥の部屋もWi-Fi難民から抜け出せます。
左上の部屋もWi-Fi電波が弱かった思われますので、快適な環境に変わると思います。
また私はしませんが、お風呂場でTVやビデオを見るという話しもよく聞きますので、そういった楽しみ方もできるようになるのではないかと思います❤
2つの間取り例と同じような感じであれば80㎡~100㎡くらいの広さのおうちなら、一番Wi-Fiカバー範囲がせまいDeco M3でもWi-Fi範囲は足りると想定されます。ただし、壁2枚はさむと5GHz帯の速度は半分から2/3程度に落ちます。
DecoのWi-Fi5対応機種の場合、5GHz帯の理論値上の速度は867Mbpsですが実際には理論値の速度は出ません。実測値は半分くらいになりますので400Mbps前後がメインDecoのすぐ近くで測った場合の速度になります。
(注)通信速度はデバイス(スマホやPCなど)のスペックに依存しますので、400Mbpsも出ない場合もあります。この場会はデバイスもスペックの高いものに買い替えないと速度改善はできません。
そして、壁二枚挟んで速度が半分になると200Mbps前後くらいになりますが、200Mbps出ていればZOOMや動画でも特に問題は無いでしょう?
この項目では日本の一般的な住宅の広さ(3~4LDK・100㎡程度)でDecoのどの程度の機種が必要かをお伝えしたかったので、結論としては一番スペックの低いDeco M3でもWi-Fiのカバー範囲としては足りるということになります。
あとは、電波が届きにくい部屋の速度や品質をどこまで求めるかでスペックアップするかしないかを考えれば良いです。
「価格」重視であれば、おのずと 「M9」以下の「Wi-Fi5」対応機種 がお手ごろです。
「Wi-Fi5」 機種の弱点は、家族が複数台同時接続した場合や遠い部屋等で電波が弱い場合です。別の記事でも書いていますが、電波の入りが悪い部屋は「2.4GHz帯」での接続が多くなります(「5GHz帯」は通信速度は速いですが、障害物に弱いため)。「Wi-Fi5」と「Wi-Fi6」の大きな違いは「2.4GHz帯」を使ったときの速度差です。
私のうちでテストしたときは理論値ではなく実測値で「約2.5倍(約40→約100Mbps)」の速度差がでました。
これが皆さんがWi-Fiが遅くて困られている、よくあるパターンなのでご注意ください。
オンライン会議などの動画系コンテンツにストレスを抱えている場合は、上述のことから「Wi-Fi6」対応の 「X90」「X60」「X20」 をお勧めします。
Wi-Fiはほぼ毎日使うものなので、ストレスがないに越したことはないです。快適なWi-Fi環境はプライスレス❤
あと具体例で気になる点としてはサテライトDecoの設置場所です。図の位置に設置できれば良いですが、一番の問題は電源があるかどうかです。もし近くにない場合は延長コードで延ばさないといけないかもしれません。
あと壁のところにクローゼットが設置してあって、洋服やクローゼットの扉がある場合はさらに障害物になります。もし速度低下が大きくて支障があるときは、もう1台追加するケースもあると思います。
これは本当に皆さんのおうちの状況によって千差万別なので、そういう場合もあるという点はご理解くださいませ。
〈Wi-Fi電波のカバー範囲 総評〉
Decoシリーズは「スペックの高い機種」=「Wi-Fi電波のカバー範囲が広い」「通信速度が速い」です?
よほど変わった形状のおうちか、コンクリートの壁が多くある等の特殊な要因がなければ、最低スペックのDeco M3でも約100㎡の4LDKくらいまではカバーできると想定されます。
日本の一般的な住宅であれば4LDKの100㎡カバーできれば、ほぼ事足りるのではないでしょうか?
