【元プロ解説】「TP-link 中継器 全14機種を比較」おすすめ機種と失敗しない選び方?

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【この記事について】
Wi-Fiが届かなくて困っている皆様!
元企業ネットワーク構築の仕事に携わっていた私が皆さまのおうちの「快適なWi-Fi環境構築」「お財布にあった機種選定」のお手伝いができたら良いなという趣旨でTP-LINK中継機全14機種(注1)を比較しながら注意点も交えた情報をお伝えしていきます。

(注1)中継器単体の機種数。ルーターセットの機種は含まれていません。

〈この記事の情報鮮度について〉

この記事は特に注釈がない限り2022年3月31日時点の情報です。
特に価格は変動しますので、必ずご自身でご確認のうえ購入下さいますようお願い致します。

Tp-linkの中継機はいっぱいありますが全機種をまとめて比較できるページがないので、どの機種がどの程度のスペックの製品ラインナップになっているのか分かりにくいです。

なので、この記事ではスペック別に表にして比較しています。

この記事を読んで頂ければ皆さんが一つづつ調べてスペック比較に費やす時間と労力省けます♡

また「iPhone」をお使いの方は、その性能を活かせる機種の情報も書いてます。
目次6-1「<参考>iPhoneのWi-Fi通信規格」参照

<3年以上前のルーターをご利用の方>
あとで良いので是非ご一読を!「本物のメッシュWi-Fi」ならコレ一択!
同じTplinkの製品ですが家中自動で最適なWi-Fi接続をしてくれる「メッシュWi-Fiシステム(Decoシリーズ)」は楽チンです!
毎日の使い勝手で選ぶなら中継器と併せて「Decoシリーズ」も検討しましょう♡

何といっても一番お伝えしたいのはISPの機器構成に制約を受けない(買っても使えなかった)という事が起きない「導入も設定も楽チン」な素晴らしい製品なので比較検討して頂きたい製品です!!

↓ ルーター単体はコチラ ↓

↑ ルーターを変えるとWi-Fiが更に快適に! ↑

tplink中継器をおすすめする理由

私がtplinkをおすすめ理由は、「10年連続世界シェアNo.1」を獲得している事からも分かりますが、製品の完成度が高いです。

そして自分で実際に使って安定した通信品質を実感できている事が一番大きいです。
あと「設定がお手軽」であることもポイントが高いです(馴れれば♡)。

ちなみに私はBUFFALOも好きでWi-Fi親機はBUFFALOも使ってます。ただ中継機ではBUFFALOを使っていないので使用感をお伝えできないという理由で記事にしていません。
BUFFALOも検討したい方は別の記事も探して読んでみて下さい。

ECサイトのランキング比較

最初はECサイト(価格.com/amazon)ランキング表にまとめて比較しています。

いずれもWi-Fi中継器カテゴリーの中での順位です。
推移が分かるように4/105/226/137/98/129/2811/2312/201/292/203/31を比較しています。
10月は忙しくて更新ができませんでした・・・

スペック別に4つに分類しています。下に行くにつれて「性能が高い」製品になります。

「比較表」では色を付けた部分が注目ポイントです。
「イエロー」おススメ製品
グリーン」ランキング5位以内
ブルー」 ランキング10位以内
レッド」 4月対比で300円前後の値下がり

