日本通信SIMを契約する前に、必ず確認すべき「スマホの周波数(バンド)」について、元プロ(※)が分かりやすく解説します!(※)元通信会社勤務、日本通信さんではない。
周波数を確認せずに契約した方から、実は使えなかった!どうも電波の繋がりが悪い!等の失敗談をよく聞きます。
このようなトラブルにならないようにスマホの対応周波数の確認はどうやったらできるのかお伝えします。
この記事は、2022年6月24日時点の情報です。
金額表記は、特に注釈がない場合「税込」です。
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日本通信SIMの公式サイトは、以下の4つに分かれています。
・プラン(料金プランの説明)
・使える端末
・サポート(MNPや初期設定の説明)
・お申込み
2つ目の「使える端末」のページで皆さんが使っているスマホが使えるかの確認方法を、説明してくれています。
「SIMロック解除」については、記載の通りに進めれば良いのですが、「対応周波数」については肝心な「どの周波数に対応していれば使えるのか?」が明確には書かれていません。
その為、この記事では「対応周波数」の確認方法について、キャリア別に解説します。
日本通信SIMで使える端末の周波数(バンド)について
最初に、全般的なご説明をします。
日本通信SIMは、ドコモの回線を使っています。
その為、ドコモが使っている周波数に対応している端末(スマホ)を使う必要があります。
ドコモの5G周波数帯(バンド)について
日本通信SIMは、5Gに対応していません(使えません)。
※2023年1月追記 日本通信SIMは、2022年12月21日に5Gに対応しました。マイページから5Gオプションへの申込みが必要(オプション料金は無料)
現在、5Gのエリアは限られた範囲しか使えない為、大部分が4GLTEで運用されています。
ある程度エリアが広がったら、日本通信SIMも対応すると思いますが、今はまだ使えませんので、5Gの周波数帯については、割愛します。
ドコモの4G周波数帯(バンド)について
具体的には、4GLTEで「6つの周波数」をドコモは使っています。
6つのうち、主要な周波数(バンド)は、「1」「3」「19」の3つです。
この3つに対応していないスマホは、日本通信SIM(ドコモ回線)では使えませんので、必ず確認が必要です!
バンド「21」と「28」「42」は、前述の3つの主要なバンドで電波が届きにくいエリアを補完しているバンドです。
対応していなくても、ほとんどの場合、影響はないと考えて良いですが、一部エリアでこの周波数(バンド)がないと、電波が入りにくい場所がある事は、頭に入れておきましょう。
ドコモで販売しているスマホでも「21」と「28」「42」の周波数(バンド)に対応しているのは、一部のハイエンド機種です。
同じドコモユーザーでも、スマホのスペックによって、電波の入り方は違ってくるという事です。
そして、本家のドコモでも「21」と「28」「42」の周波数(バンド)が使えないスマホが多く使われていますので、あまり気にしなくて良いでしょう。
文字で書いた事を、下の表にまとめています。日本通信SIMを使うスマホは、「1」「3」「19」の3つが必須であることを頭に入れておきましょう。
<ドコモ4GLTEの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 3 | 19 | 21 | 28 | 42 |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 1.7GHz帯 | 800MHz帯 | 1.5GHz帯 | 700MHz帯 | 3.5GHz帯 |
備考 | 全国で広く対応している主要周波数帯 | 東京・名古屋・大阪メインの周波数帯 | 郊外や山間部用の周波数帯(プラチナバンド) | 地方都市メインのエリア補助的周波数帯 | ごく一部の地域で運用中の周波数帯(プラチナバンド) | 「PREMIUM 4G」と呼ばれる高速通信が可能な周波数帯 |
ドコモの3G周波数帯(バンド)について
次に、3Gの周波数帯についてです。
ドコモは、今年(2022年)に入って3Gが使えるスマホを1台も発売していません。
2021年でも、2台のみ。
これは、4年後(2026年)の3G停波に向けて、4GLTEと5Gのみを使う対応に変わってきているからです。
なので、同じドコモ回線を使う日本通信SIMは、前述した4GLTEの3つの周波数(バンド)さえ対応していれば、3Gの周波数は、あまり気にしなくても良いのですが、念のため記載しておきます。
3Gが使える端末をご利用であれば、何かの時に、3Gでつながる場合があるかもしれませんので。
<ドコモ3Gの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 6 | 19 |
正規のバンド表記 | バンドⅠ | バンドVI | バンドXIX |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 800MHz帯 | 800MHz帯 |
備考 | 主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 |
ここまでで、日本通信SIM(ドコモ回線)で使える端末(スマホ)に必要な周波数についてご説明しました。
次項からは、皆さんが購入したスマホのキャリア別の調べ方をご案内します。
現在、ドコモをご利用の方
現在使っている端末(スマホ)が、ドコモで購入したものであれば、手続きは一切ありません。
ドコモ以外でSIMフリー端末を購入して使っている方もいらっしゃると思いますが、今、ドコモで利用していて支障がなければ、日本通信SIMに乗り換えても同じように使えます。
ただし、エリアについては1点だけ違いがあります。
それは、日本通信SIMは現時点では、5Gには対応していない点です。
その為、現在5G対応端末を利用している場合、日本通信SIMにすると5Gエリアでは、4GLTEで通信する事になります。
もし5G対応のドコモ端末をご利用の場合でも、4GLTEで使えるという点では心配しなくて大丈夫ですが、5Gの高速通信を必要としている方は、日本通信SIMが5Gに対応するまで乗り換えるのはやめましょう!