だとすれば、あとは安心してお財布と相談しながらどの程度のスペックまで上げるかを考えるだけでよくなります。
平米数のカバー範囲の数値をみると、「X20」と「M9」の所だけスペック順通りではなく「M9」の方が「X20」より高い数値になっています。
広い範囲をWi-Fiで繋げたい時は「M9」の方が良いという事になりますが、前述の「Wi-Fi5」の「2.4GHz帯」は速度が遅いのと、「5GHz帯」でも「Wi-Fi6」のほうが早いので、速度を重視する場合は「X20」を選んだ方が良いです。
広い範囲で使う場合ですが、「母屋」と「離れ」を繋いだりという事も利用シーンとして考えられます。
あとの項目「スペック(ワイヤレス)比較」で「X60」と「X20」は「5GHz帯」で「※W52のみ」という記載があります。
「W52」と「W53」は電波法で屋外使用禁止です。なので、もしそういう繋ぎ方をする場合は2.4GHz帯で接続するか、「W56」に対応している「X90」を選択するかになりますのでご注意下さい。
TP-Link Decoシリーズ 全7機種のWi-Fi性能と価格目安
それではどの機種にするか検討するために最初に機種別で掲載した内容を比較しやすいように一覧表で再掲します。上からスペックが高い順です。
冒頭の着目すべき点の一つ目はWi-Fiの最新規格である「Wi-Fi6」対応かどうかです。
機種名 | Wi-Fi性能 | Wi-Fi規格 | 発売日 | 価格/台(目安) |
Deco X90 | 最上(Very High) | Wi-Fi6 | 2021.6.24 | 24,000円前後 |
Deco X60 | 高(High) | Wi-Fi6 | 2020.11.26 | 15,000円前後 |
Deco X20 | 高(High) | Wi-Fi6 | 2020.6.25 | 11,000円前後 |
Deco M9 Plus | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2018.11.15 | 12,000円前後 |
Deco M5 | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2017.6.22 | 8,000円前後 |
Deco M4 | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2018.12.6 | 6,500円前後 |
Deco M3(M4R) | 標準(Medium) | Wi-Fi5 | 2019.5.22 | 8,000円前後 |
DecoシリーズはWi-Fi規格でざっくり2つに分ける事ができます。
上から3つ目のX90、X60、X20までが、最新規格のWi-Fi6(11ax)に対応しています。
上から4つ目以降のM9、M5、M4、M3は一つ前の規格Wi-Fi5(11ac)対応になります。
この規格の違いは発売年の違いです。2020年以降のDecoシリーズはWi-Fi6に対応しています。
ほんの1年前ならひとつ前の規格「Wi-Fi5」でも問題なくおすすめできていましたが、状況はかなり変わってきました。
特におうちのWi-Fiで一番よく使うであろうスマホの「Wi-Fi6」対応が進んでいるからです。
ちなみにiPhoneは iPhone11から既にWi-Fi6に対応しています。価格が高いハイエンド端末なので当たり前といえば当たり前ですが・・
Androidも現在は7万円以上するハイエンド端末であれば対応している可能性があります。
主な機種としては、SONY Xperia1 Ⅱ、 Xperia5 Ⅱ、Xperia1 Ⅲ、SAMSUNG Galaxy S10以降、SHARP AQUOS R5G、AQUOS R6などが対応しています。
今後はハイエンド端末でなくてもWi-Fi6に対応してくる端末が増える見込みです。
今はまだWi-Fi6未対応のスマホを使っているとしても、あと2年間のうちには約8割の方が新しいスマホを手にするでしょう。
そしてそのスマホがWi-Fi6対応になる可能性はかなり高いです。
折角スマホを変えたのに、おうちのWi-FiはWi-Fi5のままでスマホのスペックは活かされないという事はよくあります。
その時、「あれっ!うちのWi-FiはWi-Fi6対応じゃなかったっけ?」となります。
そうです。値段しか見ないで買ってしまうと、そうなります。
ただ、気づいても恐らく大半の方が、壊れていもいないWi-Fiをわざわざ新しいものに取り替えるという事はしません。だってまだ動くのにもったいないですから。
多くの場合、このパターンにはまりやすいです。通信サービスは技術の変化が早いので可能な限り最新規格の製品を選んでおいた方が後で困りません?