機種名価格.comamazonクーポン等適用後
↓エントリーモデル
TL-WA850RE31位→25位→74位→29位→42位→46位→56位→58位→22位→36位→25位4位→8位→15位→5位→17位→13位→12位→14位→11位→7位→13位1,400円前後
TL-WA855REランク外→47位→51位→29位→51位→38位→47位→27位→36位→31位→72位ランク外→39位→47位→ランク外→42位→47位→55位→59位→60位→ランク外→45位2,000円前後
↓ミドルスペック
RE205(AC750)ランク外→23位→23位→68位→22位→ランク外→8位→35位→8位→6位→72位ランク外→21位→28位→8位→35位→15位→26位→18位→18位→9位→54位3,200円前後
RE200(AC750)3位→1位→1位→1位→2位→1位→5位→1位→2位→1位→1位1位→1位→1位→1位→1位→1位→2位→2位→4位→3位→3位1,800円前後
RE230(AC750)1位→2位→5位→7位→10位→12位→19位→35位→67位→36位→52位12位→30位→26位→29位→ランク外→38位→22位→42位→76位→ランク外→45位2,500円前後
RE305(AC1200)19位→43位→27位→35位→42位→42位→79位→43位→50位→57位→61位ランク外→5位→8位→7位→6位→4位→8位→13位→7位→18位→17位3,500円前後
RE300(AC1200)ランク外→34位→ランク外→68位→61位→56位→79位→67位→78位→57位→ランク外5位→10位→7位→4位→5位→7位→3位→7位→17位→15位→14位3,000円前後
RE330(AC1200)ランク外→26位→9位→10位→7位→7位→19位→12位→20位→21位→9位20位→3位→5位→10位→4位→3位→10位→3位→1位→2位→2位2,400円前後
↓ハイスペック
RE450(AC1750)13位→16位→16位→16位→19位→23位→39位→51位→41位→66位→36位13位→14位→11位→9位→7位→10位→9位→12位→15位→12位→8位5,400円前後
RE550(AC1900)7位→14位→20位→14位→17位→21位→25位→24位→13位→14位→16位18位→20位→20位→20位→25位→18位→25位→20位→21位→28位→39位6,500円前後
RE650(AC2600)14位→17位→27位→14位→15位→16位→29位→18位→50位→25位→31位ランク外→9位→9位→11位→10位→8位→15位→17位→16位→17位→18位9,000円前後
↓最新規格スペック
RE505X (AX1500)★119位→26位→23位→22位→22位→18位→25位→25位→34位→17位→52位ランク外→18位→13位→18位→13位→16位→16位→9位→14位→8位→15位5,800円前後
RE605X (AX1800)★18位→5位→7位→6位→4位→4位→6位→4位→10位→8位→9位ランク外→13位→18位→15位→15位→17位→18位→24位→38位→35位→25位8,000円前後
RE600X (AX1800)★1NEW21.11.11~:13位→11位→18位→17位→13位NEW21.11.11~:11位→8位→10位→13位→10位7,200円前後
★1_Wi-Fi6対応

※Tips※
RE200には「RE200/R」という機種が存在します。製品のスペックは同じです。LANケーブルが同梱しているかどうかの違いです。

価格.com:人気売れ筋週間ランキング(2022/03/25 ~ 2022/03/31)
amazon:売れ筋ランキング(期間の記載なし、おそらく長期間の累計)

<総評:売れ筋のトレンド推移>

◆21年度上半期(4月~9月の推移)
「安価(お手軽)にWi-Fi範囲を広げるタイプ」か「高速化(質)を求めるタイプ」に2極化していて、「ミドルスペック」以上の機種に売れ筋は移った感があります。

◆21年度下半期(10月から2月の推移)
中継器の全体感として「Wi-Fi6」対応製品が大きく躍進!
「Wi-Fi5」のお安い機種で済ますか?最新規格にするか?という2極化の様相です。

◆トピック
21年12月頃からの半導体不足とかサプライチェーン停滞の影響か、ランキングが機種によって変な乱降下があります。
明らかに在庫のある機種で販売を回しているようです。 中継器に限りませんが、製品によっては品薄のものもあるようなので、在庫切れにはご注意ください。

<スペック別推移>

「安価タイプ」
長らく首位に君臨していた「RE200」は、価格.comでは「1位」に返り咲きですが、amazonでは「3位」のポジション。

そして「RE200」よりもう少し速度をあげたいニーズでワンランク上の「RE330」がamazonで「2位」になりました!

「高速化(質)タイプ」
Wi-Fi5製品は少しづつですがランクダウン。「Wi-Fi6」対応製品の台頭に影響を受けています。

「最新規格スペック」
Wi-Fi6対応製品が少しづつ浸透してきています。

おススメは以下6機種になります

価格重視→「RE200」「RE330」
速度重視→「RE450」「RE650」
最新規格重視→「RE600」「RE605X」 ※Wi-Fi6を使いたい方

▪️ランキング上位の機種について

<ミドルスペック機種>


↑RE200(AC750)
今現在の価格はココからcheck!
21年4月1,580円→7月1,785円→11月2,100円→1月1,880→今は?

tplink中継器の中でベストセラーで最も売れていたのは「ミドルスペック」に分類した「RE200」です。デュアルバンド対応で必要最小限の機能があり、なんと言っても価格が安いので人気があります。

価格は、2,000円前後が相場です。私は約1年半前に3,000円くらいで買いましたので2,000円でも安すぎる気がします・・・

ただ発売が少し前になりますのでスペックをもう少しあげたい方は「RE330」も2,000円台なので検討要です!