5G通信が必須でない場合は、5Gはまだまだエリアが狭いので、よほど魅力的なコンテンツが出てこない限りは、あと2~3年は4GLTEで支障はないでしょう。
もし、想定より早く5Gが普及した場合はどうすれば良いのか?
日本通信SIMは、契約期間の縛りも契約解除料もMNP転出手数料もありませんので、5Gに対応している別の格安SIMを検討しても良いですし、その頃には日本通信SIMも5G対応に動くと想定されるので、あまり気にしなくて良いでしょう。
ドコモユーザーの方は、5Gが使えない以外は周波数に関しては注意点は特にありません。
これで以上となりますが、以下の記事で、実際に申込んでみて、契約前に確認すべき注意点を全部書き出していますので、お時間あれば是非ご一読下さい。
Wi-Fiが必要とか、APN構成プロファイルの事とか分かりやすく書いたつもりなので、参考になると嬉しいです。
ドコモの方は以上です。
現在、auをご利用の方
現在使っている端末(スマホ)が、auで購入したものの場合、周波数が日本通信SIM(ドコモ回線)に対応している端末かどうかと確認SIMロック解除が可能な端末なのかの確認方法です。
SIMフリー端末をご利用の場合は、SIMロック解除はもちろん不要です。
周波数(バンド)の確認
なぜ、周波数の確認が必要かというと、auとドコモは、無線通信に使っている周波数の一部が異なるからです。
その為、auでは問題なく使えていても、今回日本通信SIM(ドコモ回線)で使おうとしている端末(スマホ)が、ドコモの周波数に対応しているかを確認する必要があります。
ただし、ご利用の端末がiPhoneであれば、周波数の確認は不要です。
※iPhone 6s/6s Plus以降が対象です。
iPhoneは高価なだけあって、4キャリアの周波数に対応しています。
スマホに限らずPCなどのデジタル機器は、価格とスペックは正比例しています。
廉価機種は目に見えるカメラ機能等は充実させていますが、目に見えないネットワーク性能を落としているものが殆どなので注意しましょう。
という事で、iPhoneを使っている方はこの項目は飛ばして次項に進んで大丈夫です。
次項「auスマホのSIMロック解除」についてはコチラ
以下のボタンから、auの公式ページで機種別に対応している周波数の一覧を確認する事ができます。
ただし、注意点があって、auの公式サイトを見る事で、自分の端末が、どの周波数に対応しているかは分かります。
でも、肝心なドコモの周波数に対応しているかは書いてありません、、、
その為、auの公式サイトで対応周波数をメモして、再度前述したドコモが利用している主要周波数(バンド)と照らし合わせてやっと確認できます。
auの周波数対応表を見る時は、下表の「Band(バンド)の数字」を見てください。
※SIMフリー端末でも同様です。
前述の通り、ドコモの4GLTEでは、6個のバンドを使っていますが、「1」「3」「19」の3つバンドに対応していれば、ほぼ問題なく使えます。
もちろん、全てのバンドに対応していた方が繋がりやすさは向上しますが、ドコモのスマホでも全てのバンドに対応しているのは一部のハイスペック機種だけです。
つまり、ドコモの端末でも、機種によって繋がりが良い端末と悪い端末が存在しますが、「21」「28」「42」のバンドは補助的なバンドなので、対応していなくても、皆さんが利用するエリアで影響するのはごく一部という事になります。
<ドコモ4GLTEの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 3 | 19 | 21 | 28 | 42 |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 1.7GHz帯 | 800MHz帯 | 1.5GHz帯 | 700MHz帯 | 3.5GHz帯 |
備考 | 全国で広く対応している主要周波数帯 | 東京・名古屋・大阪メインの周波数帯 | 郊外や山間部用の周波数帯(プラチナバンド) | 地方都市メインのエリア補助的周波数帯 | ごく一部の地域で運用中の周波数帯(プラチナバンド) | 「PREMIUM 4G」と呼ばれる高速通信が可能な周波数帯 |
「1」「3」「19」の主要バンドが対応していない端末だった場合は、どうしたら良い?