もちろん、お財布との相談になりますので違いを分かったうえで「Wi-Fi5」対応機種を買うのであれば全然問題ありません。
いずれにしても、TP-LINK DecoシリーズのメッシュWi-Fiシステムは、自分で使っていて、その安定した通信性能を実感しています。
もし今おうちのWi-Fi環境がよくないのであれば、メッシュWi-Fiシステムを一度使ってみると、きっと喜んで頂けて、そしてもっと早く買い替えておけばよかったなーと思っていただける製品という事をお伝えしたいです?
1台と2台・3台セット販売価格(目安)の比較
販売価格の目安を比較しています。
注意点は「1台」の単価、「2台セット」の1台あたりの単価、「3台セット」の1台あたり単価は異なるという事です。
表のあとで解説しています。
機種名 | 1台 | 2台セット | 3台セット |
Deco X90 | 24,000円前後 | 46,000円前後 | – |
Deco X60 | 15,000円前後 | 28,000円前後 | 45,000円前後 |
Deco X20 | 11,000円前後 | 20,000円前後 | 29,000円前後 |
Deco M9 Plus | 12,000円前後 | 19,000円前後 | 33,000円前後 |
Deco M5 | 8,000円前後 | 13,000円前後 | 21,000円前後 |
Deco M4 | 6,500円前後 | 10,000円前後 | 17,000円前後 |
Deco M3 | - | 8,000円前後 | 12,000円前後 |
Deco X60の「現在の価格」はコチラからcheck!
Deco X20の「現在の価格」はコチラからcheck!
Deco M9 Plus の現在の価格はコチラからcheck!
Deco M5 の現在の価格はコチラからcheck!
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〈 販売価格 総評 〉
Decoシリーズの価格推移を見ていると、全体的にあまり大きな価格変動はありません。
これは、Decoシリーズの製品としての完成度が高くライバルとなる製品が少ないので安売りする必要がないという事が要因と思われます。
また、そもそもの価格が安く抑えられているので、これ以上値引けないという理由もあると思います?
DecoシリーズはECサイトでは「Wi-Fiルーター」のカテゴリー入っています。
「メッシュWi-Fiシステム」に絞ったカテゴリーは今のところ見た事がないです。
ルーターに比べたら「メッシュWi-Fiシステム」の製品数は少ないので仕方ないです。
もちろんメッシュWi-Fiシステムの製品は、他のメーカーからも発売されてますが、前述の「Wi-Fiルーター」の中に埋もれて、あまり目につかないんだと思います。
知らない人にとっては「単に高いルーターがなぜか2個セットで売られている」としか思わないでしょうから・・
そんなこんなで、価格変動が少ないDecoシリーズは考え方によっては、いつ買っても変わらない金額なので「損した~」という事が少ないです。
誤解がないようにお伝えしておきますが、発売時よりは価格は下がってます。
大きく値崩れをしていないという意味です。
でもたま~にタイムセールで安くなっている時があります。
もしその時に遭遇した方は「得した~」と思って頂いて良いかと思います?
Decoシリーズは「1台」「2台セット」「3台セット」という販売構成になっています。
ECサイトによっては「1台セット」「2台セット」で販売するページが別になっている場合もあり、同じDecoでも買いたい台数のページを探さないといけなかったりします。最近amazonは同一ページで台数を選べるようになっています。
普通は台数が増えると安くなるいうイメージがあります。たしかにDecoシリーズは「1台」よりは「2台セット」のほうが1台あたりの単価が少し安くなる場合が多いです。
ただし何故か「3台セット」は1台あたりの単価は「2台セット」より高い場合もあります。おそらく2台セットのほうがよく売れるので製造ラインの効率化がはかれているものと思われます。
この事から、2台必要か3台必要か迷う時は「2台セット」でまず試してみて、Wi-Fiが届かない場所がある場合に改めてもう1台追加する手法をとっても、「3台セット」で買ったほうが安かったという事が起こりにくいです。
必ずそうなるとも言い切れないので、購入の際は「1台セット」「2台セット」「3台セット」の価格を必ず確認することをおすすめします。
また追加の情報として「Decoシリーズ」はどの機種とでも混在させて使う事ができます。
「2台セット」を買って、もう1台追加したい時に、Wi-Fi電波を少し伸ばしたいだけならスペックを少し落としてコストを抑える事が可能です?