※注意点 「RE300」の後継機種が「RE330」です。見た目はほぼ同じです。ですが、スペックは「RE330」のほうが高いので間違えないようにして下さい。価格もほぼ同じなので、それならスペックの高い「RE330」がおすすめです!
※スペック比較については後述しています。


↑RE330(AC1200)
今現在の価格はココからcheck!
21年4月2,790円→7月2,390円→11月2,390円→1月2,480円→今は?

<ハイスペック機種>


↑RE450(AC1750)
今現在の価格はココからcheck!
21年4月4,780円→7月4,633円→11月4,860円→1月5,400円→今は?

更にスペックを上げたいなら「RE450/RE650」あたりが検討の価値ありです。
もし予算に余裕があって速度にこだわるのであれば、間違いなくRE650をおススメします。
「MU-MIMO」という機能で4つのアンテナを使い一度に同時に4台の機器に接続することでMU-MIMO機能がない同じ11ac対応の中継器と比較して最大4倍の高速通信ができます(理論値での比較です)。
注意点は想像よりサイズが大きい点とMU-MIMO機能はクライアント側(スマホ等)もその機能に対応している必要がある点です。

価格で決めるなら「RE450」に断然軍配があがります。
スペックをとるか?価格をとるか?悩みどころですね❤
でも、お買い物は悩んで決める過程も楽しいです!
欲しいモノがあって「どれを買おうかな?」と迷ったら誰かに話すと盛り上がりますよ。
外野は大体いい加減なことしか言わないので反発する自分がいて、そうすると自分の本当に買いたいモノが分かります❤


↑RE650(AC2600)
今現在の価格はココからcheck!
21年4月9,036円→7月8,658円→11月8,604円→1月8,700円→今は?

<最新規格スペック機種>


↑RE505 (AX1500)
今現在の価格はココからcheck!
21年4月5,932円→7月5,831円→11月5,557円→1月5,800円→今は?

そしてこれから主流になると思われるWi-Fi6に興味がある方は「RE505X/RE605X/RE600X」が対応機種となります。
Wi-Fiの速度だけみれば「RE550/RE650」に負けますが、Wi-Fi6の利用で「低遅延」「広帯域」のより安定したWi-Fi環境が期待できます。

「RE605X・RE600X」と「RE505X」の一番大きな違いは「RE605X・RE600X」がデュアルバンド(5GHz/2.4GHz)両方ともWi-Fi6対応となっています。「RE505X」はシングルバンド(5GHz)のみWi-Fi6対応です。

「RE600X」と「RE605X」の違いは「内蔵アンテナ」か「外部アンテナ」があるかです。
内蔵アンテナで見た目をスッキリしたい方は「RE600X」という選択肢ができましたのでお好みの機種を選べます。

 

今後3年の間に、スマホ等のクライアント端末が11ax(Wi-Fi6)対応になってくると思います。
※iPhoneSE(第2世代)・11・12は既に11ax(Wi-Fi6)に対応しています。

端末は最新規格でも家庭内のWi-Fi規格が古いとそのスペックは活かせません。
通信分野は技術の変化が激しいので私の個人的な意見としてはちょっと金額が上がっても、なるべく最新規格を買っておいた方が買い替えに費やす時間まで含めると逆にお得になると考えています。
特にルーターや中継器は頻繁に買い替えないので尚更です。

あと参考ですが、iPhoneのWi-Fi規格はこの記事の一番下に記載しています。
<参考>iPhoneのWi-Fi通信規格

さらに契約されているインターネットプロバイダーがIPv6に対応しているのであればネットの混雑回避ができるメリットがあります。
おうちの中のWi-Fiだけでなくインターネット側もIPv6に切り替えてトータルバランスの優れたネット環境を考えるのであれば最新規格を買うことをおススメします。
あとはお財布と相談しながらどこまでのスペックを求めるかになりますね。


↑RE605 (AX1800)
今現在の価格はココからcheck!
21年4月8,385円→7月7,200円→11月6,973円→1月8,000円→今は?