日本通信SIMは、ドコモ回線を使っているので、上記の主要3バンドが対応していない端末で申込みはやめた方が良いでしょう。
対応端末を準備してからの申込みをオススメします。
下表は、3Gの周波数帯ですが、ドコモは3Gサービスを、2026年3月31日に停波予定です。
その為、2022年にドコモから発売されたスマホで、3Gが使える端末は1台もありません。
下表の3Gバンドは使えないようになっています。
2021年に発売されたスマホでも、「arrows Be4 Plus F41B」と「Xperia Ace II SO41B」の2機種しか対応していません。
auは今年(2022年3月)で、3Gは停波が完了しています。
ドコモでも、3G停波に向けた対応が進んでいて、新しく出す端末は3Gが使えないようにしています。
3Gが使える端末を販売すると、4年後の3G停波がしにくくなる為です。
3Gが使える端末を販売して3G利用者が存在すると、4年後の3G停波がしにくくなる為です。
このようにドコモ端末でも3Gは使わない仕様になっているので、あまり気にしなくて良いのですが、念のため、3Gの周波数帯も記載しておきます。
<ドコモ3Gの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 6 | 19 |
正規のバンド表記 | バンドⅠ | バンドVI | バンドXIX |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 800MHz帯 | 800MHz帯 |
備考 | 主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 |
SIMロック解除
SIMロック解除は、ざっくりいうと2015年5月以降に販売された対応機種であれば、解除できるので現在利用している端末であれば、殆どのものがSIMロック解除可能と言えます。
一部、条件を満たさない場合などSIMロック解除ができない場合もありますが、auの公式サイトで詳しく説明されています。
確認方法ですが、SIMロック解除と解除可能な端末かの確認は、オンラインでできます。
以下のボタンから、「My au」にログインする事で手続きできます。
SIMロック解除の手続きは、ショップでもできますが、手数料3,300円(税込)が、かかります。
オンライン「My au」からであれば、無料になりますので、お得です!
My auのログインIDは、何もしていなければ「ご利用の携帯電話番号」です。
ご自身で変更をしている場合は、変更したログインIDを入力します。
パスワードも、ご自身で設定したものになります。
「auIDの確認」と「パスワード忘れ」は、ログイン画面の「パスワードを忘れた方はこちら」から確認と再設定ができます。
ログインすると、現在利用中の端末から過去に使っていた端末が表示され「SIMロック解除可否」が分かります。
SIMロック解除可能な場合は、対象の端末を選んで次の画面に進むと「SIMロック解除」の申し込みができます。
auユーザーの方が必要となる対応は以上ですが、以下の記事で実際に申込んでみて、契約前に確認すべき注意点を全部書き出していますので、お時間あれば是非ご一読下さい。
Wi-Fiが必要とか、APN構成プロファイルの事とか分かりやすく書いたつもりなので、参考になると嬉しいです。
auユーザーの方は、以上です。
現在、ソフトバンクをご利用の方
現在使っている端末(スマホ)が、ソフトバンクで購入したものの場合、周波数が日本通信SIM(ドコモ回線)に対応している端末かどうかとSIMロック解除が可能かどうかの確認方法です。
SIMフリー端末をご利用の場合は、SIMロック解除はもちろん不要です。
周波数(バンド)の確認
なぜ、周波数の確認が必要かというと、ソフトバンクとドコモは、無線通信に使っている周波数の一部が異なるからです。
その為、ソフトバンクでは問題なく使えていても、今回日本通信SIM(ドコモ回線)で使おうとしている端末(スマホ)が、ドコモの周波数に対応しているかを確認する必要があります。
ただし、ご利用の端末がiPhoneであれば、周波数の確認は不要です。
※iPhone 6s/6s Plus以降が対象です。
iPhoneは高価なハイエンド機種だけあって、4キャリアの周波数に対応しています。
スマホに限らずPCなどのデジタル機器は、価格とスペックはほぼ正比例しています。
廉価機種は目に見えるカメラ機能等は充実させていますが、目に見えないネットワーク性能などを落としているものが殆どなので注意しましょう。