勿論その逆も可能でスペックの高い機種を1台追加して「メインDeco」にし、元のDeco2台を「サテライトDeco」にする事も可能です?
この時、「一番性能の良いDeco」を一番インターネット側に設置するのがネットワークのセオリーです❤️
間違っても一番遠い部屋に高スペックのDecoを置いてはいけません!性能を十分に発揮出来ません。
あとDecoシリーズは2台セットや3台セットの場合、すべて同じ性能のユニットで構成されていますが、唯一「M3」だけはメインユニット(ルーター)1台以外はコンセント直挿しの中継器タイプです。
あまり広範囲のカバーを必要としないライトユーザー向けというコンセプトで発売された機種です。
その為、1台での販売がないので上表でも「-」としています。
「Deco M3」はメインユニット(ルーター)は「M4R」、サテライト(中継器)は「M3W」というふうに名称も分かれています。中継器と書きましたが、メッシュWi-FIとしての自動切替え機能はあります。
ちなみに「Deco M3W」は追加用で1台売りもあり価格は3,700円前後です。
スペック(ワイヤレス)比較1/3
機種名 | ワイヤレス帯域 | Wi-Fi規格 | 最大接続台数 |
Deco X90 (AX6600) | トライバンド (2.4GHz + 5GHz x2) | 5GHz:11ax/ac/n/a 2.4 GHz:11ax/n/b/g | 200台 |
Deco X60 (AX3000) | デュアルバンド (2.4GHz + 5Ghz) | 5GHz:11ax/ac/n/a ※W52のみ 2.4 GHz:11ax/n/b/g | 150台 |
Deco X20 (AX1800) | デュアルバンド (2.4GHz + 5Ghz) | 5GHz:11ax/ac/n/a ※W52のみ 2.4 GHz:11ax/n/b/g | 150台 |
Deco M9 Plus (AC2200) | トライバンド (2.4GHz + 5GHz x2) | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/b/g | 100台 |
Deco M5 (AC1300) | デュアルバンド (2.4GHz + 5GHz) | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/b/g | 100台 |
Deco M4 (AC1200) | デュアルバンド (2.4GHz + 5GHz) | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/b/g | 100台 |
Deco M3 (AC1200) | デュアルバンド (2.4GHz + 5GHz) | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/b/g | 100台 |
Deco M3W (サテライト) | デュアルバンド (2.4GHz + 5GHz) | 5GHz:11ac/n/a 2.4GHz:11n/b/g | - |
<ワイヤレス比較 総評>
この項目は「Wi-Fi6」対応機種が「Wi-Fi5」対応機種より接続台数が増えている点が一目で分かると思います。
でも私がお伝えしたいのは、Decoシリーズは最低でも同時接続台数が100台もできるという点です。
ちなみに同じくらいの価格(15,000円)の他社製Wi-Fiルーターをみると接続台数は30台でした。
ただし、この接続台数は「通信速度」までは保障していません。
Wi-Fiに接続している全端末がYoutubeのHD動画を見ていれば半分に満たなくても通信速度に影響がでるかもしれませんし、全端末がLINEでテキストベースのデータしかやりとしていなかったら半分以上の接続台数でもストレスなく使える状態になると想定されます。
いずれにしても接続台数は意外と見落としがちなスペックになりますので、ご注意ください。
もし、お友達がおうちにいっぱい集まるような方は来てくれたゲストからWi-Fi接続の良さを褒め称えられる事でしょう?