※RE600XとRE605Xの違いですが、TP-Linkの公式ページで製品の仕様を見てもほとんど違いが分かりません。

はっきり判る違いは以下2点なので、外観の好みや価格で決めて良いレベルですが、セキュリティに拘る方は「RE600X」がよいでしょう。

・筐体サイズ:RE600X「78×36×149 mm」。RE605X「74.0×46×124.8 mm」。
RE600Xが筐体の高さ2.5cmほど大きいです。
外部アンテナがない分、内蔵アンテナを収容するスペースを取ったものと思われます。
ですが、RE605Xは外部アンテナがありますので、実際の高さは約1.7倍くらい大きくなります。
奥行はRE600Xの方が1cmほど薄くなっており、これは「でっぱり」に引っかかるリスクを低減する配慮と想定されます。
・セキュリティ:RE600Xは「WPA3」に対応しています。
RE605Xに 「WPA2」までの対応です。

↑RE600 (AX1800)
今現在の価格はココからcheck!
21年11月7,190円→1月7,190円→今は?

 

<補足>
価格.comは直近の週間ランキングなので、今の売れ筋がわかります。
amazonはおそらく集計期間が長いので、順位が高いものはベストセラーと思って良いですが、新製品はどうしてもランクが低くなってしまいます。両方見比べたほうが製品を正しく評価できます。

<参考>機種名の( )内は、アルファベットが最速のWi-Fi規格です。数字は2.4GHzと5GHzで最速の速度の合算値なので、数字が大きい方が理論値上は通信速度のスペックが高いという事になります。

ハードウェア機能の比較

価格が安くて且つ皆さんが求めるスペックを満たしている機種があれば、もう即買いなんでしょうけど、スペックがあがると価格も上がっていきますので、予算がどこまで許すか、スペックをどこまで求めるかのバランスで機種選定する事になります。

機種名 Wi-Fi規格 寸法(高さ x 幅 x 奥行) 消費電力 有線LANポート
    ↓エントリースペック    
TL-WA850RE 11n/g/b 110.0 x 75.2 x 65.8 mm 約 3W 100M
TL-WA855RE 11n/g/b 80 x 77.8 x 77.3mm 3.6W 100M
    ↓ミドルスペック    
RE200
(AC750)
11ac/n/g/b 110.0 x 75.2 x 65.8 mm 約 6.5W 100M
RE205
(AC750)
11ac/n/g/b 110.0 x 75.2 x 65.8 mm 約 6.5W 100M
RE230
(AC750)
11ac/n/a/g/b 124 x 69 x 52 mm 記載なし 100M
RE305
(AC1200)
11ac/n/a/g/b 80 x 78 x 77 mm 7.3W
(最大)
100M
RE300
(AC1200)
11ac/n/a/g/b 124 x 69 x 52 mm 7.3W
(最大)
なし
RE330
(AC1200)
11ac/n/a/g/b 124.1×69.5×35.0 mm 9.5W 100M
    ↓ハイスペック    
RE450
(AC1750)
11ac/n/a/g/b 163 x 76.4 x 66.5 mm 9W
(最大)
ギガビット
RE550
(AC1900)
11ac/n/g/b 163 x 76.4 x 66.5 mm 10W
(最大)
ギガビット
RE650
(AC2600)
11ac/n/a/g/b 163 x 86 x 40 mm 12W
(最大)
ギガビット
    ↓最新規格スペック    
RE505 (AX1500) 5GHz 11ax/ac/n/a  2.4GHz 11n/g/b 124.8 x 74.0 x 46 mm 10W ギガビット
RE605 (AX1800) 5GHz 11ax/ac/n/a  2.4GHz 11ax/n/g/b 124.8 x 74.0 x 46 mm 10W ギガビット
RE600 (AX1800) 5GHz 11ax/ac/n/a  2.4GHz 11ax/n/g/b 149.0 x 78.0 × 36 mm 約10W ギガビット


<4つの分類の概要>

▪️エントリースペック
価格重視、速度は気にしない方向け
TL-WA850REのみ「Wi-Fi規格が11n以下」で且つ「シングルバンド」です。価格重視、単にWi-Fiの範囲を広げられれば良い、速度は気にしないという方向け。