という事で、iPhoneを使っている方はこの項目は飛ばして次項に進んで大丈夫です。
次項「SoftbankスマホのSIMロック解除」についてはコチラ
以下のボタンから、ソフトバンクの公式ページで機種別に対応している周波数の一覧を確認する事ができます。
ただし、注意点があって、ソフトバンクの公式サイトを見る事で、自分の端末が、どの周波数に対応しているかは分かります。
でも、肝心なドコモの周波数に対応しているか迄は書いてありません、、、
その為、ソフトバンクの公式サイトで対応周波数をメモして、再度前述したドコモが利用している周波数と照らし合わせると確認できます。
Softbankの周波数対応表を見る時は、下表の「Band(バンド)の数字」を見てください。
※SIMフリー端末でも同様です。
ドコモの4GLTEでは、6個のバンドを使っていますが、「1」「3」「19」の3つのバンドに対応していれば、ほぼ問題なく使えます。
もちろん、全てのバンドに対応していた方が繋がりやすさは向上しますが、ドコモのスマホでも全てのバンドに対応しているのは一部のハイスペック機種だけです。
つまり、ドコモの端末でも、機種によって繋がりが良い端末と悪い端末が存在しますが、「21」「28」「42」のバンドは補助的なバンドなので、対応していなくても、皆さんが利用するエリアで影響するのはごく一部という事になります。
<ドコモ4GLTEの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 3 | 19 | 21 | 28 | 42 |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 1.7GHz帯 | 800MHz帯 | 1.5GHz帯 | 700MHz帯 | 3.5GHz帯 |
備考 | 全国で広く対応している主要周波数帯 | 東京・名古屋・大阪メインの周波数帯 | 郊外や山間部用の周波数帯(プラチナバンド) | 地方都市メインのエリア補助的周波数帯 | ごく一部の地域で運用中の周波数帯(プラチナバンド) | 「PREMIUM 4G」と呼ばれる高速通信が可能な周波数帯 |
「1」「3」「19」の主要バンドが対応していない端末だった場合は、どうしたら良い?
下表は、3Gの周波数帯ですが、ドコモは3Gサービスを、2026年3月31日に停波予定です。
その為、2022年にドコモから発売されたスマホで、3Gが使える端末は1台もありません。
下表の3Gバンドは使えないようになっています。
2021年に発売されたスマホでも、2機種だけの対応です。
ちなみに「arrows Be4 Plus F41B」と「Xperia Ace II SO41B」の2機種です。
auは今年(2022年3月)で、3G停波が完了しています。
ソフトバンクは2024年1月で、3G停波を予定しています。
ドコモでも、3G停波に向けた対応が進んでいて、新しく出す端末は3Gを使わないようにしています。
3Gが使える端末を販売して3G利用者が存在すると、4年後の3G停波がしにくくなる為です。
このようにドコモ端末でも3Gは使わない仕様になっているので、あまり気にしなくて良いのですが、念のため、3Gの周波数帯も記載しておきます。
<ドコモ3Gの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 6 | 19 |
正規のバンド表記 | バンドⅠ | バンドVI | バンドXIX |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 800MHz帯 | 800MHz帯 |
備考 | 主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 |
SIMロック解除
前項のauの所でも書きましたが、SIMロック解除は、ざっくりいうと2015年5月以降に販売された対応機種であれば、解除できるので現在利用している端末であれば、殆どのものがSIMロック解除可能と言えます。
確認方法ですが、SIMロック解除と解除可能な端末かの確認は、オンラインでできます。
以下のボタンから、ソフトバンクの公式サイトに移動し、説明に従って操作していくと手続きできます。
一部、条件を満たさない場合などSIMロック解除ができない場合もありますが、ソフトバンクの公式サイトで詳しく説明されています。
ソフトバンクの公式サイトに行くと、契約日などから、SIMロック解除要否を説明してくれています。
SIMロック解除が必要な場合は、そのままオンライン「My SoftBank」で手続きすると、手数料3,300円が無料になります!