この接続台数の多さは「TP-Link Decoシリーズ(メッシュWi-Fi)」の特徴と言えます。
う~ん、でも日本の一般家庭で使う事を想定すると100台の接続はあまり想像できない・・・
でも、SOHOのような仕事場やカフェ等の人が多く集まる施設にはうってつけかもしれません。
※W52のみ:「X60」と「X20」は、チャンネルがW52(36ch/40ch/44ch/48ch)のみ対応しているということを表していると思われます。
それ以外の機種には記載がありませんので、W53、W56まで対応していると思われますが確証はありません。使う予定がある場合は必ずTP-Linkのサポートに問い合わせをする事をおすすめします。
私も今まで何回かメールで問い合わせをした事がありますが、今のところ2~3日中には返事を返して頂けています。
スペック(ワイヤレス)比較2/3
Wi-Fiの帯域毎の通信速度やストリーム数(同時に通信できる数)の比較です。
機種名 | Wi-Fi合計速度 | Wi-Fi通信速度 | ストリーム数 |
Deco X90 | 6600Mbps | 5GHz:4804Mbps(11ax) 5GHz:1201Mbps(11ax) 2.4GHz:574Mbps(11ax) | 8ストリーム |
Deco X60 | 3000Mbps | 5GHz:2402Mbps(11ax) 2.4GHz:574Mbps(11ax) | 6ストリーム |
Deco X20 | 1800Mbps | 5GHz:1201Mbps(11ax) 2.4GHz:574Mbps(11ax) | 4ストリーム |
Deco M9 Plus | 2200Mbps | 5GHz:867Mbps (11ac) 5GHz:867Mbps (11ac) 2.4GHz:400Mbps (11n) | 記載なし |
Deco M5 | 1300Mbps | 5GHz:867Mbps (11ac) 2.4GHz:400Mbps (11n) | 記載なし |
Deco M4 | 1200Mbps | 5GHz:867Mbps (11ac) 2.4GHz:300Mbps (11n) | 記載なし |
Deco M3 | 1200Mbps | 5GHz:867Mbps (11ac) 2.4GHz:300Mbps (11n) | 記載なし |
<通信速度のスペックに関する総評>
上表の「Wi-Fi通信速度」をみてもらうと分かりやすいですが、Wi-Fi6対応の「X90」「X60」「X20」のほうがWi-Fi5対応の機種より「帯域毎の速度は速い」です。
これはWi-Fi6が規格上の最大通信速度がWi-Fi5より「1.4倍」高速化している事によります。
端末単体のスペック比較であれば、やはり最新規格のWi-Fi6の方が進化しているので、おススメという事になります。
悩ましいのは「合計通信速度」をみると「X20」より「M9」の方が速いので、どちらの方がスペックが高いのかよく分からない点です。
これはM9が「トライバンド」対応となっていて「5GHz × 2本」「2.4GHz × 1本」計3本のWi-Fi帯域を持っているからです。
メッシュWi-Fiシステムは「最適経路の自動選択」を行う際に、各ユニット間の連携が肝になります。
このユニット間がやりとりする連携データもWi-Fiの帯域を使いますのでトライバンドの方がより多くの帯域を使える点で軍配が上がります。
その為、メッシュWi-Fiシステムの連携機能だけを注目すると「X20」より「M9」の方がメッシュWi-Fiシステムとしての性能がが高いと想定されます。
しかしながら、ネットワークはWi-Fiだけで構成されている訳ではありません。
スマホやPCといった一番よく使う身近なデバイスもネットワークを構成しています。
今後その身近なデバイスがWi-Fi6に対応してくる事を考えると、「通信速度」だけではないWi-Fi6のメリットが使えるようになります。
Wi-FiネットワークがWi-Fi5のままだとデバイスのスペックを活かすことができません。
「X20」は「Wi-Fi6」の特徴である「複数端末同時接続」に強く、使える帯域はデュアルバンドですが、4ストリーム(4つの通信が同時にできる)の仕様になっているので複数台デバイスがWi-Fiを使っても速度が落ちません。