▪️ミドルスペック
価格重視だけど、最低限のスペックも欲しい方向け
なんと言っても手ごろなお値段大きすぎないサイズ、そしてデュアルバンド対応といった必要最低限(注2)のスペックを兼ね備えています。RE200がベストセラーになるのは納得がいきます。

▪️ハイスペック
通信速度重視の方向けです。
特にRE650は、
MU-MIMO(同時に複数の機器へデータ送信し、4 倍の高速性能を発揮)とビームフォーミング(指定された Wi-Fi 信号を個別の機器へ送信し接続を強化する)に対応しています。
1Gbps以上の光インターネットを契約されている方や間取りの広いお宅(4LDK以上)にお住まいの方は検討要です。
難を言えば、サイズがまぁまぁ大きい!

▪️最新規格スペック
Wi-Fiの最新規格「Wi-Fi6」が使いたい方向けです。
RE505X/RE605X/RE600XはWi-Fi6(11ax)に対応しています。しかもRE605XとRE600Xは2.4GHz、5GHzの両バンドとも対応。
Wi-Fi6は「低遅延」「広帯域」で利用できるため、従来のWi-Fi5(11ac)と比較しても、より安定したWi-Fi環境構築が期待できます。

もうあと何年かするとお手元のデバイス(ルーター・スマホ・PC・プリンター等)もWi-Fi6(11ax)が標準になると思いますので、2~3年先まで見据えると欲しいスペックではあります。

以下の記事で、あなたのスマホが「Wi-Fi6」に対応しているかチェックできます!

全体の中で気をつけたい点として、「有線接続(ブリッジモード・アクセスポイントともいいます)」で使う予定がある方は、RE300だけは有線LANポートがありませんのでご注意ください。設計する時に付け忘れちゃったんですかね、、、

(注2)
必要最低限のスペックについて以下に記載します。
求めるスペックは人によって違うと思いますが、私は以下を判断材料にしています。

①通信速度

→速いに越した事はないです。でも実際問題、私の家のネットはJCOMさんの320Mコースで実測最高でも70Mbpsくらいなので、Tplink中継器のどの機種でも速度要件は満たしています。

TL-WA850REが一番遅くて300Mbpsです。ひとつ上のRE200は5G帯で433Mbps、2.4G帯で300Mbpsですが私にとっての速度スペックは十分です。

NURO光やauひかり、フレッツ光等の光回線で1Gbps以上を引いている方は予算が許すならば、もうワンランク上の機種を選んだ方がより快適です。

デュアルバンド対応

→「2.4GHz帯と5GHz帯に対応している」&「自動経路選択機能」

自動経路選択機能は中継機単体の機能としてデュアルバンドの状態をみて最善の経路を自動で選定してくれる機能です。その時々で最適な通信状態は変わりますのでデュアルバンド対応を選んでおくに越した事はないです。

(注)自動経路選択は「Wi-Fi(親機)ルーター」と「中継器」間の通信のことです。「中継器」と「スマホ等」のクライアント端末間には働きませんのでご注意ください。

ただし自動経路選択機能は、ローミングまではしてくれません。2階から1階に移動しても2階の弱いWi-Fi電波を掴んだままネットが遅いとイライラする場合があります。この場合は手動で1階のWi-Fiにつなぎ変える必要があります。

また2階にあがるのにいちいちつなぎ変えるとか面倒という方は③のOneMesh対応のルーターとセットで購入すると自動で切り替える事ができます。

OneMesh対応

→OneMesh機能はルーターと中継機が連携して自動で通信状態のよい最適なWi-Fi電波を選んでくれます。

またルーターと中継器を1つの接続先(SSID)にまとめますので②で前述したWi-Fiの接続先を考えることなく且つ自動でローミングしてくれますので場所を移動してもWi-Fiが途切れる事なく使えます。

例えばルーター近くの1階リビングでテレワークをしていてオンライン会議が始まったタイミングで2階の書斎に移動するとします。

OneMeshを使っていない場合、2階に上がっても中継器に自動で切り替わらないので1階ルーターの弱い電波を掴んだままとなり会議がうまく繋がらなくなったりします。手動で中継器に切り替えている間、大事な会議が途切れてしまいます。