ショップでも受け付けていますが、3,300円がかかりますので、オンラインがお得です。
SIMロック解除可能な場合は、記載の説明に従って進めば「SIMロック解除」の申し込みができます。
ソフトバンクユーザーの方が必要となる対応は以上ですが、以下の記事で実際に申込んでみて、契約前に確認すべき注意点を全部書き出していますので、お時間あれば是非ご一読下さい。
Wi-Fiが必要とか、APN構成プロファイルの事とか分かりやすく書いたつもりなので、参考になると嬉しいです。
ソフトバンクユーザーの方は、以上です。
現在、楽天モバイルをご利用の方
現在使っている端末(スマホ)が、楽天モバイルで購入したものの場合、周波数が日本通信SIM(ドコモ回線)に対応している端末かどうかの確認方法です。
楽天モバイルはSIMロック解除は不要なので、周波数の確認だけで済みます。
「楽天モバイルブランド」のスマホは注意が必要です。
ざっくり言うと「Rakutenブランド」のスマホは日本通信SIMの利用をおススメしません。
理由は、以下です。
バンド1に対応していないスマホ(例えば一部のRakuten Mini)は利用できません。
日本通信SIM(ドコモ回線)は、「1」「3」「19」の3つが主要バンドです。
このうち1つでも対応していないと利用に支障があります。
Rakuten Miniは、製造番号「351676110682491〜351676113417929」のモデルが、バンド1に対応していません。
上記以外の製造番号であればバンド1に対応しています。
ただし、VoLTEには非対応なので、ドコモ・au・ソフトバンクの回線で、音声通話は使えません。
さらに、日本通信SIMの対応として、Rakuten Mini、Rakuten BIG、Rakuten HandなどのeSIM端末は動作保証対象外となっています。
(日本通信SIMのeSIMは、iPhoneのみが動作対象)
このため、iPhone以外のeSIM端末を使う場合は自己責任となりますが、最小プランは月額290円なので、実際に使って試してみるという手もあります。
ただし、以下の機種はVoLTE非対応なので、データ通信のみとなります。
音声通話が必要な方は、別の対応端末を準備してから申込みしましょう!
①Rakuten Miniは、バンド1に対応しているか製造番号での確認が必要。
②バンド1に対応していても、VoLTE非対応なので音声通話は使えない。データ通信だけで使うかどうか?
③その上で、eSIMでうまく動作するかは自己責任で、290円/月払って試すかどうか?
①Rakuten BIG/BIG s/Handは、バンド1には対応しています。
②でもVoLTEには非対応なので、音声通話は使えません。データ通信だけで使うかどうか?
③その上で、eSIMでうまく動作するかは自己責任で、290円/月払って試すかどうか?
①Rakuten Hand 5Gは、バンド1に対応しています。
②VoLTEに非対応の記載がないので、対応していると思われますが、謎です。
③eSIMなので、うまく動作するかは自己責任で、且つ音声通話も問題なく使えるかを、290円/月払って試すかどうか?
楽天ブランドのスマホを使う時は、十分注意が必要です。現在利用中の通信会社は解約せずに、自己責任で試してみてから、問題なければ本運用に切り替えるという手順を踏む事をおススメします。
周波数(バンド)の確認
なぜ、周波数の確認が必要かというと、楽天モバイルとドコモは、無線通信に使っている周波数の一部が異なるからです。
その為、今回日本通信SIM(ドコモ回線)で使おうとしている端末(スマホ)が、ドコモの周波数に対応しているかを確認する必要があります。
ただし、ご利用の端末がiPhoneであれば、周波数の確認は不要です。
※iPhone 6s/6s Plus以降が対象です。
iPhoneは高価なハイエンド機種だけあって、4キャリアの周波数に対応しています。
スマホに限らずPCなどのデジタル機器は、価格とスペックはほぼ正比例しています。
廉価機種は目に見えるカメラ機能等は充実させていますが、目に見えないネットワーク性能などを落としているものが殆どなので注意しましょう。
という事で、iPhoneを使っている方はこの項目は飛ばして次項に進んで大丈夫です。
次項「楽天モバイル端末のSIMロック解除」についてはコチラ
以下のボタンから、楽天モバイルの公式ページで機種別に対応している周波数を確認する事ができます。
楽天ブランドのスマホについては、前述済みなので、iPhone以外・楽天ブランドのスマホ以外のandroid端末をご利用の方は、以下のボタンからご確認ください。
楽天モバイルは、3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と違い、機種別の周波数について、説明したページがありません。