デバイスの接続台数が多い場合は、Wi-Fi6を選ぶことをおすすめします。
またWi-Fi6には「低遅延」というタイムラグが少ないという特徴や一度に運べるデータの量も多いので、今後3年~5年間間使うといった少し長い目でみると「X20」の方が安心して利用できるのではないかと思います。
売れ筋上位の「M4」ですが、スペック的には Wi-Fi5なので上記と同じ理由で、今はまだ良いですが、これから3年先を考えると、私はあまりおススメしません。
でも速度に大きなこだわりがなく、一回メッシュWi-Fiがどういうものか使ってみたい、今後必要に応じて買い替えていく、買い足していくという方には、2台で10,000円前後なのでお財布にも優しいので良いと思います。
今使っているWi-Fi環境の状態が悪い場合は、「M4」に変えることで「早く買えば良かった!ルンルン?」という状態に変わることは期待できるので是非一度使ってみて欲しいです。
<速度の表記について>
上表に記載しているWi-Fiの通信速度は理論値上の最大速度なので実際には記載の速度は出ないという事をお伝えしておきます。
仮に、1Gbpsのインターネット回線契約をしているとします。でも実測は3割から4割くらいの300Mbps~400Mbpsくらいが一般的です。
これはプロバイダーがケチっている訳ではなく、回線自体は1Gbpsのスペックを持っているとしても、光信号をデジタル信号に変換するといった機器の処理が入りますので、どうしても理論値上の回線速度はでません。
Wi-Fiも同じです。機器の処理以外にも電波干渉が起こったりドアや壁などの遮蔽物が邪魔したりで理論値の最大速度は実際にはでませんので事前にお伝えしておきます。
スペック(ワイヤレス)比較3/3
通信速度に関係するその他の各種機能の比較です。
機種名 | OFDMA | MU-MIMO | ビームフォーミング |
Deco X90 | ○ | ○4×4 MU-MIMO | ○ |
Deco X60 | ○ | ○ | ○ |
Deco X20 | ○ | ○ | ○ |
Deco M9 Plus | ー | ○ | ○ |
Deco M5 | ー | ○4×4 MU-MIMO | ○ |
Deco M4 | ー | ○ | ○ |
Deco M3(M4R) | ー | ○ | ○ |
この項目も公式ホームページでも詳細な記載がない為、比較がしにくい項目です。
ひとまずは対応しているかどうかの確認となります。
どの項目もWi-Fiの通信品質を向上させるために大事な機能です。
スペック(ハード面)比較
機種名 | CPU | 内蔵アンテナ | 有線LANポ-ト |
Deco X90 | 1.5GHzクアッドコア | 6 | 2.5Gbpsポートx1 1Gbpsポートx1 |
Deco X60 | 1GHzクアッドコア | 4 | 1Gbpsポートx2 |
Deco X20 | 1GHzクアッドコア | 4 (5GHz×2/2.4GHz×2) | 1Gbpsポートx2 |
Deco M9 Plus | Qualcomm 717MHzクアッドコア | 記載なし | 1Gbpsポートx2 |
Deco M5 | Qualcomm 717 MHzクアッドコア | 4 | 1Gbpsポートx2 |
Deco M4 | Qualcomm CPU | 2 | 1Gbpsポートx2 |
Deco M3 | Qualcomm CPU | 2 | 1Gbpsポートx2 |
CPUはデータのルーティング処理に影響しますので、速いに越したことはないです。
上表でもスペックの高い機種の方がCPUの性能も高くなっているのがはっきり分かります。
あとWi-Fiに限らず無線という電波を扱う製品で最も重要な部品は「アンテナ」の受信感度といっても過言ではないと思います。
ただ、この受信感度に関しては公式ホームページに記載されていないので比較することができません。
仕方がないのでアンテナ本数での比較になります。
アンテナ本数が多いほうが「帯域を束ねて速度」を高める事ができるので、より高速な通信性能が期待できます!