OneMeshの機能を使うと自動でローミングして2階の中継器のWi-Fi電波に繋ぎ変えてくれますので、途切れる事無く使えてとても便利です。

手動で切り替えるのは面倒とか良く分からないという方はOneMesh対応の中継器をおススメします。ただし、ルーターもTplinkのOneMesh対応にしないと使えませんので、この点だけはご注意ください。

ちなみに我が家のルーターはJCOMさんの機器を使っているのでOneMesh機能は使えていませんが、今後の拡張性を考えてOneMesh機能はあった方が良いと思います。

本当に必要が生じたらルーター変えるだけでメッシュWi-Fi環境が手に入りますので。

メッシュWi-Fiに興味のある方は以下の記事も参考になります。

 

 

販売価格と通信速度の比較

機種名 Wi-Fi規格 通信速度 価格(最安)
    ↓スモールスペック  
TL-WA850RE 11n/g/b 300Mbps(2.4Ghz) 1,550円
    ↓ミドルスペック  
RE200
(AC750)
11ac/n/g/b 433Mbps(5GHz) + 300Mbps(2.4Ghz) 2,100円
RE230
(AC750)
11ac/n/a/g/b 433Mbps(5GHz) + 300Mbps(2.4Ghz) 2,591円
RE305
(AC1200)
11ac/n/a/g/b 867Mbps(5GHz) + 300Mbps(2.4Ghz) 3,390円
RE300
(AC1200)
11ac/n/a/g/b 867Mbps(5GHz) + 300Mbps(2.4Ghz) 2,480円
RE330
(AC1200)
11ac/n/a/g/b 867Mbps(5GHz) + 300Mbps(2.4Ghz) 2,790円
    ↓ハイスペック  
RE450
(AC1750)
11ac/n/a/g/b 1300Mbps(5GHz) + 450Mbps(2.4GHz) 4,780円
RE550
(AC1900)
11ac/n/g/b 1300Mbps(5GHz) + 600Mbps(2.4GHz) 5,692円
RE650
(AC2600)
11ac/n/a/g/b 1733Mbps(5GHz) + 800Mbps(2.4Ghz) 9,036円
    ↓最新規格スペック  
RE505 (AX1500) 5GHz 11ax/ac/n/a   
2.4GHz 11n/g/b
1200Mbps(5GHz) + 300Mbps(2.4Ghz) 5,932円
RE605 (AX1800) 5GHz 11ax/ac/n/a   
2.4GHz 11ax/n/g/b
1201Mbps(5GHz) + 574Mbps(2.4Ghz) 8,385円
RE600 (AX1800) 5GHz 11ax/ac/n/a   
2.4GHz 11ax/n/g/b
1201Mbps(5GHz) + 574Mbps(2.4Ghz) -円

※上表の価格(最安)は価格.com、楽天、amazonの3サイトのうち最も安い価格(税込み)を記載しています。(2021年4月10日時点)

色をつけた機種は4月対比で価格が落ちてお買い得になっています♡
売れ筋ランキングも上がってる機種なので、みんな良く調べて買ってるなーと感心します!

各種機能の比較

機種名 OneMesh MU-MIMO WPS
    ↓エントリースペック  
TL-WA850RE
    ↓ミドルスペック  
RE200(AC750)
RE230(AC750)
RE305(AC1200)
RE300(AC1200)
RE330(AC1200)
    ↓ハイスペック  
RE450(AC1750)
RE550(AC1900)
RE650(AC2600) (*1)
    ↓最新規格スペック  
RE505X (AX1500)
RE605X (AX1800)
RE600X (AX1800)

(*1)RE650のOneMeshは「ハードウェアバージョンV2」のものが対象です。「ハードウェアバージョンV2」のものは「未対応」の為、ご注意ください。
購入するサイトでハードウェアバージョンが確認できない場合は、販売店に事前に確認する事をおススメします。

※公式HPに記載がない場合に「ー」をつけてますが、記載がないだけで実際には対応している可能性もあります。RE505とRE605はWPSあるような気もしますが・・・(他の機種は全てついてるので)

価格と性能からおススメの機種を選ぼう!

値段を気にしなくて良いのなら、最新・最高スペックの機種を選べば良いので悩む必要はないですが、一般庶民には「価格」は大事な要素です!

なので、「価格」+「必要な機能」のバランスで機種を選びましょう!