すごく分かりにくいのですが、「トップページ」→「製品」→「該当の機種」→「基本スペックを見る」の一番下に「スペック詳細をみる」の文字があります。
このリンクを開いて、更に一番下にある「周波数」の項目までいくとやっと記載があります。
もう1つ問題があって、楽天モバイルの公式サイトを見る事で、自分の端末が、どの周波数に対応しているかは分かります。
でも、肝心なドコモの周波数に対応しているか迄は書いてありません、、、
その為、楽天モバイルの公式サイトで対応周波数をメモして、再度ドコモが利用している周波数と照らし合わせると確認できます。
楽天モバイルの周波数対応表を見る時は、下表の「Band(バンド)の数字」を見てください。
※SIMフリー端末でも同様です。
ドコモの4GLTEでは、6個のバンドを使っていますが、「1」「3」「19」の3つバンドに対応していれば、ほぼ問題なく使えます。
もちろん、全てのバンドに対応していた方が繋がりやすさは向上しますが、ドコモのスマホでも全てのバンドに対応しているのは一部のハイスペック機種だけです。
つまり、ドコモの端末でも、機種によって繋がりが良い端末と悪い端末が存在しますが、「21」「28」「42」のバンドは補助的なバンドなので、対応していなくても、皆さんが利用するエリアで影響するのはごく一部という事になります。
<ドコモ4GLTEの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 3 | 19 | 21 | 28 | 42 |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 1.7GHz帯 | 800MHz帯 | 1.5GHz帯 | 700MHz帯 | 3.5GHz帯 |
備考 | 全国で広く対応している主要周波数帯 | 東京・名古屋・大阪メインの周波数帯 | 郊外や山間部用の周波数帯(プラチナバンド) | 地方都市メインのエリア補助的周波数帯 | ごく一部の地域で運用中の周波数帯(プラチナバンド) | 「PREMIUM 4G」と呼ばれる高速通信が可能な周波数帯 |
「1」「3」「19」の主要バンドが対応していない端末だった場合は、どうしたら良い?
日本通信SIMは、ドコモ回線を使っているので、上記の主要3バンドが対応していない端末で申込みはやめた方が良いでしょう。
対応端末を準備してからの申込みをオススメします。
下表は、3Gの周波数帯ですが、ドコモは3Gサービスを、2026年3月31日に停波予定です。
その為、2022年にドコモから発売されたスマホで、3Gが使える端末は1台もありません。
下表の3Gバンドは使えないようになっています。
2021年に発売されたスマホでも、「arrows Be4 Plus F41B」と「Xperia Ace II SO41B」の2機種しか対応していません。
auは今年(2022年3月)で、3G停波が完了しています。
ソフトバンクは2024年1月で、3G停波を予定しています。
楽天モバイルは、キャリアとしてサービス開始当初から3Gは提供していません。
ドコモでも、3G停波に向けた対応が進んでいて、新しく出す端末は3Gを使わないようにしています。
3Gが使える端末を販売して3G利用者が存在すると、4年後の3G停波がしにくくなる為です。
このようにドコモ端末でも3Gは使わない仕様になっているので、あまり気にしなくて良いのですが、念のため、3Gの周波数帯も記載しておきます。
<ドコモ3Gの周波数帯>
Band(バンド) | 1 | 6 | 19 |
正規のバンド表記 | バンドⅠ | バンドVI | バンドXIX |
周波数帯 | 2.0GHz帯 | 800MHz帯 | 800MHz帯 |
備考 | 主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 | FOMAプラスエリアの主要周波数帯 |
SIMロック解除
楽天モバイルはSIMロックをしていないので、解除手続きは不要です。
楽天モバイルユーザーの方が必要となる対応は以上ですが、以下の記事で実際に申込んでみて、契約前に確認すべき注意点を全部書き出していますので、お時間あれば是非ご一読下さい。
Wi-Fiが必要とか、APN構成プロファイルの事とか分かりやすく書いたつもりなので、参考になると嬉しいです。
楽天モバイルユーザーの方は、以上です。
まとめ
日本通信SIMを申し込む前に、確認しておきたいスマホの周波数について、ご説明しました。
以上が、日本通信SIMを申込む前に確認したい、スマホの周波数の説明です。
参考になると嬉しいです。
この記事は以上です。
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