あと、ハードウェア機能としては「有線LAN(Erthnet)ポート」のスペックがあります。
Decoシリーズは全て有線LAN(Erthnet)ポートを2つ備えています。
X90のみ「2.5Gbps」ポートと「1Gbps」ポートとなっていますが、それ以外は全て「1Gbps」ポートが2つです。
この2つのポートは「WAN/LAN自動判別」となっており、ユーザーはポート種別を気にせずにLANケーブルを挿すことができます。
ネットワーク機器が苦手な方には嬉しい機能です。Decoちゃん達は頭がよいです❤
あと、Decoシリーズはこの有線LAN接続もWi-Fiと併用して使うことでErthnetバックホールが使えます。
これは冒頭に書いたメッシュWi-Fiシステムの肝となるユニット間の連携データのやりとりを有線LANを使って行うことができる機能です。
有線LANなので安定した通信を行うことができるのと、連携データといえどもWi-Fiの帯域を使うので、 Erthnetバックホールを使うことでよりWi-Fiの帯域を有効活用することができます。
スペック(ルーター機能)比較
機種名 | プロトコル | 動作モード | WAN接続 |
Deco X90 | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Deco X60 | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Deco X20 | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Deco M9 Plus | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Deco M5(V2) | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Deco M4 | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Deco M3 | IPv4/IPv6 | ルーターモード/ブリッジモード | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
Decoシリーズは「メッシュWi-Fi」というカテゴリーで紹介されますが、実際には「メッシュWi-Fi機能をもったルーター」です。
この項目ではルーター機能の比較をしようと思ったのですが、なんと全機種同じ内容です。
同じであれば比較しようがないですし、まぁ悩まなくて良いのでよしとしましょう!
スペック(セキュリティ関連)比較
機種名 | セキュリティ | ネットワーク 保護 | 保護者による 制限 | QoS |
Deco X90 | TP-Link HomeShield | Trend Micro | ○ | ○ |
Deco X60 | TP-Link HomeCare | Trend Micro | ○ | ○ |
Deco X20 | TP-Link HomeCare | Trend Micro | ○ | ○ |
Deco M9 Plus | TP-Link HomeCare | Trend Micro | ○ | ○ |
Deco M5 | TP-Link HomeCare | Trend Micro | ○ | ○ |
Deco M4 | TP-Link HomeCare | 記載なし | ○ | ○ |
Deco M3 | 記載なし | 記載なし | ○ | ○ |
セキュリティ関連も公式ホームページに記載のない部分を除けば、ほぼ同じスペックです。
セキュリティは「 HomeCare 」が標準になっていますが、唯一、X90のみ ワンランク上のセキュリティ「HomeShield」が適用されています。
また、「保護者による制限」は子供のネット使いすぎを制限したりできるので、ありがたいです。
Deco voice X20について
今回はまだ発売していないので割愛しました(2021年8月時点)。でも、もうすぐ発売予定なので別記事で紹介するかもしれません。
まとめ
文字数のボリュームが多くなりすぎて、皆さんが知りたい事を分かりやすく伝えられているかはちょっと微妙な気がします・・・
「機種の紹介や比較」と「機種選定の考え方」は記事を分けたほうが読みやすいかもしれませんね。もし時間があれば、2つに分けるかもしれません。
「まとめ」というか、結論は一番最初に書いたとおりです。
この先3年間は使うことを考えると「Wi-Fi6対応」の「X90」「X60」「X20」からご自身にあった機種選定をおススメします。
Deco X90の「現在の価格」はコチラからcheck!Deco X60の「現在の価格」はコチラからcheck!
Deco X20の「現在の価格」はコチラからcheck!
でも、予算もあると思います。Wi-Fi5で一旦使ってみて「メッシュWi-Fiシステム」がどんなものか試してみるのも良いかもしれません。きっと喜んで頂けると思いますので是非ご検討くださいね❤
Deco M9 Plus の現在の価格はコチラからcheck!Deco M5 の現在の価格はコチラからcheck!
Deco M4 の現在の価格はコチラからcheck!
この記事は以上です!
<合わせて読みたい>
↓スマホもWi-Fi6化
Decoシリーズは性能だけじゃない!あまり語られない、もう一つの魅力とは?数字ばかりで疲れた頭に息抜きの記事です。
中継器とメッシュWi-Fiの違いについて説明しています。
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