【1】とにかく価格重視→「TL-WA850RE」

速度は300Mあれば良い、Wi-Fiの通信距離が延ばせれば良い、デュアルバンドは要らないのであれば、これでOKです。

1,800円(税込)前後は最安値です!amzonを見ると2,000円以下ですが配送料無料でした。配送料有無は購入タイミングで変わりますので必ずご確認下さい。(2021年7月9日時点)

なのですが、「RE200」も「2,100円」前後で購入可能です。(2021年11月23日時点)こうなると、もう「TL-WA850RE」ではなく「RE200」を絶対おすすめします!

※「TL-WA850RE」と「RE200」の大きな違いはシングルバンド(2.4GHz)のみかデュアルバンド(5GHz/2.4GHz)が使えるかです。

Wi-Fi電波がよく届く場所ではあきらかに5GHzが速いです。目的はWi-Fiが届かない場所に中継器で延長する方が殆どだと思いますので、その場所だけで使うなら「TL-WA850RE」で良いと思います。

ただ、意外と当初の目的外の場所でもWi-Fiを使う事に気づいたりします。その場所で5GHzが使えると速度的には快適なのでデュアルバンドをおススメしてます。

【2】安さは大事!でも必要最小限の機能は欲しい方→「RE200」

 

「RE200」のベストセラーのゆえんは1Gbpsの光回線を引いているお宅でも実際の回線速度は300Mbps~400Mbpsくらいである事が多いので最低限の速度スペックを満たしている且つ安価という事に尽きます。

また通信距離が3LDK~4LDK(注3)くらいまでならなんとかいけます。2,000円(税込)前後が目安となる価格です。送料は購入タイミングで変わります。現在amazonでは送料無料になってました(2021年7月9日時点)。

(注3)通信距離の間取りは目安です。「Wi-Fi親機⇔中継器⇔端末」の間に遮蔽物(鉄筋コンクリートの壁等)が多い場合や中継器の最適な設置場所にコンセントがない場合等はスペック通りの性能がでない場合もあります。鉄筋コンクリート作りでWi-Fi親機が家のはじっこにあり、つなぐお部屋まで遠い場合など気になる時は少しスペックをあげた方が無難かもしれません。

 

あとRE200は発売が少し前です(注4)。もう少しスペックを上げたい方は後継の「RE230」も良いと思いますが「RE230」にするのであれば、ほぼ変わらない2,400円前後(税込)で「RE330」が買えますので今は断然「RE330」をおススメします。

速度に加えて「MU-MIMO」という機能がついている点が良くなっています(2021年8月12日時点)。

<MU-MIMOについて>
端末側(スマホ等)も対応している必要がありますが、アンテナごとに異なる信号で複数の端末と同時通信が可能な技術で速度低下を防ぐ(=高速通信)が可能になります。

(注4)端末スペックは変わりませんがハードウェアバージョンはアップしており現在はV5が最新です。(2021年4月時点)ファームウェアも最新のものにする事でまだまだ使えます!

【3】通信速度重視!→「RE650」

 

価格は一番高くなりますが「通信速度重視、スペック重視」であれば、間違いなく「RE650」をおススメします。あとは予算との相談で「RE550」→「RE450」となりますが、この3機種はまぁまぁサイズが大きいです(注5)。

サイズが気になる方は「RE505」が価格的に同じくらいの範囲になりますのでWi-Fi6対応という事もあり検討の価値はあると思います。

(注5)サイズが大きいだけでなく、設計ミスかコンセントを2つとも塞いでしまいます。困る方は延長コンセント等の準備もおススメします♡

【4】最新規格なら!→「RE605X」か「RE600X」

Wi-Fi速度だけ比較すると「RE650」に負けていますが、「Wi-Fi6」は「低遅延」と「電波到達距離」が伸び、「複数同時接続」にも強いという利点があります。

今後クライアント(スマホ等)側も「Wi-Fi6」が主流になることを考えると私個人的には「RE650」よりも「RE605」か「RE600」をおススメします。

「RE650」よりお安いですし「RE650」はなんといってもちょっとサイズが大きい・・・コンセントの邪魔するし自分の重量で外れそうな不安定感があります・・・

ちなみにスマホのWiFi6対応状況ですが、iPhoneを例にとるとSE(第二世代)、11、12は既に「Wi-Fi6」に対応しています。
(詳細はこのページの最後に記載しています)
<参考>iPhoneのWi-Fi通信規格

androidもハイスペック機種であれば対応しています。例えばGalaxyも対応が早く19年6月に発売されたS10はAndroid 10バージョンアップでWiFi6対応します。

あと最近であればシャープのAQUOS R5GもWiFi6に対応しています。

スマホのWi-Fi6対応は以下の記事でご紹介しています。
あなたのスマホがWi-Fi6に対応しているかチェック!

まとめ

個人的には予算に余裕があるのであれば、電子機器は最新のものを使った方が良いと思っています。
なぜかというと通信系の規格・仕様は随時進化しているので古いものを買うと今現在は良いのですが、2~3年くらいするとかなり陳腐化して最悪の場合は使用に支障をきたす場合があるからです。

今使っているスマホが最新のWi-Fi規格11axに対応していない場合、RE505・RE605を買っても使えないのでオーバースペックという事になります。
ただスマホは機種変更しますので安価な機種を買ったとしても、その時その時に応じた通信規格にはついていけます。

一方、ルーターやWi-Fi機器は機種変更といった概念はありませんので、調子でも悪くならなければなかなか買い替えません。

なので、ある程度価格は高くなりますが多少スペックが高いものを買った方がストレスなく使えて良いです。

でも安く使いたいという方も大勢いますので(私の事です)、安価なもので買い換えていくという方法もありです。

注意点としては、買い換える都度ネットワーク設定が発生しますので、電子機器やネットワーク設定等が苦手な方にはお勧めしません。

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<参考>iPhoneのWi-Fi通信規格

iPhoneでWi-Fi 6に対応しているのはiPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max、iPhone SE2、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 mini です。
 
iPhone以外のAppleデバイスでは、iPad Pro(第4世代)がWi-Fi 6対応です。

iPhone11、iPhone12のax対応はデュアルバンドでの対応です。
最速で1200Mbps(5GHz)と195Mbps(2.4GHz)なのでRE605のスペックを活かす事ができます(注6)。

(注6)あくまで家庭内LANの中の話しです。我が家のようにインターネット回線が320Mbpsで実測の最速が70Mbpsであれば、そのスペックをいかしきれない(涙)。WiFi6のスペックをいかして高速ネットライフを満喫するにはインターネット回線も高速な光回線にかえましょう。(そしてもしこれから切り替えるなら「IPv6プラス」に対応しているプロバイダーを是非選んでくださいネ。ネット混雑時の速度低下を抑える事ができます)

iPhone SE2はデュアルバンドの情報を見つけられなかったのですが、基本の仕様はiPhone11シリーズと同じなので対応している可能性が高いです(すみません、断言はできません)。

androidスマホのWi-Fi6対応は以下の記事でご紹介しています。

<参考>Wi-Fi 6はWi-Fiの最新規格で、正式名称は「IEEE802.11ax」です。従来のWi-Fi 5(IEEE802.11ac)に比べて、通信速度が高速化されています。また、複数デバイスの同時多接続時の安定性が向上しているのと、接続するデバイス(スマホ等)の通信にかかる負担を軽減したり消費電力を抑える等の機能があります。

さて、上記以外にも本当はもっと色々な機能の違いがあるのですが、あまり細かく書くと逆に混乱しそうなので一旦最低限の比較として掲載します。機種選定の参考になれば嬉しいです。

以上です。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
ここまで読んでやっぱり自分自身で比較したい方は以下のTP-LINK直営店ページをご覧ください。

◆↓ TP-linkダイレクト中継器(公式サイト)のページ ↓

◆↓これは何の脈絡もないですが、最近の中古パソコンは安くて、スペックもそこそこになって選択肢に入ってきたなぁ~というお話し?

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今度は本当に以上です!

コメント

  1. t より:

    大変参考になります。

    RE650にOnemesh対応とありますが、非対応のようです。

    • Fuew|ふう Fuew|ふう より:

      tさん
      コメントありがとうございます。
      RE650のOnemesh対応ですが、確認した所、「ハードウェアバージョンV2」のものが対応していて、「ハードウェアバージョンV1」の場合は、ご指摘の通りOnemesh未対応でした。
      大変申し訳ございません。
      記事に注釈を入れる対応を行います。
      ご指摘ありがとうございました!

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